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第36話 ホウホウ大人気

タイチ達は3手に分かれる。


訂正 とてもつ→とてつも

「やだー、ホウホウ強いー」


「カッコいいです。崩さん。」


二人の女の子は崩の脇で盛り上がっている。


「うっうむ、暴風魔法ウイルラ!っ。。。いや、くっつかんでくれ、某にはリリアス様という敬愛する主人が」


「なにー、ご主人様ラブな訳ー?信じられない~」


「もうキッスとかしちゃいました?」


二人は崩がいじりやすい事を察知し、主に尹吹がボディータッチで攪乱する。


「なっなんと不敬な!青炎の魔法、フィガル!」


崩は襲って来るルーンナイト達相手に大型魔法を連発しながら、言葉を返すのに精いっぱいだ。


「ホウホウ私暑ーい」「私もー」


二人のレベルはドンドン上がって行く。 (lv2→lv8)


聖蘭が’あっ’と何かに気づいた素振りを見せ、ごにょごにょと何やら呟く。


そして彼女が杖を振ると、そこから虹色の光が敵兵に伸びそれを真っ二つに切り裂いた。


「何?聖蘭凄ーい!ねえねえ、私も出来るかな?」


「んー、頭の中で声が聞こえる?」


尹吹は頷き目を瞑ると何やら唱える。


彼女が振り出した魔法は沢山のフラミンゴを発生させた。何十羽というピンク色の鳥達は敵兵に襲い掛かると爆発する。


「すっごーい、尹吹ちゃん範囲職だねー」


「えっ沢山攻撃するって意味?ふーん、そうかもねー。」


城の2階は小迷路の様になっていた。転送した小部屋の様に途中途中に小部屋があり、そこには十中八九敵兵が詰めていた。数は多くないが精鋭達である敵を崩達は圧倒的な魔法力で壊滅させていった。



「あっ?前から来るの天音さんじゃないですか?」


確かに前から来るのは3階へ向かったはずの天音達だ。もう3階を制圧したのだろうか?そうする魔王を倒した可能性もある。


「如何やら、魔王はここに居ない様だ。3階の四天王らしき山羊魔人がアンチ魔法装備を持っていてとてつも無く強い。一旦出直そう。」


ギルダーツの提案に崩は首を傾げる。依然強大な魔力2つをこの上から感じるのである。


「少しだけ確認したいので3階を覗いて来ていいか?その間こっちの勇者達を頼む。」


すると制服を着た勇者二人が崩を揶揄いだす。


「ホウホウ一人じゃ寂しいでしょう?我慢しないで私たちに一緒に来てって頼んでご覧?」


「ホウホウ、寂しいから一緒に行こうよ?」


崩が行くと、天音が二人の年上だが初心者の勇者達に聞いた。


「私のレベル見える?」


尹吹はひょうひょうと答える。


「28かー、私たちどれくらい?」


「んー?、11。」


天音は尹吹と聖蘭に力が何処まで使えるのか詳細に渡って確認した。


そのうちに崩が戻ってきて報告をする。


「あの魔人が持っている巨大水晶球から大きな魔力を感じた。確かに魔王は此処に居ないようだから下に降りよう。」


途中1階から上がって来たタイチ・リリアス組と合流し10人は2階入り口近くの隠し部屋にある転送門から城の裏手にテレポートする。


そこには、城から放りだされた幼い二人の魔族が倒れていた。


「そんな子供どうするの?!」


天音がリリアスを非難する様に言うが、リリアスは落ち着いて子供の一人を崩に背負わせると自分も一人背負うと言った。


「弱っていて放っておくと危ないわ。直ぐに戻ってくるので待って居て下さい。」


そう言って崩と転送門を潜るリリアス。恐らく隠れ家に連れて行くのだろう。


タイチは幼い子供を見て八五郎を思い出していた。元気にしているだろうか?


戻って来たリリアスだが、魔王の気配が読めないと言う。


「恐らくはアサシンマントを羽織って気配を殺しているのでしょう。」


崩の説明によると、気配を消すマント型魔道具があるという。話を聞いてみると魔王軍は色々珍しい魔道具を所有していて3階の山羊(崩の説明では近衛軍の副団長)が持つミラーマントが最たる物で魔法攻撃を一切受け付けないチートアイテムである。


 ワイワイと如何やってガデムズを探そうかを相談していると天音が立ち上がり言った。


「今のあんた達の話では魔王は勇者のエネルギーが欲しいんでしょ?それを奪うまでは殺せない。なら私一人で敵陣に突っ込めばいい話ね。」


皆は顔を見合わせて、ヤーシュタが言った。


「それで捕まったらどうする積り?」


天音の作戦はこうだった。適当に暴れてワザと捕まりラスボスの所まで連れて行って貰う。それを皆で追いかけてやっつける。


かなり危険が高そうな作戦だが他に代案が無いのでその話に乗った。


森の中を警戒するジェネラルオークの一隊を見つけると天音以外は隠れる。


「おらぁーーっ死ねえー!」


台詞だけ聞くともう悪役でしかない。


20人程のジェネラルオークは普段なら一人一人がオーク兵200人を束ねる将であったが、この時は精鋭部隊として単独行動していた。


(ジェネラルオーク:オークの上位種 :lv 58~64:♂ ×20

 HP 1822~2020  MP 130~138 SP 0

 STR 201~227

 AGI 151~165

 MEN 120~134

装備:オークソード

スキル:狂気


天音は杖にブレイブヒートをエンチャントして戦っていた。

一人、二人とオークジェネラルを倒した時、数匹の敵兵が狂気を使った。


「ぐるるー、ぐおっ!」


狂気状態のオークジェネラルの目は真っ赤に染まり、口から涎と泡を吹きながら天音に突進してくる。

その横面を杖で思いっきり殴るが、狂気状態のオーク上位種はその一撃を耐え天音の上に乗りかかる。


天音は危機を感じ、思わず勇者の力を開放する。


「ブレイブラッシュ!」


天音の体から千手観音の手が如く無数の攻撃が辺り一面を襲う。


あっと言う間に狂暴な敵部隊を滅ぼした天音は茂みから出て来たホプキンスに抱きかかえられ回復を受ける。


「天音っ!危なかったわね。今度はもう少し知恵のありそうな敵を選びましょう。」


 天音は放心状態で抱かれていた。その脳内ではレベルアップの鐘が鳴り響いていた。



’ちゃりんっ おめでとうございます、レベルが29になりました。’

’ちゃりんっ おめでとうございます、レベルが30になりました。転職先に大魔導士と魔王が追加されました。SPを1000消費しますが転職しますか?’


(何。。それ?ふざけてるわ。)



読んで頂いて有難うございます。

お礼が遅くなりましたが、評価・ブクマを頂き有難うございます。

とても嬉しくて踊っています( ´∀` )。

完結後は短編を書いて読みやすい文章の習得に勤しみたいと思っています。

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