ボス戦終結
ガッシャアアアン!!
凄い破砕音と共に、ゴーレムの首はもげ、動きを止める。
「やったか?」
ベゼリー、それフラグ!
「でも、動かないわね」
「ピッピィ」
アタシは恐る恐る近づき……そうだ、こんな時、全知検索使えるのかな?
ミスリルゴーレム(全壊)
ダンジョンの守護者の破壊された状態。
ミスリルと魔石が採取出来る。
おお~!全知検索で状態が判るよ!
「うん、倒せてるね」
そう言いながら、ゴーレムに錬金術を掛けて見ると、ゴーレムは大きな魔石とミスリルのインゴット多数に変化した。
「よっし。倒したー!」
「魔石とミスリルゲットだー!」
アタシとベゼリーはハイタッチ!
ナツコさんとマーニャも周りでぐるぐる飛び回り、アタシ達は漸く、ミスリルゴーレムを倒した事を実感したのだった。
その後、前回と違い正規に表れた下り階段を使って、地下21階に降り、ダンジョンコアの前に立つ。ベゼリーだけ初めてだからね。
2回目のアタシ達には何もなし。でも、ベゼリーには、アタシと同じく、全知検索と何かイメージした品物をくれるって。
先に全知検索を貰い何かを調べていたベゼリーは、貰う品物を決めたようだった。そうして手に入れたものは……
「また設計図?」
「ああ。あらゆる金属を精錬出来る炉が欲しいって、調べたら、これが判った。それで貰ったのが、神魔道炉の設計図だ」
神魔道炉とは、魔力も使って、普通ではあり得ない高熱を得たり、電気分解でなければ精製出来ない金属の抽出や、真空状態の加工等も出来るらしい。
「作るのは大変だけど、設計図だから量産していずれ普及も出来そうだしね」
ベゼリー大満足のようだ。アタシもミスリルや大型魔石もゲット出来たし、目的は果たした。
そう言えば、コボルドの小瓶は使わなかったなあ……その分、ミスリル劣化させずにゲット出来たと思っておこう。
こうして、アタシ達はダンジョンを後にした。今回は冒険者ギルドにも報告をする。受付嬢には大変驚かれたが、ボス攻略の情報があれば、今後も攻略者が出る可能性が高まるし、魔道船を造りたければ大型魔石を取ってこい、と言う流れになりそうだ。
翌日ー
「魔道船完成したら、これで追いかけるから。暫しの別れだ」
「うん。楽しみに待ってるね」
ベゼリーとアタシは別れの挨拶を後にする。
ちょっと寂しいけど、仕方がないし。
お互いにやりたいことがあるし。
その気になれば、すぐ会えるし。
でも、アタシは我慢出来なくなって……
ベゼリーに抱きついた。ぎゅうっと。
身長差でアタシの顔にベゼリーの胸が……至福。
「シリアスが台無しね」
と、ナツコさん。うるさいよ?持たざるものは、おっぱいの魅惑には勝てないんだよ!とは言え、気を取り直して。
「じゃ、行ってくるね!」
元気よく手を振り、アタシはドワーフ郷を後にした。




