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屍兎は自由人  作者: 平成兎
第1章 屍兎
8/75

一目惚れ?

何とか投稿出来たぜ(*´ω`*)

始まりの街を出て西に行くと存在する巨大な森、ハクアの大森林の東部。

其処で、一人のプレイヤーを複数人のプレイヤーが取り囲んでいた。

囲んでいる方のプレイヤー達は屈強な見た目に屈強な装備をしており、勝利を確信したような笑みを浮かべている。


そして、囲まれてる方のプレイヤーは中性的で整った顔立ちのぱっと見ただの優男だ。この状況に絶望する事しているのか、死んだ魚のような眼をしている。

「へへへ、なあお前。死ぬ前にさ荷物置いていってくれよ。そうすれば痛めつけずに、殺してやるぜ。」

このゲームでは、多少鈍くはなっているが、プレイヤーに痛覚が存在する。

故にこの男達の脅しは其れなりに通用するのだ。

この男達は、この脅しを使いプレイヤーから、根こそぎ装備品を奪い取るという行為を繰り返していた。

「…………」

囲まれている方の男は先程から無反応だ。

「へへへ。見ろよこいつビビって声も出せてねぇ。

安心しろよ。装備品さえ渡してくれりゃ、痛みも無く殺してやるよ」

囲んでいる方の男達はビビっているのだと思い、更に追い討ちをかける様にそう言う。

「………はぁ」

囲まれている方の男は呆れたように溜息をついた。

そして、

「お前らが、噂の追い剥ぎか。

成る程。聞いていた通りアホそうだな」

普通に悪口を言った。

「あぁ!?てめぇ、舐めてんのか!!」

囲んでいる方の男達はその言葉に対して、怒りを示す。

「俺はここでしか取れない花を取りに来ただけだ。

今なら見逃してやるからとっとと失せろ」

優男は、抑揚の無い声で男達に挑発にしか聞こえない、忠告をする。

「テメェ……自分の立場分かって」

プルプルプル

プルプルプル

プルプルプル

【…………】

【よう。海斗!!

突然だけど今何処だ?】

【突然だな。

今は……ハクアの大森林】

【何してんだ?

何かの素材集めとかか?】

【襲われてる】




【…………ヌゥ?】

「おい!!てめぇ!!何電話してんだよ!!!」

【もしかして、今取り込み中か?】

【あぁ、そうだ】

「おい!!!」

【それじゃあ、俺達は始まりの街の東の入り口に居るから、後、用事が終わったら連絡してくれ】

【ああ、分かった。】

ピッ

「さて……という訳だからさっさと終わらせるとしようか。

さっさとかかって来い。社会の不要物」

優男こと蒼銀は、そう挑発しながら男達を見る。

追い剥ぎ達は我慢の限界が来たらしく、怒号を上げて突っ込んで来ていた。

対して彼は冷静なまま、魔法を唱える。

『銀の領域』

すると、彼を囲んでいた男達は、首から下が全て凍ってしまった。

「は?」

余りに突然の事に追い剥ぎ達は惚ける事しか出来ない。

「この魔法の氷が溶けるまで六時間だ。

此れからモンスターが来るまで最大六時間。

此処で懺悔でもしてろ」

「ふざけんな!!解け!解きやがれ!」

追い剥ぎ達の叫びを無視して彼は歩き続ける。

それから五時間半後、追い剥ぎ達は身動き出来ない状態で、この森の魔物達に喰われ、二度と追い剥ぎなんてしないと誓うのであった。

「あぁ、そうだ。

彼奴に連絡しないとな」












____________________













【という事があったんだ】

【ナルホドな。

その追い剥ぎ連中も馬鹿だな。

よりにもよって二つ名持ちを狙うとは】

【俺が魔術士だから、集団で囲めば倒せるとでも思ったんだろ。二つ名持ちとは知らなかった様だしな。

それで、その後花を取って此処に来たという事だ】

「あんたら、いつまで通話してんのよ。」

「む?ああ、通話しっぱなしだったな」

「迂闊だった」

「はあ、だから嫌だったのよ。

あんたら、組み合わせたら手に負えないし」

紅音は心底嫌そうな顔で、俺達を見る。

そんなに?そんなに嫌なの?

「お前の妹は相変わらずだな」

紅音の視線に気づいた様子もなく、眠そうな顔で海斗がそう言う。自由人だなぁ(ブーメラン )

「うーん、恐らくこの場合相変わらずなのは俺達だと思うぞ」

「そうなのか?まあいい。

それで、此れからどうするんだ?」

「ん?特に予定は無いが………」

「なら千年京に行きたい。

狼牙に花を届けないといけないからな」

「プロポーズ?」

「………ブッコロスぞ」

「ごめんなさい」

「狼牙に依頼されたんだよ。

ハクアの大森林の銀の花を取ってきてくれって」


狼牙ってのは、俺の親友の一人で、二つ名四位の魔狼の事だ。

二人共あんま喋らないから分かりにくいけど 仲が良く、親友だ。

「へぇー。そんじゃあ、千年京に行くか。

どうする?紅音、お前も来る?」

「まあ、私も狼牙さんのお花屋さんは、一度行ってみたいって思ってたしね。

一緒に行くわ」

「よし。では、海斗。

案内よろしく」

「お前場所知らねえのかよ。

ミカヅチ妹。お前は知ってんのか?」

「知ってるわよ」

「じゃあ、お前が案内してくれ」

「はあ!?

………分かったわよ。

こっちよバカ兄」

そう言って妹は、始まりの街に入る。








俺達は始まりの街の中心部にある、ギルド千年京のギルドホールに来ていた。

「…………あ」

「??どうしたのよ?」

「いや、千年京に行くってことは、彼奴にも会う事になるんだろうな〜って、思ってさ」

「あいつ?」

「そう、あいつ。確か名前は「わーー!!来てくれたんですねーーーー!!!」ウボァ」

タマモ。

そう言おうとした所で、叫び声が響き、顔辺りに強い衝撃が、胸には柔らかいものが当たり、俺は押し倒される。

「バカ兄!?ちょっとアンタ!!ウチのバカ兄が潰れるから早くどきなさい!!」

「むぅ〜マスターからはーなーれーろー」

「そうですよ!!マスターにその様な行為を働くとは羨ま、許せません!離れてください!」

「嫌です〜。ギルドの都合等で結局二週間も会えなかったのです。もう少しモフさんを堪能したいです」

突然人化したドクロとハクと紅音が俺から引っぺがそうと、出て来た女に飛び掛かる。

妹よ。心配してくれるのはありがたいが、お前まで乗ってどうすんだよ………

「ちょ、重い」

「「「「重いって言うな!!!」」」」

えぇー……

「お前等一人一人の話じゃなくて、四人も乗ったらそりゃ重いだろう」

と、海斗がフォローを入れる。

「……それはそうでしょうね」

「……それもそうね」

「……むぅ。分かった」

「……はぁ、仕方ありませんね」

四人とも、渋々俺の上から降りる。

「ふぅ。すまん、助かったわ」

「礼はいいから、早く行くぞ」

「あぁ、そうだったそうだった。

タマモ。此処には狼牙に会いに来たんだ」

タマモ。

こんな感じの登場をかまして、ギャグキャラ一直線だが、これでもプレイヤーランキング第六位であり、最大手ギルド、千年京のギルドマスター。

二つ名は妖狐。プレイヤー名はタマモ。

初登場で威厳が死んだ。

説明回で、あんだけ威厳出してやったのに・・・

ちなみに、何故俺が、こいつに抱き付かれる程の知り合いになったかは、二ヶ月前に遡る。







____________________








二ヶ月前……



現在俺はある事を調べるためにハクアの大森林の人が寄り付かない中心部に来ていた。

俺の頭に付いている札は性別を反転させられるという、能力がある。

このゲームはリアルの身体から、身長や、髪色などは変えれても顔の形や、見た目は帰れないのだ。

増して、性別など本来変えれる筈無いのだが、

俺は雪原の悪戯により使える様になってしまっている。

そして、今俺は性別反転をした後、ステータス等、

女になった事で変化した可能性があるモノを調べていた。

ちなみにドクロと、ハクは宿に置いて来た。

え?なんでって?


………いや、何というか、恥ずかしいじゃん?






……調査した所、以下の事が分かった。

一、身長が低くなってる。

二、服が女性仕様になっている。

俗にいうゴスロリ服だ。袖口がデカイし、スカートもミニスカである。何だこれ。

三、胸が結構ある。

cカップ位?

四、当然ながら、俺の股に付いていたあいつは居なくなっていた。

何か、凄いスースーする。安心感がない。

以上の四つだ。

我ながら、後半の調査は良くやろうと思ったな。

さて、そろそろ札を裏返そう。

そんな事を考えながら、札を裏返そうとしていると、

誰かの声が聞こえた。

!?

まずいな。

札を裏返して、男に戻るまで、十秒かかる。

変身現場を見られたら、もうお婿に行けない。

取り敢えずこの姿のまま、相手が気配感知に引っ掛からない、場所まで行くのを待とう。








____________________













あぁーーーーーーーーーーー!!!つまらないです。つまらないです。つまらないです。つまらないです。

何で私がこんな所に来なきゃ行けないのですか。全く。

そもそも、あの愚弟は、何故来ないのですか。花屋が忙しいって言ってましたが、私だって、可愛い女の子や男の子を探すのに忙しいんです。

そして、あの秘書ちゃんもです。

仕事サボって可愛い子探ししてただけなのに、罰として、この依頼クリアして来て下さい。だなんて酷いです。

今度ギルドマスター命令で、メイド服を着せてやります。

うん、そうしましょう。それがいい。

私がそんな事を考えていると、気配感知に引っ掛かったプレイヤーが一人居た。


………ふむ、ハクアの大森林の、それも中心部で、一人ですか。

つまり、二つ名持ちは確定ですね。

ハクアの大森林に一人で来れる二つ名持ちとなると、距離的に始まりの街在住じゃなきゃダメですから、魔弾、剛鬼、聖槍、森魔、雷獣は違いますね。黒剣は、今、迷宮潜りに行ってますし、白盾は、一人で行動しません。弟は花屋ですし、重鎖も遠征で、砂漠に行っていまし、隠者は、気配感知に引っ掛からないので違いますね。

後の二つ名持ちとなると、灰兎、炎精、蒼銀、そして、月兎。

全員髪の色が違うらしいですから一目で分かるでしょうね。

特に月兎は全身真っ白らしいですし、直ぐに分かると思いますが、攻撃意思があった場合は生還は諦めた方がいいでしょうね。

何せ、サービス開始から、現在まで、常に、トップにいるプレイヤーですからね。

二つ名持ちの中でも別格でしょう。

流石に勝てる気がしない。

そんな事を考えていると、目視出来る距離に相手が見えたので、相手を見てみる。













その時、そこに佇む少女に目を奪われた。

身長は145センチメートルだろう。

さらさらで、真っ白な腰まで届くロングのストレート。

真っ白で、シミひとつない、きめ細やかな肌。

長くて、綺麗な睫毛。

白銀色の綺麗な瞳。

真っ白な服は彼女の白すぎる肌では合いにくいはずなのに自然とそれがベストだと思わされる。

リボンが多いゴスロリ服が彼女の可愛らしさとを更に引き出し、肩と脇が露出しており、可愛らしさに艶らしさが加わり彼女の魅力を引き立てる。フリフリの白いミニスカートからチラチラ見える太腿が、彼女が履いているニーソに

より、主張されており、とても良い。

頭に札を何故張っているのかは分からないけれど、可愛い事に変わりはない。

という、犯罪的な美しさと艶らしさと可愛らしさを誇る美少女が目の前にいた。

そして、同時に気づきはしました。

この子が月兎なのだろう、と。

けど、まぁあんな美少女を目の前にして、我慢など出来るはずが無い。

私は迷いなくあの子に向かって飛び掛かった。








____________________










狐耳の美女が飛び掛かって来た。

条件反射で、投剣作製で、短剣を作り構える。

が、この女からは一切の悪意も敵意も殺意も感じられず、切るのを躊躇する。

そして、その一瞬の躊躇が仇となり、見事に押し倒されてしまう。

「ハァハァ」

何か息荒いな。此奴。

さて、如何した物かな。

今現在、見た目幼女を美女が押し倒すという、非常に危ない構図が出来てしまっているわけだが。

ていうか、此奴意外と力強いな。

振りほどけないぞ。

「ふふふ、捕まえましたよ。さあ、私と一緒に大人の階段を登りましょう!!」

「すっごい良い笑顔で何言ってんだ。

離せ。やめろ、首筋の匂いを嗅ぐな。

俺の髪の毛で遊ぶな。服を脱がそうとするな。辞めろ。おい……」





・・・しばらくお待ちください・・・






疲れた。

俺は何とかこの女を引き剥がし、事情を説明した。その後、札をひっくり返したら即納得した。

「へぇ、こっちもこっちも中性的で可愛いですね。」

なるほど、此奴、同性愛者じゃなくて、バイセクシャルか。メンドクセェな。

「自己紹介がまだでしたね?私はタマモといいます。よろしくお願いします。月兎さん。」

「………何で分かった?名乗ってない筈だが?」

「こんな所に一人で来れる二つ名持ち。しかも全身真っ白となると、貴方位しかいないからですよ」

「へぇ。そう言うあんたも一人みたいだが、二つ名持ちか?」

「えぇ。千年京の妖狐と言えば分かるでしょうか?」

「まあ、名前だけなら聞いた事があるな」

名前だけだけど。

「貴方のような有名人に知っていただけて嬉しいですね。

フフフッ」

知らない筈がない(名前だけだけど)

ギルド千年京。

一ヶ月前に建立されたこのギルドは

二つ名持ちが二人も所属しており、最近になって、一気に勢力を伸ばして来たギルドで最大手ギルドに並ぶ勢力を持ったと噂のギルド。

そのギルドを束ねて、抜群の指揮能力と、交渉能力、そして、魔術士として、蒼銀に並ぶ

と言われる魔術士。

妖狐。

その妖狐がまさか変態だったとは。

可愛い物好きで、見た目が良いプレイヤーを偶に勧誘しているとか何とか聞いていたが、末恐ろしい事この上ないな。まったく。

「それでですね!!私のギルドに入りませんか!?」

「いきなりだな。また何で?」

「貴方が、私好みだという事、そして、貴方の実力は折り紙つきですからね」

「俺が入った時のメリットは?」

「まず、私の庇護下に入れるという事ですね。そうなれば、貴方を倒して名を挙げようという輩も居なくなりますし、ギルド千年京は実力主義ですので、貴方のように強い人なら、ギルドの力を全てとはいかなくても、存分に使えるように計らいますし、そうなれば、ソロでいけないイベントや、迷宮なども、自由に行けますよ」

「ふむふむ。なるほど。

確かに悪い条件じゃないな」

「でしょう。では」

「ただ、そうなると、俺はあんたの指揮下に入ることになる訳だよな?」

「ふむ。まあ、そうなりますね」

「すると、当然俺の自由は減るよな?」

「貴方が望むならまあ、よっぽどの時以外は指揮下に入らなくてもいいようにしますが?」

「それだと、おまえが他の団員にしめしがつかないだろうし、反対意見も出てくるよな?」

「むぅ、私の気なんか使わなくていいんですよ?」

「そう言ってくれるのはありがたいが、世話になりぱなしってのもモヤモヤするしな。

其れになにより、お前、何か企んでるよな?」

「ギクッ」

「しかも個人的な何かを、企んでるよな?」

「ギクギクッ」

「という訳で、お前の部下にはならん」

「はぁ〜。そうですか。分かりました。

…………着せ替えしたかったなぁ。

では、せめて、フレンドになりませんか?

そうすれば」

「まあ、フレンドになるのは良いよ」

「え?あ、はい。ありがとうございます」

「・・・よし。フレンド登録完了だな。

あ、ヤベェ。長居し過ぎちまった。

ドクロとハクに、バレてるかもな。

じゃあな」

「え、あ、はい。

さようなら」













______________________










「という事があり、此奴とは知り合った。

千年京には所属してないが、偶に力を借りるな」

「えぇ。対価はそれなりに貰ってますし、私達も力を借りてますけどね」

「ヘェ〜あの時居ないと思ったら、私達に黙って女の人と会ってたんだ」

「えぇ。そういう事になりますよね?」

「あ、お仕置きなら私も協力しまーす」

……解せぬ。


クソだ。。。

クソ駄文だ。。(´・ω・`)

ちきしょう。

文を上手く描けるようになりたい!!!


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