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屍兎は自由人  作者: 平成兎
第二章 薔薇の王国
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無知

王都ロジエ。

ローゼンタリア王国の王都。


この街は、非常に娯楽に富んだ街だ。

特に、食を楽しむ為の施設が、非常に充実している。


その中には、食を楽しむ為に、非常にリラックスの出来る空間作りに力を入れている店もあった。


「ここでなら、落ち着いて話が出来るだろう」

「そう……ですね」



風属性魔法を利用して、防音加工を施している店があった。

此処なら、誰かに聞かれる心配も無い。

別に聞かれて困る話をする訳じゃないんだけど……。


「それで?俺にはなしってのは?」

「えっと、話って言うのは、海斗さんの魔法について少し……聞きたい事が」

「ほう?」

私がそう言うと、海斗さんは一気に興味が引かれたみたいで、コッチに視線を合わせて来る。


「俺の魔法について?

それは、銀のソウゾウについてか?」

「えっと、はい。

あの鳥の魔法についてです」

「あの魔法は前に言った通り______」

「いえ、聞きたいのは理論の話じゃないんです」

「……理論じゃ、ない?」

私が海斗さんの説明を止めると、あからさまに不満だと言わんばかりの顔で、ジト目でコチラを見て来る。

「じゃあ何だ?」






「あの魔法って、精霊を使って発動している物ですか?」













精霊。


魔法を使う際に、何らかの補助を施してくれる存在。


属性毎にそれぞれ存在しているという事。


御雷妹と一緒に居る、イフリータという名前の、知性を持った精霊が居る事から、何らかの条件を満たせば、知性を持つ個体になるという事。


「俺も現状分かっているのはその位だ。

だから、俺が精霊についてお前に教えられる事は無い」

「そう……ですか…」

「……この街には図書館があるのだろうだ」

「……え?」

「西方最大の王国の、王都の図書館だ。

少し位情報を掴めるだろう。

俺はこれから其処に行く。


お前も来たいなら来ればいい」


「そうします。精霊については凄く気になるし」


やる事が確定した所で、店を出る。















そういえば何も頼んでないな、一応喫茶店なのに……。

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