表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/43

第39話 ドラゴン退治

ホプキンスは裏切り、魔王と共に倒れた。

空は良く晴れている。上空は風が早く雲が出来ては千切れていく。


「良くぞ魔王を倒してくれた。礼を言うぞ勇者の諸君」


王城の戻った一行は王様以下国の重鎮に歓迎されていた。


「しかし、まさか魔王があの伝説にあるグリーンドラゴンを蘇らせよるとはのう。」


年老いた大臣の一人が言うと、皆同意して頷く。


 無くなったホプキンスの話題には皆触れない様に努めていた。魔王は元勇者であるという事実もこのまま闇に葬られる事だろう。


「俺が、倒します。」


あの戦いを通じ、一気にlv24になったタイチが逞しく言い切った。


 裏切ったホプキンスが止めを刺したのだが、他のメンバーも概ね大きな経験値を入手してレベルアップしていた。

因みにホプキンスの裏切に関しては報告しなかった。


謁見の後、タイチはギルド本部へ戻り八五郎に会いに行く。


途中露店でお菓子を買いあさっていると、後を付けてきた尹吹(lv27)・ 聖蘭(lv27)に見つかった。


「タイちん、大学生にもなって買い食いかな。」


口に手を当てて尹吹がうしゃしゃと笑う。


「ちがうよっこれはエレナと一緒に世話をしている孤児へのお土産だよ!」


「ほほー、ボランティア的なアレでしょうか?偉いですねー。我々も見学しましょう。」


聖蘭に押し切られ、二人を連れていく事になった。


道々、二人はタイチに色々な質問を浴びせる。


「リリムネ殿にはもう会えないの?」


「ごめん、リリムネって意味が分かんない。」


「大きなお胸のリリアスさん、略してリリムネ。」


「えっ?まあいいや。リリアスは崩と一緒に根城に戻っている。残った魔族を纏めて旧魔王城で新たな国上げをするって言ってたから。。。暫くは忙しくて会えないだろうね。」


「むむっそれってムネムネさんが又魔王に返り咲くって事では!」


「ねえ、もう大きな胸の人でいいんじゃない?」


「ふむふむ、タイちんは巨乳が好きと。。メモメモ。」


「ハイハイ、俺は巨乳好きの変態です。でもエレナの巨乳にしか興味ありません。」


二人は駆け寄って、「聞きましたかイブちゃん?」「リア充爆破しろ級の発言ですな」と盛り上がっている。


「あっそうそう、リリアスは国を纏めた後正式にこの国と国交を結ぶって言っていたから暫くはこの国も平和だと思うよ。」


タイチが空を見上げながら言う。


(エレナ、未だ戻ってこないのか)



「パーァーパー、おかしー、ハチー、いいこー」


「どーじゃ儂の教育の成果は?儂にかかればこの通りペラペラよ。で?後ろに居るのは新しい妾か何かか?」


 預かり部屋に入った瞬間、顔をパーと明るくしたハチに飛びつかれた。


抱っこして撫でる。久しぶりのハチの体温に何だかホッとした。


 聖蘭達と代わる代わるハチの口にお菓子を放り込みながらヒューエトスに顛末を話した。


 今度はグリーンドラゴンを倒しに出かける事、エレナとは神殿で別れて以来合流できていない事。


「所で、何でハチの頭髪がゴムで縛ってあるのですか?」


如何でも良いが気に成っていたので聞いてみる。


「うむ、似合うじゃろ?やっぱり女の子は色々弄れて楽しいのう。」


「?」


「どうした?」


「えっ?ハチって女の子だったかなーって。。。」


 何故か背中を冷汗が流れてくる。そういえば、風呂もトイレもエレナがつきっきりだったから確認した事も無かった。かといってそれを確かめるのにわざわざ見るっていうのも良くない気がする。


「なんじゃ、お前父親代わりのくせに何にも知らんのだな。やっぱり男は頼りにならんのう。」


(面目も無い。。)


タイチは撫でながら八五郎に話しかける。


「そっそうか、お前女の子だったのか。最初は泥まみれで、次はエレナが髪の毛を切りすぎて分かんなかったよ。」


「よ。」 語尾を真似している様だ。


「じゃあ、今度帰ってくる時は可愛い服でも買って来てあげるからね。」


「ね。」


じゃあ、と言ってタイチが帰ろうとした時。ハチが大きな声で’いかないで!’と叫んだ。


タイチは咄嗟にホプキンスを思い出し、胸が痛くなる。


「ハチ、、、必ず戻って来るから。必ず。」


 そして、ヒューエトスに万が一の時は宜しくお願いしますと言うと、ドラゴン退治に出かけたのであった。


読んで頂いて有難うございます。

ブクマ・評価を頂けるととっても嬉しいです。

あともう少しですがぜひ最後までよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ