表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
179/310

179 タンタラ帝国滅亡

 「はーはっはっはっは!スカイドラゴンよ!街を燃やし尽くせえ!」

 コカビエルがそう言うとスカイドラゴンが大きく口を開け、長く連なる火炎を吐く!

 街はみるみる燃え移り、業火に包まれていく!

 帝国兵が弓で迎撃するが、硬い皮膚や翼に弾かれてしまう!

 

 「陛下、早くこちらへ!」

 近衛兵が皇帝家族を馬車に乗せ、裏道から逃がす!

 城から裏道へ行くとタンタラ領内の平原に出る。

 「このまま南下してタネンポート国へ参ります!」

 「頼むぞ!」

 「む!あれは!」

 目の前にカラスの羽根を背にした裸の男が現れた!

 「タンタラ皇帝陛下。どちらに行かれる。地獄はこちらにはありませんぞ」

 コカビエルが口の両端を吊り上げて笑う!

 近衛兵と護衛が揃って剣を抜く!

 「陛下を守れ!」

 コカビエルが無謀に向かってくる護衛たちの剣をあしらうように受ける。

 そのうち抵抗せずに打たせてみる。

 「帝国のなまくらではワタシの身体は切れないようだな。それでは、殲滅させてもらおうか!」

 コカビエルが飛び上がる!

 口を大きく開き、火炎を吐く!

 近衛兵が、護衛たちが、皇帝一家を乗せた馬車がたちまち燃え上がる!

 

 それに満足すると、再びタンタラ帝国に戻る!

 

 既に帝国はスカイドラゴンの火炎で灰塵と化してしまった。

 コカビエルが掃除をしましょう、と竜巻を起こす!

 また一つ、また一つと竜巻を起こし、燻る木材、レンガ、その他散らばっているものを次々と吸い寄せ、上空へ巻き上げる!

 タンタラ帝国の城と城下町は跡形もない更地となった。

 

 翌日にはこの地にも魔王城が忽然と現れた!

 瞬く間に魔王領が増えていく!

 新魔王城もマルワン魔王城と改められ、帝国の魔王城はタンタラ魔王城と呼ばれる事になった。

 圧倒的な戦力をもつ悪魔族の侵攻が拡大する!

 大陸の四分の一を短期間で制圧した悪魔に各国冒険者ギルドが抵抗する!

 

 そして、大陸十一虎将も動き始める!








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ