いつもの旅路
読書の皆様にこの作品を楽しんでもらえますように...。
「ネイビー、もう身体は大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。あんがとなフィシル。」
「フィシル〜、パパはまだ痛いよ〜。」
「甘えんなよボス。」
戦いが終わって、今僕は家族団欒に巻き込まれている。他の集団と違って、この集団はかなり仲がいいみたいだ。
「じゃあ、僕はもう行く。」
「あっ、じゃあ私も...。」
「いや、フィシルは来なくていい。」
アルバの言葉に反応して、レイジーがアルバを睨みつける。それでも、アルバは口を開いた。
「勘違いするなよ、これは拒絶とかじゃない。今のお前らを見て分かったよ。やっぱり家族は一緒にいた方がいい。僕も一人の方が何も気にせずにいれて楽だし、フィシルももっと集団の奴らと居たいはずだ。」
「それは、そうだけど...。」
「じゃあ、僕は行く。レイジー、僕を殺したければ殺せ。まあ、死ぬ気はないけどな。」
アルバは歩き出し、都市の外へと向かう。次の目的地は、<アルバス・ギャザリング>の都市。法律都市<ライト>だ。<アンヘル>の奴らがリリーを攫うような真似をするとは思えないし、もしリリーが<アンヘル>に自ら行ったのなら、それはアルバをリリーが拒絶した事になる。ならば、今行くべき場所はアルバ達を敵対視している<アルバス・ギャザリング>の元だ。
「アルバ君!」
「...っ!お前、なんで着いて来た。」
「いや〜、やっぱり私ってアルバ君の事大好きなんだよね〜!レイジー達にはいつでも会いに行けるけど、アルバ君はどこに行っちゃうか分かんないでしょ?」
やはり着いて来たフィシルに少し嫌悪感を抱きながらも、アルバは安心感を覚えていた。これはずっとフィシルと一緒に行動していたからであって、特別な気持ちはない。それでも、やっぱり着いて来させるのは...。
「それに、ゴミ同士だから問題ないでしょ?」
「...はっ、そうだな。」
アルバはフィシルと共に歩き出し、<ライト>に向かう。残る都市はあと二つ。この旅は、今日の朝を含めて、残り三日足らずで終わりを迎える。
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