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異世界戦争と刀鍛冶  作者: P.D.マルチン
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異世界転移前の進路選択

初めて投稿するので字間違えが多いと思います。

すいませんが、温かい目で見守ってください。

「だーもう!また負けた!!」小林がテーブルの上にゲーム機を放り投げた。

「やっぱその武器チートすぎるだろー」

「それを言うならお前のそのステータスはなんだよ」と隣から神田のチョップが小林の頭に刺さった。

「まぁまぁこれはそうゆうゲームだろ」と俺も申し訳なさていどにツッコミを入れた。

 少し説明しておくとこ、彼らがやっているのはフェアリーダンジョンというゲームで、巷ではチートゲーとしてかなり有名なゲームである。最近は自分が見つけたチートを使って対戦モードをするのが流行っている...らしい。

「でもこれはさすがにやりすぎだよな...」誰にも聞こえないように呟きながら俺は自分のプレイ画面を見た。「you are win!」と書かれている画面を閉じ、そこから慣れた手つきでステータス画面まで移動した。 自分のキャラが持っていたのは、このゲームでチートの中のチートといわれている「戦極マサムネ」という武器だった。この武器、一回相手に当てれば一発K.Oなのである。正確にいえば、従来の武器にはある攻撃力や耐久力といったパラメーターが存在しておらず、かわりにその部分が文字化けしているのである。この武器を手にしてからはただのヌルゲーと化してしまい、少しばかり後悔するほどの強さなのだ。だが、俺はこのデザインがきらいだった。

「そういえば、鋳月、進路どうするの?結局親父のほうに行っちゃうの?」いきなり神田が思い出したようにきいてきた。

「ンなわけあるか、ぜったい高校だわ」

「だよなー」

「でもこのまえお前のおやじにあったときに、「「俺の息子はやらん!」」って言ってたぞ」

 「俺は嫁ぎ前のむすめか!!」と軽快なツッコミが口から出ていた。

 「でも大変だよなー。職人の息子なんて」ぼそりと呟いた小林の言葉を聞いて心の何処かで嫌な疼きを感じた

(わかるわけないだろ、俺の気持ちなんて...)

そう言おうとしたが、寸でのところで口に出すのをやめた。わかるはずもないのだ。あのバカ親父と一緒に生活することがどれだけ大変なのか。

俺の親父は代々伝わる刀工(刀を造る職人)の一人で、さかのぼると、最初のご先祖さまが造った刀が、関ヶ原の戦いでも使われていたとかいないとか。そんな境遇の中で生まれてきたもんだから、オヤジは俺が当たり前のように受け継いでくれると思い込んでいたのだ。だが、2ヶ月前に事件は起きた。

初めての三者面談で綺麗に意見が分かれたのだ。

それからというもの、妙にオヤジは俺に刀工を継がせようとアピールしてくるのだ。クリスマスのときには、本物の日本刀を貰った。全くもって使い道がない代物である。試しに何故プレゼントをしたのか理由を聞いてみたところ、「それはおまえに刀の素晴らしさを認識してもらいたいからだ」と言った。継がせる気満々である。

嫌なことを思い出した鋳月は忘れようと頭をふった。

結局、「とりあえず今日はこの辺にしとこうぜ」と強引に解散させるのであった。



まだ異世界に触れていませんが、次には転移されていると思います。

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