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プロローグ

初めまして、汰灘勇一と申します。他のサイトで二次創作は投稿してましたが、オリジナル小説を投稿するのは初めてです。読者の皆様が読んで楽しんでいただけたらいいなと思っています。


では、よろしくお願いします。

「どこだよここ・・・・・・」


 俺は気がつくと、知らない森の中にいた。


 さっきまで、俺は町中で買い物をしていたはずなんだけど・・・・・・取りあえず、何があったか整理しよう。


 俺の名は御劔龍馬みつるぎりょうま特撮番組が大好きな高校二年生、十七歳。家族は定食屋を営んでる両親に祖父ちゃんと祖母ちゃんと兄ちゃんの六人家族の次男である。


 今日は俺が好きな特撮番組、星龍戦士ドラグガイガー【星龍戦士ドラグガイガーとは数千年前、世界征服を企んで封印された悪の超古代文明、マドールが封印を解かれて世界侵略を始めた。復活を予見した古代文明研究家であり、科学者の御手洗博士がマドールを封印した超古代文明の技術を参考にして開発した戦う戦士の事である】のメモリアルアイテムを買いに行って・・・・・・その後、どうしたんだっけ? 

 

 買いに行った後の記憶が無くて、それで気がついたらここにいた。一体、何がどうなってるんだ? うん・・・・・・?


 イライラして右手で頭をかきむしっているとぐさっと何か刺さる感触が・・・・・・って、痛っ!


 右手に何かついてる? それが刺さった!?


 右手を見て確認すると、右手には赤い龍の腕みたいな籠手が装着してあった。その籠手の甲の部分には四角いディスプレイがはめてあった。籠手の尻の部分には何かを入れる穴が二つある


 俺はこの籠手を知っている。これは・・・・・・ドラグガイガーに変身するための道具、龍拳ドラゴンナックラーだ。


 エレメントクリスタルと呼ばれるクリスタルをドラゴンナックラーに装填して変身するのだが・・・・・・


「大人用のドラゴンナックラーってまだ販売はされてないよな」


 そう、ドラゴンナックラーには某仮面の戦士達のような大人が付けることが出来る変身道具のオモチャはまだ、販売されていない。今回のイベントで、大人が付けられる変身道具のオモチャが販売されると告知があったけどそれではなさそうなんだよな。


 まさか、コレが本物とかないよな・・・・・・あり得ないな


「とりあえず、今の持ち物を確認しようか」


 自分の考えを否定する為にも違うことを考える。リュックを開けて中身を確認する。


 財布(所持金16666円)にスマホ(圏外で繋がらない)と母さんに頼まれてメモリアルアイテムを買いに行く前に買った料理のレシピ本数冊に何故かトランプ。


 トランプは持ってた記憶がないな。他にもドラグガイガーbのイベント限定アイテムがあったはずだけど、何故かそれがない。


 あとは腰にはドラゴンカイザーに変身するために使うクリスタルや、技を使うために使うクリスタルが入ってるクリスタルホルダーがある。これも俺は付けていた記憶がない。


「うーん、何がどうなってるんだ? ここがどこだかも分からないし、最悪だ・・・・・・うん?」


 悩んでいると、近くの茂みががさがさと揺れて、緑色の肌の毛が生えていない五、六歳の男の子ぐらいの大きさの小鬼、ゴブリンがナイフを持って飛び出してきた。


「はっ?」


 俺は状況が分からなくて呆けてしまった。何で、ゴブリンがいる? ゴブリンって映画やゲームのRPGに出てくるモンスターだよな? それが何で俺の目の前にゴブリンが? どこかの番組のどっきりか? それにしては何かリアルだけど・・・・・・っ! 


 嫌な予感がして、横に転がるとゴブリンは手に持っているナイフを俺に向けて振り下ろしてきた。俺の後ろにあった木の幹に切り傷がついている。


「うおいっ!?」


 えっ? 何コレ? 本物? ありえない。だけど、俺の目の前にはあり得ない存在が確かに存在する。ということはやらないとやられる?


「ガアアアアッ!」


「ウワアアアアアッ!」


 牙をむいて襲いかかってくるゴブリンにとっさに右手を突き出すと、ゴブリンに当たってゴブリンは吹っ飛んだ。


「・・・・・・えっ?」


 俺は何が起きたか理解できてなかった。倒したのか?


 恐る恐る近づくとゴブリンの首はあらぬ方向を向いていてゴブリンは動かない。どうやら倒したみたいだ。


 ・・・・・・このドラゴンナックラーって本物?


「本物か確かめるか」


 俺は腰のクリスタルホルダーからDと書いてある白いクリスタルを一つ取り出して、ドラゴンナックラーのクリスタル装填口に装填して、ディスプレイに現れたインストールのボタンを押す。


「データクリスタル、インストール!」


『データクリスタルサーチ! オーケー? サーチ! インストール! GO!』


 ボタンを押すと共にドラゴンナックラーから音声が流れる。この音声特撮番組の設定では御手洗博士の趣味でかなりうるさい。まあ、最近のヒーローの変身道具は黙ったら死ぬって言われるほどうるさいのが多いけどね。


 音声が流れてディスプレイにはキーボードが現れる。音声で分かったけど、これはサーチのデータクリスタルか。


 Dと書かれた白いクリスタルはデータクリスタルと言ってドラゴンナックラーに装填してクリスタルの中にあるデータをインストールするとその能力が使えるようになる。かなり便利な能力を持つクリスタルや意味のない能力を持ってるクリスタルがあって、データをインストールするまで何の能力を持っているクリスタルなのか分からないのだ。開発した御手洗博士曰く、その方が面白いからだそうだ。


 今回インストールしたデータクリスタルはサーチのデータクリスタル。その名の通り、探す時に使うクリスタル。キーワードを入力したら人や物、場所を探すことできる。あとはネットとかの検索も出来る。


「とりあえず、近くにある人がいる場所を調べよう。ここはどこなのか情報が欲しいし・・・・・・言葉が通じるかは分からないけど」


 今の俺に必要なのはこの世界の情報だ。どんな世界なのか、人がいるのか、どんな国があるのか、通貨は? どんなモンスターが居るのかなど、色んな情報が欲しい。


 検索するとディスプレイには地図が表示される。その地図に表示されている国の名前はビドルラード。やっぱり、知らない国だな。


 地図の中で俺がいる現在地と近くにある村が表示される。


「よかった・・・・・・近くに村がある」


 俺は思わずほっとした。


 言葉が通じなかったら・・・・・・全力で逃げよう。


「近くにあるのは・・・・・・ドーチ村か。そこを目指すか・・・・・・あでも、ここ異世界だしもしかしてモンスターの村かも・・・・・・うん?」


 今俺がいるところから近いのはドーチ村と言う名前の村でここから歩いて一時間ぐらいの所にあるみたいだな。村の上にはヒューマンって書いてある。


 山の方にある村の名前を見ると村の名前の上にはオーガと書いてある村がある。


「ということはドーチ村は人が住む村か! よかった~」


 取りあえず、ドーチ村を目標にして行こうか。


 期待と不安と共にリュックを背負って俺はドーチ村に向かって歩き出した。

如何だったでしょうか? オリジナル小説を投稿したのは初めてだったので緊張しました。


できたら週一で投稿したいです


次回もよろしくお願いします

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