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第6話『七大神器』

「じゃ始めるぞー、とその前に。この図、どこかで見たことないか?」

 例によってポールが反応する。

「んー? ああ、これ、精霊界の相関図と同じ六芒星だよね」

「そうそう、で、この六つの異世界はその配置のまま精霊界と相関してるんだそうだ。ついでに天窓の鍵と同じ七大神器な。これが今は六つの異世界にあるんだそうだ」

「そうなのか⁈」

 色めき立つタイラー。

「あんなに大騒ぎしてたのに――!」

 キーツも驚きを隠せない。

「そうだよな! あれもグランドクロス事件の直後で、万世の秘法の引責かって散々揉めたよな」

 ポールも当時を興奮して振り返る。

「それも降霊界からの情報?」

 冷静なのはアロンである。

「いや、代表が生命の樹から託宣を受けたそうだ」

「なんだ――生命の樹が沈黙してたんなら、この世界の誰にもわからないよね」

 安堵するナタルに対し、ランスはやや呆れている。

「情報が錯綜してますね」

「で、結論から言うとだな……六つの異世界は因果界と一緒に降下することになるそうだ」

「な――んじゃそりゃ!」

 ポールが素っ頓狂な声を上げる。

「世間が広くなると思ったら、あっち往きかい!」

「事情が立て込んでるんで、説明に苦心してる。これも結論なんだが、六つの異世界のうち、五つまでの異世界人は俺たちと同じく虹球界往きの切符を手にしてる。で、因果界と地続きにならないまでも隣人になるのが、この……アンビションという異世界だ」

 うんうん、と全員頷く。

「このアンビションに絞って言うと、ここは真央界で戦争やテロなんかの暴力行為に走って、死ぬまでその間違いに気づかず省みなかった者が往くところなんだそうだ」

 キーツが手を上げた。

「ストップ、じゃあ六つの異世界ってのは、死後の世界なわけ?」

「厳密に言うと、死後、生まれ直した時往く世界だな」

「でもよ、真央界では死後、銀霊鳥(ステーラ)になって星の野原に向かってから、冥界胎道で数百年眠るって謂われてるよな」

 タイラーの疑問を、マルクが解きほぐす。

「ああ、その場合の冥界胎道とこの異世界の冥界は別なんだ。こっちの冥界は闇の住人の居住地らしい。それはともかく、眠りにつく死者ばかりじゃないってことだな」

「ふぅん」

 全員が何となく理解した。

















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