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今思えばきっと、あの時出会ったのは必然だったのかもしれない。

ども、懲りずにまた投下します。


㊟こっくりさんは絶対にやってはいけない。作者からの約束ですよ。

 「何なんだよお前ら......いつからそこにいるんだよ!?人なんて前にひとりもいなかったぞ!?」

「「「え、最初から居ましたけど?」」」


 えー、どうも。現在進行形でとても理解しがたい状況にいる清水翔太です。......って誰に話してるんだ俺は。取り乱しすぎだろ。落ち着け、koolになるんだ。ヒッヒッフー....いや違うcoolだ。coolになれ。

 どういうことだ?

 何が起きた?

 たしか"ぼっち"でこっくりさんしてたらいきなり視界が白くなって、治まったと思ったら美女が三人が目の前にいたって感じだったはずだ。うん。わけがわからない。そもそも"ぼっち"でこっくりさんを始めたんだぞ。周りに人なんていなかった。人なんかいなかったはずなのにこの美女らは最初から居たという。まぁ別にいいんですけどね。美女に会えたし、うん。あれ、俺はそんな目的でやりはじめたわけじゃないのにおかしいなたしかさいしょのもくてk


 ぺしっ


「ファッ!?」

「もー。いくらわけわからなくてもボクたちから現実逃避するのやめてほしいなー。」


 美女の一人に軽く叩かれた。痛くはなかった。うん。

 元気そうで爽やかは訂正しよう。ボクっ娘でボーイッシュなだけでしたよなんなんだよ最高じゃねぇkげふんげふん。いかんいかん。これ以上はいかん!


「そうですよ、ご主人様ぁ。私たち....特に私を放置するべきではないと思います!じゃないとちょっとこうh

「言わせねぇよ!?というか俺はお前のご主人様とやらになった覚えはないぞ。」

「そりゃそうですよ。だっていま自分が決めたんですから。」


 はぁ......。思わずため息をつく。拒否権はないんですかと思わず思ってしまった。

 めっちゃいい笑顔でそんなことを言ってくるこのメイドさん。メイドさんといっても瀟洒ではなくてアキバ系和風メイドって感じ。すごく生き生きしていらっしゃる。

 美女なのにはかわりないからものすごく嬉しいのだ。だが残念だ。

 だ が 残 念 だ 。

 何が残念と言われるともう....うん。申し訳ないのだが雰囲気からして残念だ。いろんな意味で。

 だが美女だ。別に構わげふんげふん。だから落ち着け俺。今日は何か全体的におかしいぞ....あ、今更か。

 そんなことよりだ、聞きたかったこと聞くことにする。


「....今更ですけど、はじめからってどういう事なんですか。あと最初に発した一言はいったなんですか!?」

「敬語なぞ使わんでもよい。さっきみたいにためぐちとやらでいいのじゃ。......それで、旦那様の質問に対しての答えじゃが....そのままの意味じゃ。旦那様に呼ばれたがためにわしらはこうしてきたのだぞ?」


 Why?

 少しだけ幼く(ロリっぽく)見える美女が答えてくれた。この子はしっかりしてるみたい。言葉遣いが少々アレだが

 というか俺は結婚した覚えはないぞナチュラルに呼ぶなよ。


「理解できていないようじゃな。つまりは旦那様が儀式....この場合は「こっくりさん」と呼ばれるものじゃ。それを行ったことによってわしらが出てきたということじゃよー。あと旦那様は旦那様だから結婚とか関係ない!どぅーゆーあんだすたんど?」


 おk、つまりは俺がぼっちでこっくりさんしたからということね。あと地の文読むなよ....


「そうじゃ。....それに妻である私が旦那様のことを理解してないはずがないではないか。」


 納得したわ。あと地の文読むなっていったろ。


「「「だが断る。」」」


 断るなっ!というか全員読めんのかよ怖ぇよ。


「「「どやぁ( ´,_ゝ`)」」」


 ドヤ顔すんな。



「さて、理解できたようだしー。このタイミングでだけど軽い自己紹介いってみよー!あ、キミは別に言わなくてもいいからね、わかってるから♪」

「お、おう....」


 ボクっ娘ボーイッシュガールがそういきなり切り出してきた。正直意外すぎてむせそうになったのはここだけの話である。


「ボクの名前は(くれない) 琴狸(ことり)だよ。よろしくねっ。」

「よ、よろしく。」


 まぁ、勢いでよろしくって言ってしまったがどうせ帰ってもらえるだろうし意味なくねとか思ってないからな。

 琴狸の番が終わると今度は残念なメイドさん(暫定)が前に出てきた。


「では次は私がします。というかしたいです!私の名前は狗井(いぬい) 久音(くおん)です。よろしくお願いしますねご主人様?」

「ご主人はやめてくれ。」

「だが断る。」

「Oh....。」


 俺の中で残念なメイドさん(暫定)から残念なメイドさん(確定)になった瞬間である。

 っと、今度はちょいロリばげふんげふんな人の番みたいだな...。


「最後はわしか。わしの名は狐塚(こづか) 紗夜(さや)じゃ。よろしく頼むのぉ旦那様。」

「旦那様もやめてくれ。」

「いやじゃあ!」

「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」


 これはひどい恥ずかしい。まぁ、帰ってもらえばもう会わないだろうから我慢だ我慢。

 でも恥ずかしいから早く帰ってもらわなければ....!

 そう考えながら、満足そうな笑みを浮かべている三人に声をかけた。


「あのそろそr

「さぁ、夜もあけそうですしそろそろ帰りましょうか皆様!」


 と思ったら遮られたでござるの巻。

 でもナイス久音。残念なメイドさんとか言ってごめんな。見直しました。はい。

 ほかの二人もうんって言ってくれてるし、やっと帰ってくれるんだな....よかった....。


「......ってあれ。なんでお二人方は俺の腕を確保するんです?ちょっとやめ、引っ張んなああああああああああああああああああ!」

 

 そんな思いも虚しくズルズルと引っ張られていく体。え、帰ってくれるんじゃなかったの。えっ。


「え、帰るよ?」

「は、じゃなんで俺引っ張られてるんですか。え、誘拐ですか。え。」


 そんな会話しても遠慮なく引っ張ってく。しかもだんだんスピード早くなってくるんですか。ちょ....痛いって。


「家主が開けなければあかないじゃろ?何を当たり前のことを....」


 ....はい?

 えっと、うん?

 つまり....えっ、まさか......


「俺のところに住み着く気かよ!?」

「「「もちろん☆」」」


 もちろん☆じゃねええええええよおおおおおおおお!

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