秘密兵器とミルクセーキって語感がなんか似てる
初対面の人に趣味を聞いてみると時々アニメが結構好きだっていう人がいるんですよ。
この場合の「アニメが結構好き」っていうのは、そんなにガチな意味じゃなくて、たまにヒット作を見る程度っていう意味なんですけど、そこで自分が「どんな作品が好きなんですか?」と聞くと「ジブリとか」って答える人が多いんですよ。
まあ、あれだけ昔から金曜ロードショーで放映されてれば、子供の頃から馴染みが深い人も多いでしょう。
そこで自分が「『ルパン三世』の『死の翼アルバトロス』と『さらば愛しきルパンよ』って知ってますか?」と聞くと、大概の人が「知らない」と答えるので、自分はそこでこの二作品をおすすめします。
実はこの二作品は宮崎駿監督が照樹務名義で脚本、演出を担当した作品で初期の宮崎駿監督作品の隠れた名作としてファンの人たちには有名なのです。
初期の宮崎駿監督作品には色々な兵器が登場します。漫画『宮崎駿の雑想ノート』や『泥まみれの虎 宮崎駿の妄想ノート』にも歴史上に実在した様々な兵器が描かれています。
自分も宮崎駿監督作品は好きなのですが、実在のそう言った物には興味がありません。
戦闘機、戦艦、潜水艦、空母など他にも自動車、電車、飛行機などその造形美や機能美などについてはわかりません。ただアニメ、漫画、特撮などで描かれている兵器は格好いいと思う時があります。
中国の諺に「白かろうと黒かろうと鼠を取る猫は良い猫だ」というものがありますが、自分にとっては上に挙げた物は用を果たすための道具でしかなくて、その外観には興味がないのです。
そんな中で第二次世界大戦中のナチス・ドイツで開発された兵器というのは、色々な意味で独特で独創的なのだそうですが、“ナチス・ドイツの兵器”で検索してみると、色々な兵器が出てきますが自分の中では何が独特で、何が独創的なのか全く理解できません。
そう言えば『武器人間』というカルト的な人気を博した映画がありますが、その映画の中でナチス・ドイツが秘密工場で武器と人間の死体を組み合わせた不死身の“武器人間”を製作していました。
シュトロハイム曰く「我がナチスの科学力はァァァァァァァァアアア世界一ィィィイイイイ」なのだそうです。
そんなわけで思い出した少しマイナーなナチス・ドイツのトンデモ兵器のことを書いてみます。
オーストリア・アルプス山中にあるローファ研究所で、リヒャルト・ヴァラーチ博士が開発した“音波砲”という物がありました。
これは、メタンと酸素の混合気体を金属容器の中で爆発させ、それによって生じた振動波を直径3・2メートルのスピーカーみたいな放射機で照射するという物でした。
振動波は50メートル先で1000メガヘルツに達して対象となる場所に人間がいれば、40秒間で死にいたり、200メートル先の離れた場所でも、相手は頭痛で動けなくなるのだそうです。
しかし、大規模な設備が必要なわりに殺傷能力が低いためコストパフォーマンスが悪く、実戦に投入されることはありませんでした。
そう言えば漫画『バキ』シリーズに登場するキャラクター超軍人ガイアは奇声によって相手を攻撃するという技を持っていましたね。