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正座する君に恋をした?

作者:しろろ

学園一の才女にして、誰もが憧れる存在——麗奈。
凛とした立ち姿、完璧な言葉遣い、告白を受けても乱れることなく「勉強を優先したい」と微笑みながら断る姿。
その名は、まさに“高嶺の花”

……だったはず。

そんな麗奈が、なぜか駅ナカのコンビニに通い詰めている。
理由はただひとつ。
そこで働くアルバイト店員——熊田。

ぽっちゃり体型で、なぜか床に正座して品出しをする男。
動作はおっとり、言葉もゆったり、そして少し鈍くさい。
ペットボトルを落とせば「あ、落としちゃった」と照れ笑い。
そんな当たり前すぎる仕草に、麗奈の心臓は毎回ドクンと跳ねる。

「ふ、ふへぇ……♡」

完璧なお嬢様が、たった一人の“正座男子”の前でだけ崩れていく。
気づけばシフトをすべて暗記し、観察ノートに細かく記録。
「膝は痛くない?」「怪我しないでね」——心の中で勝手に案じながら、枕を抱いて転げ回る毎日。

これは恋? それともただの勘違い?
本人すら答えを持たないまま、麗奈の日常はにやけと胸キュンに占領されていく。

学園では誰もが羨む完璧なお嬢様。
けれど自室でひとりになると、ぷにぷに妄想に悶えるただの女の子。

——『正座する君に恋をした?』

勉強一筋だった少女が、無防備な正座男子に心をかき乱される。
恋と観察のあいだで揺れ動く、“勘違いから始まるラブコメディ”
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