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屍兎は自由人  作者: 平成兎
序章
2/75

ちゅーとりある

少し遅くなりました。

今回は戦闘描写があります。

下手くそですが、よろしくお願いします。

「ふぁーーああ」

寝起きのような声を上げて目覚める。

ちゃんとログイン出来たようだな。

さて、皆さん。こんばんは

俺の名前は、月白 御雷。

武術の道場を営んでいて、身長が155しかない事がコンプレックスで、全身が真っ白なだけの、普通に何処にでもいる、高校二年生だ。妹の月白 紅音と二人暮らしをしており、両親は他界している。

此のゲームは開店時間前から並んで買った。

妹は事前情報を集めてからやるタイプで、俺は事前情報無しでやるタイプだ。

なので、俺は妹がログインする前に色々このゲームについて調べておかないといけないのだ。

そういえば、此処はログイン初期地点だよな?

どんな所なんだ?

そう思い周りを見ると、其処には………





白目で、バニーガールの格好をした。ムキムキのおっさんが十数人程立っていた




!!!!???



何だ?どういう状況だ?

此処は初期ログイン地点だよな?何でこんな所にモンスターが居るんだ?しかもどう考えても初期モンスターじゃないよな?嫌だぞ?ムキムキのバニーガールの格好したおっさんが初期モンスターとか。

そんな事を考えていると、おっさんと目があった。俺は咄嗟に構えたが、おっさんは俺を襲うことなく、別の方向を直ぐ見た。


こいつ…俺に興味を示してない??


そう思っていると、あのバケモノは何かを喋っている。

「エルフコロス……エルフコロス」

えぇ……(困惑)

何あいつ怖い………。

まあ、原因は分かったな。

俺がエルフじゃないからだ。なんで此のモンスター達がエルフを憎んでいるかは知らないが、俺の種族が悪魔だから、興味を示さないという事だろう。

なら今のうちに、ステータス確認をしよう。



モフ太郎

種族悪魔

性別男

職業剣士

HP50

MP15

力15

防御力15

魔力15

魔法適正10

素早さ15

所持品

軍刀

軍刀

右手武器なし、

左手武器なし、

頭防具なし、

体防具下位悪魔の礼服

腕防具なし、

脚防具下位悪魔のズボン

所持金

0G




特に、言うことなしですね。当然だけど……

取り敢えず軍刀を装備しよう。

そう思い、俺は右と左の手に軍刀を持つ。

うむ、二刀流。ロマンだな。

さて、ロマンを味わった?所で、そろそろ戦うとしよう。

俺は、先ず、一番近い、一匹目のおっさんに飛び掛かり、容赦無くその首を斬り落とす。

《スキル、剣術level1を取得しました。》

一匹目の首が斬り落とされるのを見て、周りのおっさん達が襲って来る。

シュールだなぁ。

突っ込んで、二匹目のおっさんの突き出した拳を身体を軸回転させて避け、懐に入り右手の軍刀で薙ぎ払い、真っ二つにする。

さて、後八匹か。

三匹目のおっさんが、左から拳を打って来て、四匹目のおっさんが上から飛び掛かって来ていて、五匹目のおっさんが遠目の所から突撃して来ている。

先ず、三匹目のおっさんの拳を紙一重で避け、刀を突き出す。

三匹目のおっさんは、突撃の勢いを止められず、自分から刀に刺さっていく。

次に突っ込んで来る五匹目のおっさんに右の軍刀を投げつける。

五匹目のおっさんは、脳天に刀が刺さり、そのまま倒れる。左の軍刀を両手で持ち、大上段から振り落とす。すると、丁度飛び掛かって来ていた四匹目のおっさんが真っ二つになる。

《スキル、投擲level1を取得しました。》

《スキル、剣術がlevel2になりました。》

右の軍刀を回収する為に五匹目のおっさんの死体に向かって走る。当然襲って来る六匹目と、七匹目のおっさん。

六匹目は右斜めから、七匹目は左斜めから、それぞれこっちに向かって来る。

少しだけ早く、六匹目が拳を打って来た。

俺はその拳にジャンプして飛び乗り、軍刀を逆手で持って、六匹目の頭に差し込む。

《スキル、跳躍level1を取得しました。》

六匹目から飛び降り、七匹目に正面で相対する。

そうしていると、八匹目と九匹目が突っ込んで来る。

七匹目のおっさんがハイキックで頭を蹴って来る。

ハイキックをして来た脚に刀を刺し、七匹目の脚を切りながら接近し、大腿部で剣を引き抜き、抜いた勢いで一回転して、右斜め上から左斜め下に剣を振り落とし、おっさんを斜めに切る。

しかし、接近し過ぎたせいで、斬った時の血飛沫で、前が見えなくなる。その隙をついて、八匹目が攻撃して来る。

ギリギリ、拳が見えた為、限界まで脱力して、衝撃を分散させる。

耳障りな電子音が、HPが減った事を伝えて来る。

《スキル、武術level1を取得しました。》

怪力の拳が腹に刺さり、結構な距離を吹っ飛ばされる。

何とか着地して前を見ると、九匹目が拳を振り落として来た。

振り落とされる拳を避けながら突っ込み、九匹目の胸に刀を刺す。

隣に転がっていた五匹目の死体と九匹目の死体から軍刀を引き抜く。

正面からはさっき俺を吹っ飛ばした八匹目と、その隣から十匹目が突っ込んで来る。

二匹同時に俺に向かって拳を打って来る。

拳が当たる直前に避けながら突っ込みそのまま二匹の

胸に刀を突き刺す。








…………ふぅ、取り敢えず何とかなったな。

念の為に周りを見ると……死屍累々。おっさんの死体がそこら中に転がる地獄絵図だった。

うわぁ……。

これ自分がやったと思うとなんかやだな。

さて、素材回収するか。

え?躊躇?無いよ。




・・・・しばらくお待ちください・・・・




さて、成果はこんな感じだ。


ピョンピョンイヤー✖︎5

ピョンピョンヘッド✖︎5


こんな感じだ。

………うん。気持ち悪いな。


………ステータスを確認するか。




モフ太郎

種族悪魔

性別男

職業剣士

HP50/40

MP15

力19

防御力17

魔力15

魔法適正10

素早さ18

所持スキル

剣術level2

武術level1

跳躍level1

投擲level1

所持品

ピョンピョンイヤー✖︎5

ピョンピョンヘッド✖︎5

右手武器軍刀

左手武器軍刀

頭防具なし、

体防具下位悪魔の礼服

脚防具下位悪魔のズボン

所持金

0G


力と、防御が上がってるな。戦ったからか?

でも魔法関係の奴は上がってないな。

魔法を使ってないからか?

もう良いや、分からん。後で紅音に聞こう。

所持スキル?そういえば戦闘中に脳内に何か聞こえてたな。

これも、後で紅音に聞こう。

そういえば、此処が初期ログイン地点なら、

もうそろそろ紅音が来てもおかしくないよな?

ていうか、人少な過ぎない?

そんな事を考えていると、




キー!!キー!!キー!!





脳内に、兎の鳴き声が鳴り響く。

俺の電話の着信音だ。

誰だ?

いや…………誰かは予想つくな……。









キー!!キー!!キー!!キー、ピッ










【はいもしもし?】

【このバカ兄ーーーー!!!!!!!】

おぉ、びっくりした。

【紅音か?どうした?】

【どうした?…じゃないわよ!!!!!あんた一体何処にいんのよ!!!!!!!】

声でかいな。うちの妹は。

【初期ログイン地点だが?】

【そこに居ないから電話掛けて来てんでしょうが!!!】

????どういう事だ?

【だが俺は、ログインしたら此処に居たぞ?

それで、其処にモンスターが居て、其奴らを今倒したところだ。】

俺がそう言うと、紅音は数秒静かになり、

【でも、初期ログイン地点にモンスターなんか居ないわ】

【じゃあ、俺は何で此処に居たんだ?】

【初期不良に巻き込まれたとかじゃない?

取り敢えず、ログインし直して来たら?】

【そうさせて貰うよ】

【じゃあ、私は初期ログイン地点の街の噴水広場に居るから。

早めに来なさいよ】

そう言って紅音は電話を切る。


しかし、初期不良か。着いてないな。

そう思い、一度ログアウトしようとした時、














また、電話が掛かってきた。










電話を掛けて来たのは誰なんでしょうね?

今後は2日に一回ぐらいのペースで、投稿していくつもりです。

それでは、次回もよろしくお願いします。


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