地球が 。
西暦5060年。
地球がぶっ壊れた。
俺はそれを家のテレビで見ていた。
見事な壊れ方だった。
最初は少し動揺したが、あまり大したこともなかった。
おそらく、歴史の勉強をしていない小学生たちは、「地球」なんて知らないだろう。
この歴史は、2000年の時をさかのぼる。
ある日、偉い学者さんが言った。
「2000年後くらいに地球ぶっ壊れるわ。」
この言葉に全世界の人が鼻で笑った。
当時の世界の予測技術は、この上ないほど発展しており、的中確率は100.00%だった。
そのため、発表の次の日から準備は着々と進められ、15年で準備は完了し、そこから一か月で我々人類は宇宙へ飛び立った。
かつて火星があった場所に、小惑星の集合体を作り、一つの大きな大きな星を作った。
そこに、生命が生きていくために必要な「水」やら「空気」やら「光」を作った。
そして、陸ごとにそれまでどうりの国を置いた。
足りない陸があったので、手っ取り早く作ったそうだ。
作っているばかりなので、これを授業でやったときは、クラスの大半が飽きていた。
それから、
「土地いっぱいだ、やったー。」
とか
「うわ、領土広い国トップファイブまた覚えなきゃならねーじゃねーか。」
とか
「彼女できたぜやったー」
とか、いろいろあって2000年くらいたって今に至る。
まぁいろいろ考えてると眠くなったからもう寝る。