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メスオーガの進化先は美少女でした。  作者: しゆ
第一章 チビッ娘メスオーガ?!
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森のなか~♪

羽織ものに出来そうな、大きめの獲物かぁ。出来ればカッコいいとか可愛い模様の奴。


カッコいいと言えば、さっきのナツコさんのストライプもかっこよかったなあ。

でもでも、あれは愛でるものだ。剥ぎ取るものではない。ってか、ナツコさん怒らせるのなんか怖そう。



アタシはそのまま歩きだす。


ここはどうやら高原のようだ。草むらと小川、所々に樹木。風が涼しくて結構近いところにより高い山が見える。


果物なんて、そうそう成ってる木はないし。野イチゴとか有れば良いけど、周りには見つからない。


獲物と食べ物探しには森かなぁ?

アタシは高原が終わる外縁部に足を向けた。


暫く進むと、高原から森林へ。


とりあえず今は急ぐ目的もないし、小川沿いに森へ入ってみた。何か食べられる物と、毛皮になる獲物と、寝るとこ探し。




一角ウサギの大槍は急造だけど中々使い勝手が良い。


大蛇、大蜘蛛、大バッタが向かってきたけど瞬殺出来た。


とりあえず影空間には仕舞ってるけど、コレジャナイ感。


ふと、空気が変わる。殺気だ。


右手を見ると、木々の向こうに大きな影が見えた。暗い影の巨体。目が赤く光ってる。


熊だ!しかも灰色熊!


灰色熊は、どっかの家政婦みたいに、木の影から顔を傾けてこっちを睨んでいる。目が赤い残光を描きーーこっちみんな!


大体にして、身体隠れてないし、赤目も残光で隠せてないし!



熊は四つん這いになると、ウガァーと吠えながら襲ってきた!


赤目の残光が尾を引く。エグザムかな、ナルガかな。ってこれ、なんだっけ?


どうしよう。正面から迎え撃つ?それとも、かわす?


アタシの身体小さいからなあ。でも、力は簡単に負けないはず。よっしゃ、いっちょ正面から!



槍を構えて熊の眉間に鋭く突きだす!


熊は右手を振って槍を払おうとするが遅い!アタシの刺突は速いしこれだけじゃないっ!



鬼槍烈破《やりらふぁ~》!



左右の目を瞬時に突きいれるけど本命は視界を穂先で奪った後の喉元への一撃!


先の先を突き詰めた技だ。野生動物とタイマンでは負けない。ってか、これ以上速い敵にはカウンター技とか回避からの攻撃が必要になっちゃう。とりま、色々方法はあるんだけどね。


灰色熊は三発とも食らって絶命した。アタシって、ツヨイっ!いぇいいぇいっ!



早速、錬金術で解体。牙、爪、熊の手、熊の胃、毛皮、お肉、内臓スプラッタ。


熊の手は……煮込むのか!

熊の胃は……薬の原料になるのね。


生活魔法で内臓は穴埋めして、手洗いした後は、影空間収納で整理。


そして、いよいよ毛皮には錬金術!


イメージしたのはフード付きの熊ポンチョ。



やった!灰色のベアーポンチョ完成!


着てみると、あったかぁ~い!


ハイ・オーガの身体は頑丈だけどやっぱり素肌よりは一枚羽織るだけで違うね。


これで、今日のとこは、寝床を探すだけだなあ。



よろしければ拙作もご覧下さい。


【総合17万PV突破】


異世界冒険戦記 ルイン・ブリンガーズ

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武器無しソードマスター ~ルイン・ブリンガーズ前日譚~https://ncode.syosetu.com/n0988db/


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