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メスオーガの進化先は美少女でした。  作者: しゆ
第3章 ドワーフ郷の冒険
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ミスリルゴーレム

ゴーレムの指先の弾丸(指礫、とでも言おうか)が発射された瞬間なのか、それとも直前なのか、アタシには分からない。でも、咄嗟に影異相転移を発動させたつもり。アタシが影空間に居る間は現界の時間は止まっている。



影空間側から見ると、ベゼリーの眼前に指礫は迫っていた。


どうしよう、このままじゃベゼリーが死んじゃう!


影空間の中から、現界に居る人を収納したことはないんだ。果たして出来るのか?


現界に働き掛けると言うことは、現界の時間が動く可能性が高いとアタシは思ってる。だから、ここで危険な賭けはしたくない。


ならば、影空間から盾をベゼリーの眼前に出す。これがベスト。ただし、アタシは盾を持っていない……


ワイバーン鎧を信じてアタシがそのまま盾になるか……いや、それは二枚目の策として、一枚目の策、と言うか盾代わりに、コレを使おう。


影空間と言っても、別に地面に固定されている訳ではない。解釈としては現界の平行世界な訳だ。



アタシがベゼリーの直前の現界に復帰すると共に、甲高い反響がした。


「ペネロッテ?!」


何とかなった!



肉焼きに最高の、分厚い鋼のフライパンは、ゴーレムの指礫にも貫通されずに耐えたのだ。


「指礫に注意して!あれを喰らったらヤバヤバだよ!」

「だったらこれはどう?マーニャ、土属性で固めて!」


ナツコさんがゴーレムの両手を、水の球体で固める。マーニャがそれに魔力変換をし、ゴーレムの両手は、岩の塊に覆われた。指礫よりも硬ければこれで封じる事が出来るけど果たして?


ゴーレムが両手を振り回すと、岩塊の分、ちょっと凶悪だけど、指礫よりはマシ。あれはきっと、銃に近いものだと思うからさ。



ベゼリーが振るうブレイカーの何度目かの攻撃で、ついにその時は来た。ゴーレムの左足が砕け、ゴーレムはバランスを崩して転倒する。


「チャンスよぉー!」


ナツコさんが倒れたゴーレムの両腕を水塊で包み、マーニャが岩に変えて固める。動けなくなったところへ、ゴーレムの首目掛けて、アタシとベゼリーが武器を振り落とした。


首に傷は入ったけどまだだ。


「ベゼリー、黒騎士にブレイカーを貸して!」


アタシは影空間に移動して、黒騎士に身体のサイズをあわせて投影、直接操作にする。


渡されたブレイカーを大きく振りかぶって。


オーガの怪力、お見舞いするぞぉ~!!


アタシはゴーレムの首の傷目掛けて一気に振り落とした!


首の亀裂が大きくなるけど、まだだ!しぶとい。もう一撃!


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