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街の灯

作者: 超伝説巨匠じゅんぶんが君

挿絵(By みてみん)


夜煙にまかれて

すれ違う人影

誰もうつむいて

また襲ってきて

歩道の隅で

歩けなくなって


悲しいけれど

やっぱり駄目だな

湧き上がる微痛

胸を締め付けて

欠片が

すこしずつくっついて


街灯の下の外套

揺れて影

蛍色のシーン

照らされて

静寂は震えるほどに呼吸を煽って

瞳を閉じて残骸を燻らす


蒸発する余計な纏い

いらないと思っていたのに

名残り惜しい

微かに近づく遠い日の親しげな声

丸まった背中

包み込んで


すこしだけ許されて

また歩きだす


街の灯に抱かれて

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