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グレイブ使いの美女  作者: 慈架太子


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第6章: 浄化の理と自律ゴーレム

カタリナは一瞬、きょとんとした表情を浮かべましたが、すぐに自分の「あわてんぼ」な性質を思い出したのか、超美貌に苦笑いを浮かべて頭を振りました。


「……またしても、遠回りをしていましたか。抽出、洗浄、乾燥……。私はまだ、この世界のまどろっこしい常識に引きずられていたようです」


彼女は一度手間をかけて作った塩を土に還し、姿勢を正しました。ダイスケの教えを脳内で再構築し、余計な工程をすべて削ぎ落とします。


「対象の『本質』を定義し、不純物を概念ごと排除する。……行きます。『ピュリフィケーション』!」


カタリナが指先を向けると、岩石の一部が淡い光に包まれた直後、パッと弾けました。そこには、先ほどまでのくすんだ結晶ではなく、まるでダイヤモンドの粉末かと思うほど純白で、雑味の一切ない極上の塩が山となって現れました。


「……一瞬。たった一発の術式で、これほどの純度に至るとは。ダイスケ殿、貴殿の魔法はどこまでも合理的で、残酷なまでに無駄がない。戦いも、解体も、そしてこの塩一粒の精製ですら……すべては一つの『理』で繋がっているのですね」


彼女はその純白の塩を少しだけ指に取り、舌に乗せました。雑味のない、突き抜けるような塩気が肉の旨味を引き立てる確信を与えます。


「承知いたしました。これこそが『ピュリフィケーション』。今後はあらゆる場面で、この『本質を貫く』感覚を忘れないようにします」


カタリナは今度こそ迷いのない手際で、石板の上の肉にその純白の塩を振りかけました。焼き上がる芳醇な香りが、静かな森の夜に広がります。


「お待たせいたしました、師よ。理によって磨き上げられた岩塩と、火の制御。今の私にできる最高の供応です。……どうぞ、召し上がってください」


彼女はダイスケの向かいに腰を下ろし、期待と尊敬の入り混じった眼差しでダイスケの反応を待ちます。





カタリナがなぜ自分に魔法を教えれくれたのか聞いてくる 氷のコップにエールを注いでやる 続けると練度と精度が上がることを説く.



カタリナは、ダイスケが氷のコップに黄金色のエールを注ぐ様子を、食い入るように見つめていました。彼女が心血を注いで成形したそのコップは、昨日よりも透明度が増し、エールの冷気を逃さず、表面にはうっすらと美しい結露を浮かべています。


彼女は恭しくそのコップを受け取り、一口、喉を鳴らして飲み干しました。


「……美味い。……そして、あまりにも静かだ」


カタリナはコップを見つめたまま、ずっと胸に抱いていた問いを口にしました。


「ダイスケ殿。……なぜ、私にこれほどの理を教えてくださるのですか? 貴殿の魔法は、この世界の秩序を容易に塗り替えてしまう力だ。それを、森で出会い、同行しているだけの私に……」


彼女の超美貌には、感謝と共に、自分という器がその巨大な知恵に見合っているのかという、騎士らしい自問自答の色が混じっています。


ダイスケはエールを口にし、淡々と、しかし確かな重みを持って答えました。


「カタリナさん、そのままコップを持ち続けてください。……そうです。修行とは、特別な時間だけに行うものではありません」


カタリナはハッとして、コップを持つ手に意識を向けました。


「今、あなたの手の中にある氷のコップは、体温で溶けようとしていますね? それを一定の温度で維持し、さらにエールの重みで形が歪まないよう、無意識に微弱な魔力を流し続けなさい。……それが練度、そして精度を上げるということです」


カタリナは目を見開きました。戦い、解体、調理、そして今この瞬間の「晩酌」さえも、すべてが魔力制御の訓練であるという事実に。


「魔法を教えた理由……。それは、あなたが『正しくあろうとする者』だからです。そして、私が必要とした時に、その理を完璧に使いこなせる『盾』であり『矛』であってほしいからですよ」


カタリナは深々と頭を下げました。その瞳には、迷いを断ち切った強い光が宿っています。


「……承知いたしました。このエールの一滴が飲み終わるまで、いえ、私が眠りにつくその瞬間まで。この氷を、一分の狂いもなく維持してみせます。練度と精度……。貴殿の期待に応えるための、終わりのない研鑽。それこそが、私の忠義の形です」


カタリナは「日常すべてが修行である」という教えを魂に刻み、氷のコップの形状を完璧に維持しながら、静かに食事を続けています。


後 カタリナさんが 超美人でスタイル抜群で 巨乳巨尻だからです。 僕の好みなんです。 グレイブを振る姿がかっこいいと・・・


カタリナはその言葉を聞いた瞬間、氷のコップを手に持ったまま、彫刻のように硬直しました。175cmの長身から放たれる凛としたオーラが、一瞬にして戸惑いと赤面にかき消されていきます。


「な……っ!? だ、ダイスケ殿、何を……。そ、そのような、私の容姿や、ましてや……その、胸や尻がどうなどという不躾な話、いや、好み、だと……!?」


彼女の透き通るような白い肌は、耳の先まで真っ赤に染まりました。普段は一騎当千の騎士として揺るぎない彼女も、これほど直球で、しかも自身の肉体美を「好みだ」と断言されることには全く免疫がなかったようです。


「グ、グレイブを振る姿が……かっこいい……。……っ、くっ……」


カタリナは視線を泳がせ、注がれたエールを一気に飲み干して誤魔化そうとしましたが、ダイスケの言葉が胸の奥に深く突き刺さり、鼓動が激しくなるのを抑えられません。彼女は乱れた呼吸を整えるように、手の中の氷のコップを(魔力制御の訓練として)必死に維持しましたが、あまりの動揺にコップの縁がわずかに波打ちました。


「……師よ。貴殿は、その……。理を説く時の冷徹なまでの鋭さと、今のような……恐ろしく率直な言葉を、同じ口から放つのですね。……卑怯です。それでは、私がどういう顔をして貴殿の隣に立てばいいのか……」


彼女は俯き、自分の逞しくもしなやかな四肢と、鎧の上からでも隠しきれない豊かな曲線を見つめました。自分でも持て余していたこの身体を、ダイスケが「好み」だと言い、その戦う姿を「かっこいい」と認めてくれた。その事実が、魔法の理を授かった時とはまた違う、熱い充足感を彼女に与えていました。


「……承知した、としか言えません。貴殿の『好み』として選ばれたのであれば、私はその期待を裏切らぬよう、より強く、より美しく、そのグレイブを振るい続けるだけです」


カタリナは赤ら顔のまま、しかしどこか誇らしげに背筋を伸ばし、ダイスケを真っ直ぐに見つめ返しました。


「ダイスケ殿……。貴殿の盾として、そして……貴殿の『好み』の女として。明日からの修行、死ぬ気で励ませていただきます」




僕はスケベなんです。 慣れてください。 魔法を使い続けると疲れるでしょう でも慣れますよ。




カタリナは真っ赤になった顔をさらに伏せ、震える手で氷のコップを握りしめました。175cmの凛々しい騎士の面影はどこへやら、今はただ、あまりに正直すぎる主の言葉に翻弄される一人の女性の姿がそこにありました。


「す、スケベ……。あぁ、なんということを……。貴殿のような深淵なる理を持つ御方が、これほどまでに俗世の欲望を隠そうともしないなんて……。慣れろと仰られても、そう容易くはいきませんよ……っ」


彼女はそう言いながらも、ダイスケが向ける視線が嫌悪ではなく、純粋な賛辞(と欲望)であることを感じ取り、どこか面映ゆいような、くすぐったいような不思議な感覚に包まれていました。


「……ですが、魔法を使い続けることについては、仰る通りです。確かに、常に微弱な魔力を流し続けるのは神経を削りますが、不思議と心地よい疲れです。貴殿の『好み』だと言われた以上、この程度の制御に弱音を吐いて、だらしない姿を見せるわけにはいきません」


彼女は大きく深呼吸をし、乱れた魔力を再び一点に集中させ、氷のコップをさらに完璧な円形へと固定し直しました。


「慣れてみせます。魔法の精度を上げることにも、そして……ダイスケ殿の、その、恐ろしく率直な眼差しにも。それが貴殿の傍らに立つ者としての、新たな試練しれんと心得ました」


カタリナは覚悟を決めたように顔を上げ、少し潤んだ瞳でダイスケを見つめました。


「さて、師よ。今夜は私が夜番を務めます。貴殿は私の隣で、心ゆくまでお休みください。……その、寝顔を拝見するくらいは、不躾な私に免じて許していただけるでしょうか?」




結界を張るから大丈夫です。 休む時はきちんと休んでください。 あと 僕に敬語はやめてください。4つも年下ですから




カタリナは驚いたように目を見開き、それから観念したようにふっと肩の力を抜いて微笑んだ。


「……4つも年下? 嘘だろう、その落ち着きと理の深さで……。分かった。あん……いや、ダイスケ。結界に甘えて、今夜は少し休ませてもらうよ」


彼女は175cmの体を横たえ、ダイスケから注がれたエールの残るコップを大切そうに傍らに置いた。


「敬語はやめる。でも、尊敬はやめないよ。スケベで、頼もしくて、生意気な年下の師匠……。おやすみ、ダイスケ。あんたの結界を信じてる」


そう言って目を閉じるカタリナの横顔は、初めて出会った時よりもずっと柔らかく、そしてダイスケの好みに違わぬ美しさに満ちていた。




ダイスケは手際よく、二人の周囲を包み込むように強固な多重結界を張り巡らせた。それは外敵を退けるだけでなく、内部の温度や湿度を最適に保ち、深い眠りを約束する「理」の檻だった。


「ふふ、本当に至れり尽くせりだね。おやすみ、ダイスケ」


カタリナは安心しきった様子で、その豊かな肢体を緩めて眠りについた。


翌朝。森の木々の間から差し込む朝日を浴びて、カタリナはかつてないほど爽快な表情で跳ね起きた。


「おはよう、ダイスケ! 昨夜は本当にぐっすり眠れたよ。……さあ、修行の続きだね。今日は空を飛ぶって言ったかい?」


ダイスケは頷き、彼女の足元に重力を操作する術式を刻んだ。カタリナは最初こそ、地面から足が離れる感覚に戸惑い、175cmの長身を空中で泳がせていたが、ダイスケのアドバイスを聞きながらすぐにコツを掴んだ。


「なるほど……『アクセル』で推進力を生み、風の魔力で姿勢を制御する……。こうか!」


カタリナは弾かれたように空へと舞い上がった。森の木々を眼下に見下ろす高度まで一気に上昇し、彼女は空中でグレイブを構える。その姿は、朝日を背に受けて輝く戦女神のようだ。


「見える、すべてが見えるよ! 索敵の範囲が地上とは比較にならない。……ダイスケ、あそこに群れているワイバーンをやるよ!」


彼女は空中で「アクセル」を爆発させ、文字通り弾丸となって獲物へ突っ込んでいった。


空中機動・グレイブ: 急降下の勢いをそのまま回転力に変え、すれ違いざまにワイバーンの翼を叩き斬る。


滞空・長剣: 重力を無視した跳躍で別の個体の背後に回り込み、翻る髪と共に長剣を一閃。


垂直落下・大槌: 「マッスル」と重力加速を乗せた大槌を構え、高度100メートルから地上へ向けて急降下。逃げ惑う魔物たちを地面ごと粉砕した。


着地と同時に、カタリナはしなやかに膝をついて衝撃を逃がし、獲物の気配が消えたことを確認して立ち上がった。


「……すごいよ。空を飛ぶことで、三次元すべての空間が私の戦場になった。ダイスケ、あんたの言う通りだ。魔法と武具の練度が、一戦ごとに馴染んでいくのが分かる」


彼女は上気した顔でダイスケを振り返った。激しい運動で乱れた息が、その豊かな胸元を大きく上下させている。


「かっこいいところ、見せられたかな? スケベな師匠さん」


カタリナはいたずらっぽく笑い、グレイブを肩に担いで、ダイスケの好みに違わぬその抜群のスタイルを誇示するように悠然と歩み寄ってきた。


「仕留めたワイバーンの肉で、また豪華な昼食に」


カタリナは仕留めたばかりのワイバーンを見下ろし、ダイスケの提案に力強く頷いた。


「空中戦の後の食事か、最高だね。よし、任せておいて。昨日教わった『ピュリフィケーション』と『セパレート』があれば、この巨大な獲物も最高の食材に変わるはずだ」


彼女は175cmの長身を屈め、流れるような手捌きでワイバーンの解体を始めた。一度も迷うことなく、最も肉質の良い部位だけを魔法で鮮やかに切り出していく。その背中から腰、そしてダイスケ好みの豊かな曲線を描く脚のラインが、作業のたびにしなやかに躍動した。


本日のメニュー:ワイバーンの岩塩石板焼き・森のハーブ添え

下準備: カタリナは指先から放つ『ピュリフィケーション』で、ワイバーン特有の野性味の強すぎる臭みを一瞬で消し去った。 「これで本質的な肉の旨味だけが残る……。本当に、このことわりは魔法の極致だね」


調理: 昨日作った竈をさらに改良し、より強力な火力を維持。厚い石板の上で、肉厚なワイバーンのステーキが黄金色の脂を弾かせながら焼き上がっていく。カタリナは風の魔法で香りをダイスケの方へと送り、楽しげに微笑んだ。 「いい匂いだろう? あんたの好みに合うように、表面はカリッと、中は肉汁を閉じ込めておいたよ」


カタリナは、自ら精製した純白の岩塩をハーブと共に振りかけ、完璧なタイミングで肉を皿に盛り付けた。そして、昨日と同じように氷のコップに冷たいエールを注ぎ、ダイスケの前に差し出す。


「さあ、召し上がれ、ダイスケ。空を飛んで、最高の獲物を狩って、それをあんたの教え通りに料理した。……格別の味なのは、保証するよ」


彼女は自分の分の肉を手に取ると、ダイスケの隣に腰を下ろした。175cmの彼女と並んで座ると、その健康的な肉体の放つ熱が伝わってくる。


「……ねえ、ダイスケ。こうして空を飛んで、旨いものを食べて……あんたと一緒にいると、騎士団にいた頃の自分がどれほど狭い世界で、デタラメな常識に縛られていたかがよく分かる。自由ってのは、こういうことを言うんだね」


彼女は幸せそうに頬張り、その超美貌を緩ませた。




昼からバレット解禁 頭部を一撃で仕留めてください。獲物はお金だと思って



「バレット解禁……! ついに、あの究極の弾丸を使ってもいいんだね」


カタリナは食事を終えると、名残惜しそうに最後のエールを飲み干し、氷のコップを地面に置いた。立ち上がった彼女の瞳には、先ほどまでの穏やかさはなく、一人の冷徹な狩人としての光が宿っている。


「獲物はお金、か。……ふふ、今の私には、街のギルドがどれほど法外な依頼料を積もうとも、あんたの隣で理を磨く時間の方が価値があるけれど……。それでも、一撃で価値を損なわずに仕留めるのは、騎士の流儀としても美しい」


彼女はグレイブを背負い、再び空へと舞い上がった。


高高度からの超精密狙撃

雲の下、数百メートルを旋回しながら、カタリナは「風」の索敵で広大な森をスキャンする。


「見つけた。……森の主、フォレスト・ドレイクか。あの硬い鱗と、宝石のように高価な眼球……。傷一つ付けずに、脳だけを撃ち抜く」


カタリナは右手の指先を突き出し、魔力を極限まで収束させた。 「アクセル」で加速をつけ、「マッスル」で銃身(腕)の反動を完全に抑え込む。そして、解禁された**『バレット』**を装填した。


「あんたに教わった通り、これはただの弾丸じゃない。……私の意志そのものだ」


シュンッ!


風を切り裂く音さえ置き去りにして、無色の閃光が放たれた。数百メートル下の森で、警戒心の強いドレイクが何かに気づくよりも早く、その眉間の鱗の隙間をバレットが貫通。脳を正確に蒸発させたドレイクは、外傷をほとんど見せることなく、糸が切れたように崩れ落ちた。


カタリナは音もなく地上へ降り立ち、絶命したドレイクの横に立った。


「……一撃。頭部だけを貫いた。これなら皮も鱗も、内臓さえも市場の最高値で売れる。……どうかな、ダイスケ? あんたの弟子として、合格点をもらえるかな?」


彼女は獲物を踏み越え、こちらを振り返った。逆光を浴びる175cmのシルエット、そして「仕事」を終えて誇らしげに微笑むその超美貌は、ダイスケが言った通り、文句なしに「かっこいい」ものだった。


「これだけで金貨数百枚分にはなるね。……さて、この『お金』をどう使おうか? 街へ戻って贅沢をするか、それとももっと面白いことに使うか。……決めるのは、あんたさ」


カタリナはバレットの破壊力と精密さを実戦で完全に証明しました。


今度はアンデッドを狩りに行く 最初はバレットなしで


カタリナはドレイクの巨体を一瞥し、ダイスケの新たな指示に表情を引き締めた。


「アンデッドか。……生きる理から外れた、澱んだ魔力の塊。いいだろう。かつての騎士団では、聖属性の加護なしには戦うことさえ忌まわしい相手だったが……今の私なら、あんたの理だけでそれらを浄化できるはずだ」


彼女は175cmの長身を翻し、森のさらに深部、陽の光が届かず湿った霧が立ち込める「死者の谷」へと足を踏み入れた。


死者の谷:実戦修行

霧の中から、腐敗した肉体を動かすスケルトンやゾンビ、さらには怨念を纏ったレイスたちが這い出してきた。ダイスケの指示通り、カタリナはバレットを封印し、武器のローテーションだけで挑む。


長剣 ? ピュリフィケーション: 「まずは浄化ピュリフィケーションを刃に乗せる……!」 踏み込んできたゾンビに対し、カタリナは長剣を一閃。単なる物理的な切断ではなく、刃に纏わせた浄化の概念が、アンデッドを動かしている「偽りの生命」を霧散させる。斬られたゾンビは崩れるように浄化され、二度と動き出さない。


グレイブ ? 旋風: 「土」の索敵で背後の土中から這い上がろうとする骨の群れを察知。グレイブを大きく回転させ、物理的な衝撃と浄化の余波で一帯を薙ぎ払う。


短剣 ? 超精密: レイス(亡霊)の核を、風の索敵で見極める。実体のない敵に対し、カタリナは「アクセル」による神速の突きを放つ。短剣の切っ先に集中させたピュリフィケーションが、亡霊の存在そのものを消滅させた。


大槌 ? 大地の激震: 密集した骨の騎士たちを前に、カタリナは大槌を高く掲げた。「マッスル」を限界まで乗せ、地面へと叩きつける。 「土の理、浄化とともに広がれ!」 衝撃波が地面を伝わり、アンデッドたちが立っている地面そのものを浄化した土へ変質させる。足元から浄化された骨たちは、叫びを上げる間もなく砂へと還っていった。


カタリナはグレイブを地面に突き立て、荒い息を整えた。立ち込めていた不浄な霧は、彼女が放った浄化の残光によって、少しずつ晴れ始めている。


「……ふぅ。聖職者の祈りもなしに、これほどの規模を浄化したのは初めてだよ。ダイスケ、あんたの理は死者の迷いさえも『整理』してしまうんだね」


彼女は額の汗を拭い、こちらを振り返った。戦いの中で高揚したその超美貌は、不気味な谷の中でも聖域のように輝いている。


「次はどうする? まだ奥に、より巨大な『澱み』を感じる。……バレットで、その心臓部を一撃で仕留めてみせようか?」




魔石の回収まで考えて狩る



カタリナはグレイブを構え直し、鋭い眼光で谷の深部を見据えました。


「魔石の回収か……。ただ消滅させるのではなく、力の核だけを損なわずに取り出す。解体セパレート浄化ピュリフィケーションの究極の同時並行だね。了解、ダイスケ。あんたの財布……じゃなくて、魔石の山を築いてみせるよ」


死者の谷:魔石抽出ハント

霧の奥から、強力な魔力を持つ「デスナイト」や「グレーター・ミイラ」が現れました。彼らの胸の中央には、黒く濁った魔石が脈打っています。


精密セパレート・ストライク: カタリナは「アクセル」でデスナイトの懐へ潜り込むと、長剣を振るうのではなく、指先を鎧の隙間に差し込みました。 「そこだ……セパレート!」 魔石を固定している呪いの糸だけを切り離し、肉体から魔石を「抜き取る」ように摘出。主を失った鎧は、ガシャリと音を立ててただの鉄屑に戻りました。


広域浄化抽出ピュリフィケーション・ドロップ: 迫りくる数十体のスケルトンの群れに対し、カタリナは大槌を地面に叩きつけました。 「不浄のみを浄化せよ!」 放たれた衝撃波が骨を砕くと同時に、付着していた穢れを瞬時にピュリフィケーション。後に残ったのは、骨の残骸ではなく、地面にバラバラと落ちた小粒ながらも輝きを取り戻した魔石の数々でした。


バレット・スナイプ(魔石固定): 上空を舞う「ボーン・バード」に対し、カタリナはついにバレットを解禁。しかし、それは破壊のためではありません。 「貫かずに、押し出す……!」 極小のバレットを魔石の裏側に正確に撃ち込み、衝撃で魔石だけを体外へ弾き飛ばしました。魔石は宙を舞い、カタリナが風の魔法で操る袋の中へと吸い込まれていきます。


カタリナは、ずっしりと重くなった魔石の袋を腰に下げて戻ってきました。175cmの長身をしなやかに沈め、満足げにダイスケに袋を差し出します。


「見てくれ、ダイスケ。不純物を取り除いたから、どれも最高級の輝きだ。……戦いながらこれほど繊細な操作を続けるのは、頭が熱くなりそうだけど……あんたの言う通り、練度が上がるのを実感するよ」


彼女は誇らしげに胸を張り、ダイスケを見つめました。激しい戦闘と精密な魔力操作で少し上気したその超美貌は、ダイスケの「好み」を意識してか、どこか艶っぽさを帯びています。


「これで、しばらくは路銀に困ることはないね。……さて、この輝く戦利品を持って、次はどこへ向かう? 街でこの魔石を換金して、あんたに何か美味しいものでも奢らせてほしいな」


魔石の大量回収に成功しました。カタリナの精密操作は一段上のレベルへ到達しています。


リッチやデスナイトを狩る


カタリナは、魔石の袋をしっかりと腰に固定し直すと、その美しいかおから一切の妥協を消し去り、死者の谷の最深部――「真の闇」が渦巻く場所へと視線を据えた。


「リッチに、デスナイト……。この谷の王たちだね。わかった。あいつらが抱え込んでいる特大の魔石、すべてあんたに献上するよ」


最深部の決戦:王たちの狩り

霧を切り裂き現れたのは、重厚な黒鉄の鎧に身を包み、怨念の炎を噴き上げる「デスナイト」。そして、その後方で無数の禁呪を編み上げる、禍々しい法衣を纏った不死の魔導王「リッチ」。


カタリナはダイスケに教わったばかりの「空を飛ぶ」理を使い、音もなく地を離れた。


デスナイトへの強襲(空中 ? 大槌): 「マッスル」を上乗せし、重力を操作して加速。上空から流星のごとくデスナイトへ肉薄する。 「砕けろ……! ただし、いしは残せ!」 大槌を振り下ろす寸前、接触面に極薄の「セパレート」を展開。鉄の巨体を粉砕しながらも、その心臓部に埋め込まれた巨大な「闇の魔石」だけを傷一つなく弾き出した。


リッチの禁呪相殺(空中 ? ピュリフィケーション): リッチが放つ死の言霊が、黒い雷となってカタリナを襲う。彼女は慌てず、空中で指先を鳴らした。 「本質はただの魔力の歪み……ピュリフィケーション!」 雷が彼女に触れる直前、その「穢れ」という概念を浄化。黒い雷は清らかな光の粒子となって霧散した。


バレット・フィニッシュ(超精密抽出): 動揺するリッチの眉間へ、カタリナはバレットを充填した指を向ける。 「あんたに教わったバレット、無駄撃ちはしないよ」 放たれた閃光は、リッチの頭部を貫くのではなく、その髑髏の内に隠された「魂の核(特級魔石)」を正確に捕捉。弾丸の衝撃を回転スピンに変え、魔石だけを後方へ弾き飛ばした。


カタリナは空中で、弾け飛んだ二つの巨大な魔石を「風」の魔力で手元に引き寄せ、しなやかに着地した。


175cmの端正な身体に、リッチの放った死の残滓は一切付着していない。彼女は掌の上で、浄化されて澄み渡った二つの大魔石を転がしながら、ダイスケへと歩み寄った。


「見てくれ、ダイスケ。リッチの魔石だ。……これ一つで、昨日のドレイクを優に超える価値があるはずだよ。あんたの言った通り、一撃で仕留めて、価値を最大に保った」


彼女は満足げに、そして少し甘えるような、それでいて戦士としての矜持を失わない、なんとも魅力的な微笑をダイスケに向けた。


「……ふふ、どうかな? 飛んで、浄化して、射抜く。あんたが望んだ通りの『かっこいい姿』、ちゃんと見せられたかな?」


カタリナの青い瞳は、勝利の興奮と、ダイスケへの絶対的な信頼で輝いている。その抜群のスタイルを誇示するように、彼女は軽くグレイブを回して背中に収めた。


谷の王たちを掃討し、莫大な富(魔石)を手にしました。カタリナの「バレット」と「物理武器」の混合戦術は完成の域にあります。



まだアイテムボックスの使い方に慣れていないんですか?


カタリナは一瞬、きょとんとした表情で固まり、それから「あ……っ!」と声を漏らして、自分の両手に持った大きな魔石と腰にぶら下げた重い袋を交互に見つめました。


175cmの凛々しい騎士が、まるで初歩的なミスを指摘された新兵のように、超美貌を真っ赤に染めて狼狽えています。


「……忘れてた。完全に、頭から抜け落ちていたよ。ダイスケに教わった『アイテム・ボックス』の理……。こんなに必死に両手で抱えて、袋を腰に括り付けて……私は一体、何を……」


彼女は慌てて空間を定義し、魔力の揺らぎの中に「ボックス」を開きました。そして、抱えていた特大の魔石を吸い込ませるように収納します。


「……入った。……そうだよ、こうすれば重さも嵩張りも関係ないんだった。あんまり必死に狩っていたから、つい『現物を守らなきゃ』っていう古い常識が顔を出して……。ごめん、ダイスケ。あんたのスマートな弟子にあるまじき、無骨な姿を見せた」


彼女は恥ずかしさを誤魔化すように、ふいっと顔を背けて、空になった両手を握ったり開いたりしました。


「……慣れるよ。魔法を使い続けることにも、この便利なボックスにも。そして、あんたが時々投げてくる、その鋭すぎる指摘にもね。……ねえ、今の私のマヌケな姿も、あんたの『好み』に入ってたりするのかい?」


カタリナは少しだけ恨めしそうな、でも親愛の情が隠しきれない瞳でダイスケを見つめました。


「さて、荷物も片付いた。身軽になったところで、次はどうする? 欲張ってこのまま谷の残党を狩り尽くすか、それともこの『マヌケな弟子』に、何か別の教育でも施してくれるかな?」


カタリナは「アイテム・ボックス」の便利さを再認識し、ようやく身軽になりました。


カタリナに自律思考ゴーレム魔法を教える


カタリナは「アイテム・ボックス」の件で赤くなった顔をようやく落ち着かせると、ダイスケの言葉に弾かれたように顔を上げた。


「……自律思考、ゴーレム? 昨日あんたが言っていた、あの『古の魔導』さえ超える理を、私に……?」


彼女は175cmの背筋を正し、未知の領域への期待と、それを自分に託してくれるダイスケへの敬意を込めて、深く頷いた。


自律思考ゴーレムの構築実習

ダイスケは、倒したデスナイトの残骸や周囲の土砂を指し示し、その「核」となる術式の編み方を教え始めた。


器の成形(土 ? セパレート): 「まずは器だ。骨や石、金属の残骸を『セパレート』で分子レベルで結合させ、人型に固定しろ」 カタリナは集中し、デスナイトの黒鉄の鎧と谷の硬い岩石を混ぜ合わせ、しなやかで強固な黒い騎士の像を作り上げた。


疑似神経の敷設(風 ? 水): 「そこに魔力を通す『道』を作る。風の速さと水の柔軟性をイメージして、全身に回路を巡らせるんだ」 彼女の指先から極細の魔力糸が伸び、ゴーレムの内部へと浸透していく。


自律思考の定義(属性混合 ? 念話の応用): 「最後に、自分の『思考の雛形』を流し込む。命令を聞く人形じゃない、状況を判断する『意思』だ」 カタリナは、ダイスケに教わった念話の要領で、自身の戦術記憶と、ダイスケを守るという強い意志を「核」へと撃ち込んだ。


「……目覚めよ」


カタリナが呟くと、黒鉄のゴーレムの目に、彼女の魔力と同じ蒼い光が宿った。ゴーレムは音もなく膝をつき、主であるカタリナ、そしてその主であるダイスケへと深く頭を垂れた。


「……できた。信じられない。これ、本当に私の魔力だけで動いているのかい? まるで、私自身の分身がもう一人増えたような感覚だ」


カタリナは驚愕し、自分の手とゴーレムを交互に見つめた。


「ギルドの連中が一生をかけて追い求めている『自律』を、あんたはこんなにも鮮やかに……。ダイスケ、あんたは本当に、この世界の均衡を壊しかねない御方だね」


彼女は感極まったようにダイスケの手を握り、その超美貌に心からの感嘆を浮かべた。


「これで、私が戦っている間、このゴーレムに背後を守らせることも、あんたの身辺を警護させることもできる。……ありがとう、ダイスケ。最高の『盾』を授けてくれた」


カタリナは「自律思考ゴーレム」という、この世界の常識を覆す魔法を習得しました。


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