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飽き性の日常  作者: 唯織
7/13

6 おはようエル君

メインストーリーの更新は止まっているし、こっちの更新も止まっている状況なのにどうしても書きたくなったこの話。

完全におふざけで構成されています。ご了承ください。

目が覚めると知らない天井だった。

あ、いや、別にきっとここは病院の天井とかじゃないと思う。

僕の知ってる天井って大体が宿屋なんだけど、ここは知らない場所だな…

「はいはい、今日は何なんですかね〜」

そんなことをつぶやきながら上半身を起こす。

そして一つの違和感に気がつく。

太陽がまだのぼりきっていない時間に目が覚める…だと?

いやいや、待ってほしい。どうしてこんな事になっている?僕が普通に寝て起きれば太陽が一番高いところにいることなんて日常茶飯事だ。

なのにどうして…まだちゃんと朝なのだろうか?

コンコンっと戸が叩かれる音が響く。

「入ってまーす」

なんとなくそう答えてしまった。

「いや、エルくんの部屋なんだからエルくんがいるのは知ってるよ。早くしないと遅れちゃうよ?」

ドアの向こう側からヒスイの声がする。何だ別になんでもないじゃないか。

別に何も無いんだったらこんなに早く起きる必要性なんてなかったじゃないか。

ん?でも、遅れるって何だ?

そんな予定なんてあったか?全く覚えていないんだが!?

ベッドから降りてドアを開けヒスイに確認をとる。

「今日って何か用事あったっけ?無駄に朝起きただけとか最悪だから二度寝したいんだけど」

僕の言葉にドアの外に居たヒスイは目を丸くする。

「何言ってんのさエルくん!今でも結構ギリギリなんだからこのままだと()()()()()()()()()()!」

あー学校ね学校…

「はぁ?学校?なんで?」

急に学校に遅刻すると言われても寝起きの頭では思考が回るわけもなくただただ混乱する。

「なんでって…僕らはナレファンス第一高校の生徒なんだから学校に行くのは当たり前じゃないか」

ほーん?

ちょっとびっくりしたおかげで目が冷めて頭が回り始めたかも。今回はそういう感じなのか…

「ほら、早くしないとほんとに遅れちゃうよ?待ってるから制服に着替えて!」

ヒスイに急かされてはみたものの、制服なんてどこにあるのやら…

ぐるぐると部屋を見回してみても制服らしきものはかかっていない。

ふと、壁に扉がついていたので開けてみると、埋込式のクローゼットになっているようで、制服らしきものが入っていた。

「うへぇ…ブレザーかよ。まぁ、学ランってのも世界観と合わないからなぁ…」

クローゼットの中にかかっていたワイシャツに腕を通し、すっげー久しぶりにネクタイを巻き支度を終える。

学校ってことは今日の授業があるはずだけど、そもそも学校があるなんて知らないから今日の内容も知らないわけだ。つまり、用意もなにもない。

「よし!筆記用具だけ持って行こう」

本が一冊も置かれていない勉強机らしき机の上に散乱していた筆記用具を横にかかっていたカバンに入れて部屋を出る。

「遅いよエルくん。このままだとちょっと走らないと間に合わないかも」

僕の準備が遅くてちょっと焦ってるヒスイ君(制服バージョン)。

「あー…寝て起きたらなんかいろんなこと忘れてるっぽくて、僕校舎の場所とか教室の場所も知らないから案内よろしく!」

「何いってんの?校舎ならここから見えるじゃん。僕らが今居るのは敷地内にある寮なんだから当たり前じゃん。ほんとにいろんなこと忘れてるんだね。それはもういいや。エルくん走るよ」

マジか!寮生活とか初めてなんだけど!

「ほら、エルくん普通に走ってたら間に合わないかもしれないから【俊敏強化(アジリダ)】使ってね」

そういったそばからヒスイは【俊敏強化(アジリダ)】を発動したらしく、一気にスビードが上がって置いていかれる。

「マジか〜いろいろとツッコミ入れたいところはあるけど、マジか」

もう何がなんだかよくわかんないけど、このままだとヒスイを見失ってしまうかもしれないので【俊敏強化(アジリダ)】を発動させてヒスイを追う。

ナレファンス第一高校と呼ばれた学校の敷地内を爆走する2つの人影。

周りにはもうすでに誰もおらず、ただただ2人だけが校舎に向かって走り続けていた。

「ちょ、遠くね?ここ敷地内なんだよね?」

「そうだよ?うちの高校はナレファンス王国で一番の広さを誇る学校なのはみんな知ってるでよ?」

マジかよ。なんでわざわざ国一番の広さを誇る学校なんかに通ってるんだよ僕達は。

どう見たってこの広さ地方の国立総合大学並の広さがあるじゃねーかよ。端から端まで歩いて移動するのは馬鹿らしいから自転車で移動するのがおすすめされそうじゃねーか。

「エルくん!このまま普通に行ったら間に合わないから壁登ってくよ!」

「はぁ?またあれやんの?ヒスイは普通に登れるだろうからいいけど、僕はそれできないんだけど!」

「【筋力強化(ボデラーソ)】と併用すれば行けるから!ほんとにじゃないと間に合わないって!」

切羽詰まった表情をしながら僕のことを説得しようとしているヒスイ。

なんだ?なぜそこまで遅刻をすることに恐怖を抱いているんだこのドラゴンは。

僕は1人やっと到着した校舎の壁のところで立ち止まる。

そもそも、ヒスイが恐怖を抱く相手なんてそうそう…

ここで僕は一つの推論が頭をよぎり背筋がゾクッとするような感覚に襲われる。

僕とヒスイは学校に通う生徒だ。

そして、この流れだと、エーシェも生徒だろう。それはほぼ確定だ。

ここは学校だ。学生が居るだけでは学校という存在にはなることはないのである。

つまり、()()()()()のである。

そして、僕らの知り合いで教員をやっていそうな人が居るとすれば、それはきっとおそらく…エドガーさんだ。

エドガーさんが教員側で居るのであれば、ヒスイがここまで遅刻に対して恐れているのも頷ける。

あの人は十中八九…いや、もう疑うまでもなく()()()()である。

体育教師というのは大体どの学校でも生活指導の先生になっていることが多いのである。

つまり、この流れはほぼ確実にエドガーさんが生活指導の体育教師であることが確定してしまう。

「遅れたら…殺されるのか…」

「殺されはしないよ!?何物騒なこと言ってるのエルくん!?」

いや、殺されると言ってもあれだよ。ちょっと失血死寸前のところまでドロッドロのボロッボロにされるくらいだからぶっちゃけ半殺しくらいなんだろうけど…

「死にたくない!!【筋力強化(ボデラーソ)!!】」

ありったけの魔力を足に込めてヒスイと同じように壁を走るように登っていく。

3階の窓からヒスイが入っていくのを見て僕も同じように窓から校舎に飛び込む。

あ、これ土足だけど大丈夫なのかな?アメリカ~ンなスタイルってことで大丈夫?大丈夫ってことで!

「エルくんこっち!そろそろ先生が来ちゃう時間だから!」

そういいながら走るのではなくかなり早足で歩いていくヒスイ君。急いでいる状況なのに廊下を走らずに歩くなんて偉いね君。僕一人だったら爆走しているよ。

ヒスイについていくと”2−1”と書かれた部屋に到着した。

「なんとか間に合ったね」

「ヒスイ…一つ確認していい?僕らっていつもこんな感じなの?」

「そうだよ?だいたいエルくんのせいだけどね」

あ、はい。なんかすいません…

がらがらと教室のドアを開けると、僕ら以外の席はすべて生徒で埋まっていた。ほんとに遅刻ギリギリだったんだな僕ら。

「エルくんの席はあっちだよ」

ヒスイに指さされた机の座ると、ここまでの全力疾走&壁のぼりの疲れなのかただただ普通に安堵しただけなのかわからないけど、どっと疲れが押し寄せてきた。

制服で全力疾走するもんじゃないねあちぃや。

「おはようエル君。今日もギリギリね」

隣の席から声をかけられ、声の方向を向くとエーシェが居た。

「おはようエーシェ。あれ?いつもの帽子は?」

「学校じゃ目立つからかぶらないわよ」

それもそうか…というかエーシェの制服姿って…

「なんかコスプレっぽい」

疲れているからか考えていたことがそのまま口から出ていた。

「エル君?何かしら?」

「いや、なんでも?似合ってるよ?」

「あら、ありがと。でも、さっきは違う言葉だったわよね?」

聞き取れてんじゃねーかよ!!

「いや〜…なんかいつもと違う格好だとなんとも…ね」

「いつもと違うって?私はいつも制服を着てるじゃない?」

ああ、ソウイウ感じなんですねやっぱり…

キーンコーンカーンコーンと聞き慣れた鐘が鳴り教室に予想通りの人が入ってきた。

「諸君おはよう。本日のショートホームルームを始める。と、その前に…」

ごほんっと担任の先生らしきエドガー先生がわざとらしく咳払いをする。

「さっき壁を土足で登ってたヒスイとエルドナスはホームルームが終わったら職員室に来るように」

結局怒られるんかーい!

最後まで読んでくれたんですか?

あなたはとても優しい人です!素晴らしい!

…はい。というわけで、本編の更新もサボって、エーシェの杖の更新もサボっているざーさんです。

いや、ちょっと事情もあるんですよ?ツイッターの名前を変えたとおりなんですけど、それ以上に今ほとんど休めてなくて…

本編を書くのとエーシェの杖の話は割とちゃんと体力を使いそうなのでちょっとお休みしている状況ってわけです。でも、忙しかったりするとふざけたく鳴るじゃないですか!

そこで思ったのが、ふざけるならやっぱり学園パロディじゃね?でした。

そんなわけで気が済むまでちょくちょく更新していきますね。

さて、次回は誰出そっかな〜。

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