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純潔の堕天使  作者: 海月-トルテ-
-純潔-
22/27

天使に届く者

読書の皆様にこの作品を楽しんでもらえますように...。

都市中に轟音が響き、都市の至る所が次々に崩壊する。すでにこの都市の集団の団員は、レークス以外は全員殺されており、現在は一対一の本気の殺し合いだ。

「中々やるねレークス!今の人間の中では最強なんじゃないかい?」

「無駄話はいい!大人しく死んでもらおうか!」

<アルバス・ギャザリング>のボスであるレークスは、人類最強と謳われる存在。知能、戦闘能力、カリスマ性、どれをとっても人類の中で一番で、誰も彼に勝てたことはない。無敗の正義「フォート」の異名を持つ彼は、まさに人類の砦だ。彼の一撃は、堕天使にも届く。

「っ!」

「どうした堕天使。僕を喰らうのだろう?」

「ちっ、調子に乗るなよ人間が風情がぁ!」

レークスとリリーの戦闘は更に激しくなっていき、都市中を...都市の外をも巻き込む。これはレークスの攻撃による被害ではなく、全てリリーの攻撃による被害。レークスの攻撃は全て、リリーにしか命中していない。

「なんで...!なんで、こんなにも...!!」

「分からないか?僕は、あの時から今までずっと、お前を殺す為だけに強くなったんだ。」

その瞬間、レークスの刃がリリーの心臓に突き刺さる。レークスはそれでも攻撃をやめず、そのままリリーの翼と両腕を切り落とした。

「あっ、あぁ...!」

「終わりだ、堕天使。」

レークスは、地に座り込むリリーに剣を突き立てる。その正義に満ちた冷たい目を向けて。

「己が犯した悪行を地獄で悔やみ、そして苦しみ続けろ。貴様の罪は、それでも償えきれないものなのだから。」

レークスが剣を振り降ろす。だが、その剣が届くことはなく、レークスは膝を着いた。レークスの足首が切られた。レークスの背後には、ローブを被った四つの黒い翼を持つ男が立っており、レークスはその男に気を取られた。その時点で、すでに手遅れだった。

「いただきま〜す!」

「っ!まっ...!」

レークスの首が引きちぎられ、大量の血が流れ出す。その血を堕天使はそれは美味しそうに飲む。そして、彼の頭に齧り付く。

「う〜ん!美味しい!」

「我らが天使よ、私の命を捧げます。どうか糧に。」

「いいよいいよ、君は本当にいい活躍をしてくれた。まだ私の目標は達成されていない。だからさ、最後まで君には頑張ってもらいたいんだ!」

「承知いたしました。全ては、貴女様の為に。」

「うん!じゃあ君は戻っててね〜、時が来たらまたよろしく頼むよ。」

堕天使は普段の状態に戻り、歩き出す。彼女は、邪魔な物を排除しに動く。

「ごめんね、リリアーナちゃん。あなたは、私の<ハッピーエンド>に邪魔なんだ〜!」

今回のお話、楽しんでいただけたでしょうか?ぜひ、応援よろしくお願いいたします!

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