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メスオーガの進化先は美少女でした。  作者: しゆ
第3章 ドワーフ郷の冒険
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スイーツな関係?

なんとなく17時公開にしてみた。

ご新規さんも増えてくれると嬉しいな。

ガルダム鉱石は空気にあまり触れさせないようにして加工しなければならないらしい。


ギルビンさんによると、熱した鉄板の上にニッケルやクロムの予め配合した粉体を敷き、その上にガルダム鉱石を砕いたものを並べて、さらにその上からニッケル等の粉体、鉄板と重ねてサンド。

その状態で熱して叩いて折り曲げて……と言った、パイ生地みたいな、もしくはミルフィーユ的な作り方が正解だったらしいんだけど。



何それ、スイーツ合金かよ。だったら名前もガルダム合金じゃなくてミルフィーユ合金とかパイ合金とかの方が良いな。


……名前に締まりがないって言われた。解せぬ……

パイ合金に至っては、卑猥とまで……卑猥って言う方がエッチなんだいっ。



さて、そのガルダム・パイ合金製の武器を研ぎだすと、何層にも及ぶ断面が波紋のようになり、完成した穂先は濡れてるように見えた。


40cm程の穂先は一角ウサギの大槍と違い、平たいけど厚みもあって、短剣みたいな形状。


刺突と暫撃も出来るこの槍は、柄の部分がウドランダ樫と呼ばれる固さと粘り強さに優れた樫の木で手来ていて、穂先の下に付ける金属カバーには、銀燕のチャクラムを引っ掛けるためのフックも付けて貰った。


こうして、アタシの新しい武器、「燕宿(えんじゅく)」が完成したのでした。



一方、影従者用の槍は、穂先が80cm、柄は金属製で重いけど頑丈かつ黒塗りな作りの槍が出来て、「影鬼(かげおに)」と名付けたよ。


この他、特に名前はつけないけど、短剣と鉈、両手斧も用意してもらい、アタシの装備はガルダム・パイ合金製に更新完了した。


「いつのまにか合金の名前変えられてる!勝手に変えんな!」

「じゃあ、頭文字で略してGP合金なんてどう?」

「む、それは何か、良い感じもするな」


ニヤリ。

正式名称がGP合金に決まってしまったぜ。



さて、あとは……


「ちょっと2人に見て欲しいものがあるんだけど、良いかな?」


アタシは2人のまえに、大きな図面を取り出して広げる。


「これは、なんだ?設計図のようだが」

「船?でも、何か違うな」


アタシがダンジョンコアに伝えたイメージは、間違ってはいなかったんだけど、物体として大きすぎたんだってさ。


結果、貰えたのは、魔道船の設計図と言う、ちょっと斜め下なプレゼントだったのだ。


でも、結果としてはこれで良かったのかもしれない。ドワーフ郷で魔道船の開発が進めば、魔道船の量産も可能になるかも知れないからさ。


「空飛ぶ船、魔道船の設計図だよ。ダンジョン攻略したら貰えたの。それで、これをドワーフ郷で造れないかなあ、と思ってさ」

「ま、魔道船じゃとぉ!?」

「すごいよ、こんな技術があるなんて!」


もう、2人は大興奮!


色々設計図を見て議論を交わした2人は、ドワーフ郷で魔道船開発用のチームを編成して取り掛かる必要がある、との結論に達し、アタシは主にキッチン周りの希望を伝えて後はお任せにする事にした。


ベゼリーはしばらくの間、ギルビンさんと一緒に魔道船造りに参加すると言うことで、アタシとはお別れする事に。元々は、装備を作ってもらう理由で一緒に行動してただけだから……でも、なんか寂しいな……そしたら、ベゼリーが。


「ペネロッテ、魔道船が完成したら、整備士も兼ねて、今後も一緒に冒険しても良い?」

「それって、正式にパーティー組むってこと?」

「うん。アンタといると退屈しないし楽しいし、それよりももう、オレ達、友達だろ?」

「うん。そうだね!」


異世界で、初めての友達。嬉しくて、ちょっとだけ目尻に涙が浮かぶ。ズッ友だよう!ベゼリー大好き!


ナツコさんとマーニャも居るけど、アタシは1人じゃない。こんな風に、これからも旅の仲間がもっと増えると良いなあ。

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