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序章

 四方を閉ざされた異世界『七宮廷神界』には、層をなすように三つの世界があった。

 第一層が人々が生活する『真央界』。

 第二層(上層)が、真央界と鏡のように影響し合う『因果界』。

 そして、第三層は、神々や偉大な師、祖霊と交信できる『降霊界』。

 これら三つの層を行き来できるのは、『万世の秘法』と名乗る超能力者の一団だけだった。

 さらに因果界を落とさんと真央界でテロを煽動する『呪界法信奉者』がおり、万世の秘法と覇権を争っていた――。



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