↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パイオニアオブエイジ~NWSかく語りき〜  作者: どん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
117/273

第12話『会食』

 話し合いは30分で事済んだ。

 視界のフィリップが締める。

「それでは、担当が決まったことですし、NWSからは先方に外注した旨を伝えてもらって。その後は担当団体が直接交渉してもらいたいと思います。お疲れさまでした」

「お疲れ様でした」

と、そこへ入れ違いに入ってきたのは、NWSのリーダーたちである。

 時刻は11時半。今日はみんなで報告も兼ねた会食を開こうと集まったのだった。

 時間があるフィリップとイサクが残ることになり、賑やかに料理が円卓に広げられた。

 野菜やチーズ、ハムをたっぷり挟んだサンドイッチ。天ぷらや唐揚げ、漬物がのっかったおにぎり。瑞々しいレタスや水菜、パプリカやスライスオニオンのサラダ。ジューシーな骨付きチキン。豚肉のアスパラ巻き。ローストビーフ。ワインやシャンパン、炭酸水、麦茶、ジャスミン茶など飲み物各種。

 そしてデザートは、ナタルの奥さん特製マンゴーシフォンケーキ。

「俺やトゥーラがいないのに頑張ったじゃん」

 ポールが明け透けに言うと、オリーブが笑った。

「三人寄れば文殊の知恵、六人集まれば文句なしのチームワークってね」

「うまい! 座布団一枚」

 調子に乗ってポールがおだてる。

「マルク、アロン、会議はどうだった?」

 タイラーが聞くと、二人は譲り合ったが結局マルクが話す。

「ものの30分で終わったよ。仕事は里ごとに分かれてるし、特色もあったからな。受注した団体の年齢層、技術力、得意分野も誂えたようにぴったりだ」

「へぇ」

「あとは団体の仕事次第だな。俺たちはいい仕事をしてもらえればそれでいいけどさ」

 アロンが言うとイサクが割り込んだ。

「任せといてくださいよ! NWSが悔しがるくらい、いい仕事しますよ」

 すかさずタイラーが言う。

「相変わらず威勢がいいな、イサク。張り切り過ぎて大失態なんてことになったら目も当てられないぞ」

「酷いなぁ、タイラーさん! 俺だってもういい歳ですよ、分別くらいありますって。あ、でもNWSにはいい歳してガキみたいなのもいましたっけ」

「フン、どうだか」

 反応したのはキーツである。

 キーツとイサク。

 この二人、NWSの初仕事の時、同じチームになって方針をめぐり火花を散らしたという因縁がある。

 イサクが聞き漏らすはずがなく――。

「なんだテメェ、やるか⁈」

「空気読めないやつ。食事が不味くなるよ」

「なにを――っ⁈」

「やめろイサク。招待されてんのにキレるな」

 フィリップが諫めると、ナタルもキーツをなだめた。

「キーツ、抑えて抑えて」

「フン!!」

 二人して特大のケリをつける。















 

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。