1/2
第一話
いきなりだが俺は転生した。
平凡な片側一車線の田舎道、通学中に突然乳母車を引いたばーさんに後ろから轢かれてしまい、運悪く座る部分?が脛に当たり悶絶していると、何もない場所から突然固い何かが俺の側面にぶつかった。
いま改めて思い返すと、軽トラに乗ったじーさんがスマホを見ながらこっちに向かって爆速していたかもしれない•••。
そんなことを、真っ白空間に褌一丁で胡座をかいて考えていた。
誰もいないので気にしないが結構「ふくよか」な体型で夏の時期になる前にシェイプアップをして誤魔化せる範囲だが鍋が美味しい季節だったので油断していた。
•••••。
嫌、こんかことになると誰が思っただろうか?
油断も糞もない。
実に腹正しい。
どんだけ時間が経ったのかわからないのも腹正しい。
1時間?、半日?、嫌もっとだろうか?
長い時間経ったような、気もするし短いような気もする
訳がわからない。
今流行りの異世界転生かとワクワクしていた俺の時間を返してほしい。