表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

ACT.01 高校デビューしてはいけないのですか? 01

20XX年、11月15日(日)


この日は、我らが百日紅中学(さるすべりちゅうがく)百紅祭(ひゃくべにさい)、もとい音楽祭の日だった。


僕たちの中学での音楽祭の後半は、『自由参加部門』という様々の生徒たちが『漫才・バンド・弾き語り』などの自由な出し物をステージの上でやるのだ。


みんな楽しんで騒いでいた。


もちろん俺も同じだけどね。


俺は、楽しいことが大好きだった。


だから、俺もこの『自由参加部門』に出たかった。


でも俺の周りの人は、みんな消極的で誰も一緒に参加してくれなかった......


これだから消極的なヤツは!!


まぁ俺も人間関係では、やばいほど消極的だけど......


べ、別に恥ずかしくなんてないんだからね!!


......っとそんなこと言っている間に、俺のクラスのメンバーのバンド『雨風苦痛人』が、ステージに上ったぞ!


『みんな、俺たちのライブにようこそ!!』


ボーカルがそう言うと同時に、楽器のメンツが音を鳴らし始めた。


そうすることで、もっと会場の盛り上がりも、温度もヒートアップした。


『まず、メンバー紹介だ! リードギターのーーー』


どんどんと紹介が終わっていった。そして、その1人1人が自分の紹介が終わった後にソロを披露していた。


やはり、ステージに立つだけあってみんな上手い......!


ソロだけで分かった。


こんな初心者にも分かったのだ。他の人が分からないはずがない。


『俺たちの1曲目は、バンドではお馴染みのこの曲だ!!』


みんなが演奏を始める。


この曲は、俺でも知っている曲だった。


そう『小さな○のうた』だった。



♪ ♫ ♩ ♪ ♫ ♩ ♪ ♫ ♩



『みんなありがとう!!』


気が付けば俺は、そのバンドが見えなくなるまでずっと手を大きく挙げて拍手をしていた。


感動したのだ。


第一印象にカッコよかった!


特に、サイドギター(って言ってたっけ?)の『高草木 直哉』のギターの虜になっていた。


俺もやってみたい!


そう思った瞬間だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ