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終わりと始まりの狭間

作者: 東京 澪音

桜が咲き誇る春の小道を、貰ったばかりの卒業証書を手に黙々と歩き出していた。

今日、僕は3年間の高校生活を終えた。


時にはこの三年間が長く感じた時もあった。でも今この瞬間立ち止まって少しだけ思い返してみると、なんだかとても短い高校生活だった気もする。


仲の良い友達は、大学や短大、はたまた専門学校へ進学するとの事で東京や名古屋と言った都会へ出てゆく。

勿論地元に残る人間もいる。


僕らは今日、それぞれの道に歩き出す。


過ぎ去りし時・別れゆく友。愛しき人、そしてこの一瞬の煌めきと輝き。


いつまでも穢れなき心のままじゃいられない。だから僕は一歩足を踏み込むんだ。

清濁併せ呑めるほどに人間出来ちゃいないけど、それが大人になる為の第一歩と言うのなら、喜んで穢れた世界に足を踏み込もうではないか。


もしかしたらこの広い空の下、どこかで同じ気持ちの人がいるかもしれない。


でも悲観する事は何一つない。


何故なら、ここからが始まりだから。


まだ見ぬ友へ。


これからだぜ。


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