表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メスオーガの進化先は美少女でした。  作者: しゆ
第3章 ドワーフ郷の冒険
60/97

チョコレートの兆し

夜の見張りは先にスーリヤに頼み、アタシは交代のまま、朝ごはんの支度もする。


朝は、残ったシチューと、パン代わりにワッフルでも焼くことにした。



ワッフル生地をボウルで混ぜる。牛乳がないので、今回はアイスクリームを溶かして代わりにする。金型は2つあるので二刀流で焼きつつ、焼けたら影空間に皿毎収納。


鉄瓶でお茶も入れ、日が上ったところで皆を起こした。



「ワッフルって美味しい!これ、ドワーフ郷で作られた金型なんだ?ドワーフ郷だけは実は行ってないんだよ。あいつら、こんなもの作ってたのか!」


スーリヤの話によると、エルフとドワーフは昔から仲が悪いらしい。食生活が元々合わないのだとか。


そりゃあ、肉食と草食の違いみたいなものだしね。


それに、静けさや詫び錆び、質素な優雅さを求めるエルフと、騒々しく活力に溢れるドワーフとは、性格も合わないのが多いのだろう。



商人さん一家も喜んでくれた。


そうだ、この商人さん、トレディンさんって言うんだけど、南方のギャザランド王国とも取引はしていたんだそうだ。


黒くてトロッとした、樽売りの液体について聞いてみた。



「それはチャコットと呼ばれるものですね。一応飲み物なんですが、味が濃すぎて一度にほんの少ししか口に出来ません。苦いですが、滋養強壮に効くと言われてます。暑い地域では液体ですが、この辺の気候だと直ぐ固まってします」


ますますチョコレートっぽいね。


アタシは、トレディンさんがもし、今後も商売を続けてチャコットを手に入れる機会があるなら、一樽買いたい事をお願いした。


そしたらトレディンさん、快く応じてくれて、その時が来たら冒険者ギルド経由で連絡をとる手筈を約束してくれた。夢がまた広がるね!


ただし、チョコレートは配合とか融かす温度管理が厳しい。誰か専門的な料理人が欲しくなる。



「あのう、どうしてペネロッテさんは、チャコットを欲しがってるんですか?」


こう聞いてきたのはトレディンさんの娘で2人いる姉妹の姉、カティーさん。



「アタシの知ってるチョコレートと同じものかなぁと思って。砂糖やミルクを上手く混ぜて固めると、すっごく美味しいスイーツになるのよ」


この話にカティーさんが食いついた。色々と会話してると、自分でチョコレート開発をやってみたい、と。


じゃあ、それが出来る状況になったら、カティーさんにアタシも協力して、チョコレートの開発やってみるか!



とは言え、まずはトレディンさんの商売が軌道に乗らないことには話にならない。


アタシ達は朝食を終えると出発し、昼前には公都ランテルムに到着。


ここの門衛は、リデル村でエデンさんが使っていた、神偽判定の水晶で出入りする人々をチェックしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ