ランテルム到着
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アタシ達が野盗に襲われた事の経緯を伝えると、広めの別室に案内された。
影空間収納にしまっていた死体や野盗リーダー、アジトから回収した財宝類をその場に出す。
トレディンさんの財産の判定には水晶を使った判定で一つ一つ行うため、時間が掛かる。
アタシとスーリヤは冒険者ギルドで連絡がつくため、先に解放された。報酬が出る場合は連絡が来るそうだし、トレディンさんからの連絡も同様だ。
そんな訳で、アタシとスーリヤは連絡がつきやすいよう、同じ宿に泊まることにして、ついでにしばらく一緒に行動することにした。
スーリヤ曰く、アタシと一緒だと美味しいものが食べられるし、空間収納持ちだから便利だと。そりゃあ、そうだよね。
まあ、アタシもこのエルフに草以外の美味しいものを教え込むとしようかな。
公都ランテルムに入ると、白壁にベージュや砂色と言った淡い白系統で、屋根瓦が赤っぽい建物が立ち並んでいる。結構雰囲気良いね。
ランテルムの冒険者ギルドに入り、受付嬢さんに挨拶をしたんだけど。
受付嬢さん、顔色が変わったよ?
「ペネロッテさんですか!?」
そうだけど、あれかな?公爵家がらみかな?
「ペネロッテさんが見えられましたら、ギルドマスターにお通しするよう、言われています」
「じゃあ、ボクは先に宿の手配をしておくよ。ギルドの紹介するところに泊まるから、後でギルドから宿の名前と場所は聞いて合流してくれ」
スーリヤに宿予約は任せて、アタシはギルドマスターの部屋へ。
ランテルムのギルドマスターは、筋骨隆々で白髪ロン毛のおっさんだった。眼光鋭く、頬にも傷痕がある威圧感バリバリの人。名前はザムトーさんらしい。
「お前がハイ・オーガのペネロッテか。大分、活躍しているらしいな。この分だとランクBも直ぐだろう。LVは……今15か。急成長しとるな」
そうだった。ドワーフ郷のダンジョンボスとか、魔獣の森の狩りでアタシのLVは9から15まで上がってたよ。でもHPとMPしか上がらないので、あまり気にしてなかったなあ。
「で、ここに呼ばれた理由は判るか?」
「わかんない」
白髪ロン毛おっさんのジト目って、誰トクよ……
「はぁ……お前さんが不運だった事は判っておる。冒険者ギルドもあの件については、厳重抗議したからな。とは言え、ワシはランテルム公爵とは古くからの友人なんじゃ。冒険者ギルドはあの問題を片付いたものとしておるし、一方でランテルム家からの依頼は一年間受け付けない事は決定事項だ」
そこまで言って、ザムトーさんは姿勢を変えてアタシに正面から向き合い……頭を下げてきた!?
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