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胃腸が悪い!

プンスコ!<(`^´)>


 私の怒りを、ぜひ聞いてほしいの!

 読んでほしいの!


 私、ボランティアで山岳クラブの副隊長をやっているの。

 これは小学生が対象の地域のクラブで、月に2回ほど、近所の山に登るクラブなの。


 この前の日曜日、その山岳クラブがあったのだけれど、私はずっと胃が痛かった。



 そう、胃腸が悪かったの。


 なぜだか全然前に進まないし、ことあるごとに立ち止まっていたの。


 子供たちは指示が出ないのをいいことに、そこら中を走り回っていて……。


 私が注意しても、あまり声が通らなくって、全く聞いていない。

 サブリーダー失格かなぁ……。

 でも、胃腸がもうちょっとちゃんと動けば……。


 子供たちは、道のない坂を登ってみたり、川の方へ近づいたり。


『たつけて!』


 危ないったらありゃしない!


 胃腸のせいにするのは良くないけど、でも原因としては大きいと思う。

 今までそんなことなかったのに、急にこれなんだもの、胃腸は!

 私がもうちょっとちゃんとしてればなぁ。

 前日から行動を考えておくべきだったのかも……。


 胃痛いこと言えないまま、結局ピークまで来ちゃったんだよね……。


 もう無理! ってなって、胃腸に言っちゃったよ。

「なんで今日はこんなに調子悪いの!?」

「いい加減にして、ちゃんと動いてよぉ!」


『たつけて~!』


 子供たちは、私が急に怒るから、ちょっとびっくりしてたみたい……笑


 そしたら、胃腸が、

「ああ、ごめんね。なんだか、今日は気分が良くてさ……」

って!



 ほんと、迷惑しちゃうわよね!

 何が「気分が良い」かしら!?

 こっちがどれだけストレスになってたか!


 これだから、胃腸の気まぐれには困るのよ!







『おい、何度言ったらわかるんだよ。たつけてって言ってるだろ。"た"が抜けてるんだよ』


『あら、ほんと! 私、"いちょう"の前に"た"を付け忘れてるじゃない! しかも、変換間違えて、"胃腸"になってるわ!』


『わかったらいいんだよ。早く"胃腸"の部分を"隊長"に直せよ。』


『ごめんなさいね、せっかく読んで下さってるのに。指摘してくださってありがとう。ところであなた、だあれ?』


『てめーの"胃"だよ!! 誤字脱字が多いとイライラして俺にストレスがたまるだろ!!』


『ごめんなさい。でも、そんなに怒らなくたって……』


『てめーがイライラしやすいから、てめーの"胃"がすぐ荒れるんだろーが! 俺の胃が痛くなったらどうしてくれる!!』




 おわり。

ピーク→山頂

のつもり。


体調が悪いっていうだけの話でした~。



『おい!字間違えてんぞ!!』


あ、隊長でしたwありがとうございます。

あれ?あなたはいったい(ry

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白かったです たつけてが最後までわからなかったです(笑)
[良い点] 途中までちゃんと胃腸でも話が成り立つように隠していてすごいと思います。 [気になる点] 最後の てめーがイライラしやすいんたがら、てめーの"胃"がすぐ荒れるんだろーが! の部分ですが たが…
[一言] 読ませていただきました。 主人公は胃腸の調子が悪いんだなと思いながら読んでいたので驚きました。 良い話でした。
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