ガウラ作戦始動!
オカンから送られてくる映像をジェットハイパー機内で見ながらイデミツは待機していた
「こちらムラノ本部長、イデミツ聞こえるか」
「聞こえますよっと、本部長殿」
「こっちは今捜索難航中だ。水中墜落の可能性もある」
「そうだろうなと思っていたので、こちらでもヒロセの捜索を並行でやっているところ」
「そうか、とりあえず我々は件の青い発光体の調査も怠ることはできないの、一時間程で引き揚げる」
「了解、あ!」
「どうしたイデミツ」
イデミツは画面から目が離せない
「本部長、捜索は打ち切っても大丈夫です」
「どうしたんだ、ヒロセがいたのか」
「二人とも至急ベータに戻ってきてください」
数分後、駆け足でムラノとアラタの二人はベータ機に戻ってきた
「ハァハァ、イデミツさんヒロセさんは!」
「これ見てみ」
イデミツはオカンの送る映像を二人にみせた
そこには無惨な姿のジェットハイパーアルファが、湖底に頓挫する姿が映っていた
「こ、これヒロセさんが乗ってた......」
「......」
本部長は渋い顔をして黙りこんでしまった
「ムラノ本部へ、聞こえるかユリサキ」
「はいこちら本部、聞こえます」
「.....ヒロセはダメだった」
「え......?」
「我々はこれよりヒロセ捜索を打ち切り、例の発光体の調査に移る」
職員一同は黙ったままだった
その時、湖の方から大きい唸り声とばしゃばしゃという水の音が聞こえた
「なんだ!」
「本部長、こりゃ発光体の中身のお出ましだ」
「なんですありゃ!」
水面からざばあっと凶悪な顔を覗かせたのは、大きな獣だった
亀のような姿だが頭頂部、背中、しっぽにかけて無数の棘がギラめいている
怪獣は心臓に響く恐ろしい声を夜の霞ヶ浦に轟かせた
「か、怪獣か!」
「驚いた、人類が初遭遇した地球外生命体がまさかの怪獣とはね」
「本部長!これは偉いことになってますよ」
「レーダーに巨大な影が写っています!これはなんですか!」
「ユリサキ、君も直ちにジェットハイパーガンマで出動してくれ。我々は地上と空からの二手に別れて様子を見る。場合によっては攻撃行動にでる必要もある。警戒してことに当たれ!」
「「「了解!」」」
ユリサキのガンマが到着し、科特隊はついに作戦を始動した
「ユリサキとイデミツは上空二点から、我々は地上からの計三点で監視、場合によっては戦闘を行う」
「了解です、本部長」
「合点承知之助!」
「あいあいさー」
「本時刻をもって『ガウラ作戦』始動とする。各員配置につけ!」
ジェットハイパーに乗りこもうとしたイデミツが、足を止めて振り返った
「え、ちょっと待って何その作戦名」
「いや、霞ヶ浦だし、あの怪獣亀みたいだからな」
「もしかして霞『ヶ浦』と亀の『甲羅』のダジャレ?」
「改めて説明されるとしんどいな。合ってるけど」
「......うわ、本部長しんど」
イデミツはそそくさとジェットハイパーに上がって、強めにハッチを閉じた
アラタが飛び立つジェットハイパーを眺めながらムラノ本部長に言った
「なんかイデミツさんたまに、本部長にすごいキツいあたりしません?」
「......行くぞ」
「がってんでーい!!ヒロセさんの仇とる!」
科特本部結成後、初の地球外生命体との遭遇!どうなってしまうのか!
そして主人公全然出てこないけど大丈夫なのか?!