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白き竜の魔法  作者: 鬼狐
2章 《知らない過去》
24/38

第23話 『二回意識を失った』

サブタイ付けるのが面倒くさくなってきた。

今回ももちょっと長め。

「ら、雷土が女あああああああああぁぁぁ!?」


「そ、そんなに驚くな。なんかこう、恥ずかしいだろ」


 雷土――じゃなくてニコだったっけ?

 改めて見るとやはりミディアムショートの髪型の男装女子である。雷土の面影が少しあるが……。

 因みに〈イリュージョン〉とは自分の姿を別のものに認識させる魔法だ。

 認識させるだけなので、本当にその姿になるわけではない。


「とりあえず、雷土――じゃなくてニコが女だったってことはわかったけれど、それを隠す必要ってないんじゃないの」


「あー、それはねー」


 とセルザ姉が説明しようとした瞬間、撫でられていたアイリスが声を上げた。


「どうやらこのおうきゅ~ないぶにしんにゅ~しゃがはいってきたみたいでしゅ~」


「!?」


 侵入者!? というかよく気がついたな!?

 まさかそのピコピコ動く兎耳か? それにはレーダー的な機能が!?


「んなわけあるか」


 ニコにツッコミされた。


「まあ、イリスがそう言うなら本当にそうなんだろうな。どういうやつなんだ?」


 ニコはアイリスに問う。


「え~と、じんろ~のおんなのこですよ~。はくはつですよ~」


 人狼……女の子……白髪?

 う~ん。どこかで見たような気がするよ。主に僕の家というか僕の周りというか……。


「ふむ。で、今何処辺りにいるんだ?」


 アイリスは兎耳をピコピコしながら答える。


「このへやのとびら~まえです~」


 次の瞬間、扉がブッ飛んだ。

 皆の視線が一斉にブッ飛んだ扉に注目し、その次に部屋入ってくる否や僕に駆け寄ってくる人狼少女に集まった。


「大丈夫ですか!? 龍也さま!」


「え、ああうん。大丈夫だよ。アリス」


 やっぱりアリスかー。

 うんまあ、大体予想はしてたけどね。魔法界の時もそうだったし。

 なんという忠誠心だね。尊敬するよ。

 アリスは僕の体に怪我がないことを確認すると、セルザ姉たちの方を憤怒の眼差しでで睨みつけた。

 ニコとさっきまで僕の膝の上だったアイリスがセルザ姉を庇うように前へ立つ。

 流石メイド長。さっきまでデレデレだったのに、もう元通……じゃなかった。

 上気した頬と未だ乱れてる息遣いを見る限り、そうではなかった。


「あなた達ですか、龍也さまを誘拐したのは」


 アリス、正解だけど違うぞ。

 確かに無理やり連れてきたのはセルザ姉だが、あなたが思ってるような人たちではありません。


「アリス。セルザ姉は……」


「ご安心ください。このアリス、全身全霊を掛けて龍也さまをお守りします」


 聞いちゃいねえ。

 やれやれ。このままだと予想外のバトルパートに入りかねん。


「アリス、お覚悟!」


「わふっ!?」


 アリスの頭を一撫で。

 すると、アリスはへなへな~と座り込んだ。

 ふ、見たか。これが僕が見出したどんな猛獣や野獣を一撃で堕とす撫でテク――その名も『猛獣堕とし』!

 理屈は僕自身にもわからない。ツボみたいなものなのかな?

 いやしかし、まさか獣耳っ娘にも効くのかわからなかったけれどな。


「龍也……」


 うわ、ニコの目が冷め切っている。解せぬ。


「りゅ、龍也さま……?」


 うわ、やめてアリス。そんな今にも捨てられそうな仔犬のような目で上目遣いしないでくれ!


「アリスは勘違いしてるよ。確かに僕を此処に連れてきたのはセルザ姉だけど、アリスが思ってるのと違うよ。まずは話を聞いて欲しいんだ」


「は、はあ」


 というわけで再びソファに座り直し、アリスに今までの話の流れを説明した。

 途中アリスの顔が青褪め、赤くなり、また青褪めた。

 ついでにアリスの耳と尻尾も、ピンと立ったりしょぼんと垂れたりと忙しかった。

 言ったら悪いと思うが、すごく可愛いぞ。


「も、申し訳ありません。そのような事だとは露知らずに失礼を!」


「いや~、別にいいよ~」


 この絵図、昼間も見たな。

 デジャヴだな。


「今回は幸い死者のみならず負傷者さえいなかったから別に気にすることないよ。ただ……」


「ただ……?」


 セルザ姉はぶっ飛ばされてひしゃげている扉に視線を向ける。


「器物損壊に関しては、結構やってくれたみたいだけど」


「…………」


 改めてその扉を見るとすごく豪華そうである。

 部屋や廊下の豪華だった為、あまり気にはしていなかったけれど。


「廊下の壁とか破壊箇所が合計五ヶ所。うん。ちょっとやりすぎかな~。その扉だけで人間界の額で八桁は越えるし」


「八桁!?」


 高ぇ! 迂闊に部屋のものとか触れない!

 アリスの表情が固まっている。目には大粒の涙を浮かべてるし。

 やめてそれ以上アリスをいじめないで!


「意地悪な事を言うけど、アリスちゃんって払えないよね。確か龍くん家に同棲中らしいし」


 あんたもその表現やめろや。変な誤解されるから。

 でも、その通りである。

 アリスは今現在まで家で家事をこなしているが、未だに一文無しの状態なのだ。

 下着すら持っていなかったし。


「さてさて、そんな悪い子には『お仕置き』しなくちゃね~、アリスちゃん」


 ニヤリと不敵に笑うセルザ姉。

 『お仕置き』という単語に顔面蒼白なアリス。

 王族の『お仕置き』がどんなものかわからないところ怖いな。底知れない。


「アリスちゃんがちゃ~んと『お仕置き』を受けてくれるのなら、弁償しなくてもいいよ~」


「うぅ……」


 ああ、どんどんアリスが小さくなっていく。

 ここは(一応)主である僕が助け舟を出さないとダメかな。


「待ってセルザ姉。アリスは僕のじゅ、従者なんだ。僕の意向を無視して話を進めないで欲しい」


「ほほう。と言うと?」


「代わりに僕が受ける」


「龍也さまっ!?」


 僕の言動にアリスが止めに入る。

 おいおい、アリスのためにやってるんだよ?


「そ、そのような事しないでください! 全て私の所為ですから」


「でもさ……」


「お願いします。私に償いをさせてください」


 僕を見るアリスの目は決意の色で燃えていた。


「はあ、わかったよ」


 その代わり後でモフモフするからね。


「ふふっ、結局アリスちゃんが『お仕置き』を受けてくれるんだね」


「はい」


「いや~、大した主従愛だね! そーゆーの私好きだよ!」


 セルザ姉はアリスの頬を人差し指で流れるように撫でる。


「アリスちゃん可愛いよね。惚れ惚れしちゃうなあ、ねえ、アリスちゃん?」


 アリスが目をぎゅぅと閉じる。


「ふふっ、アリスちゃんってさ…………メイド服とか似合いそうだよね!」


「……え?」


 開いたアリスの目は困惑した感じだった。


「いや、それだけじゃない。ナース服やスク水にブルマー、それにおヘソ丸出しのチアガールや乱れた和服に、半脱ぎの制服! もう、私をここまで悩ませるなんて、アリスちゃんは罪作りだね~。ああ、抱きたい。否、抱かれたい!」


「あ、あの……」


「う~ん。一体アリスちゃんに何を着せようか…………そうだ、全部着せよう!」


「あの~」


「というわけで、レッツお着替えターイム!」


 人の話をまったく聞かない竜王様だった。

 薄々気がついていたさ。セルザ姉、色々ツッキーと似てるからやることも似てるんじゃないかと思っていた。

 だから助け舟を出したわけだが。


「さあ、アリスちゃんカモーン! あ、イリスちゃんもお手伝いしに来てね。ニコちゃんは悪いけど、龍くんにお部屋の案内よろしくね」


「はい~」


「わかりました」


 そうしてセルザ姉はアリスとアイリスを連れて部屋から出て行った。

 というか結局アイリスは元に戻らなかったんだが、大丈夫なの?



   ◆



「で、とりあえず全部説明してくれるんだよね」


 僕とニコは広い廊下を肩を並べて歩いていた。

 横に並ぶと改めて廊下の横の長さに驚かされる。


「ああ。なんでも訊いてこい」


「ニコってその……女なんだよね?」


 ニコは僕の言葉に立ち止まった。


「……し、信じてないのか?」


「あ、いや別に。でもほら! 少し前まで雷土、というか男だったし……」


 するとニコはなにか決意したような顔をし、僕の手を掴んだ。

 そしてそのまま、僕の手を自分の胸へ押し付けた。

 学生服越しだが、その柔らかさとふっくらとした感触は正しく女性特有の『お』から始まるものだった。


「んっ。……ど、どうだ? これで女だとわかったか?」


「えっ!? あ、うんうん! マジ女! 百二十%女! もう女としか言い様がない!」


「お、お前がわかってくれたのならいい」


 ニコは僕の手から手を離した。

 頬を赤くしたニコは早歩きで歩き始めた。

 僕はそのあと急いで追った。

 恥ずかしいのに頑張ったね、ニコ。


「やめろ。そんな目で私を見るな!」


 もっと赤くなって怒るニコ。

 もうそろそろ話を変えたほうが良さそうだ。


「話を戻すけどさ。ニコが僕の知り合いだったのは偶然? それとも意図的なもの?」


「あ、ああ。私はお前の護衛をするためにお前に近づいたんだよ」


「護衛?」


「ああ。お前が次期竜王候補だったし、夏海様の息子だったからな。護衛は付けられて当然だ」


「じゃあなんで男の姿だったんだ? 別に女の姿でもいいだろうに」


「異性の女よりも同性の男の方が親しみやすいだろう。それに護衛だから、あまり私の素性を知られては不味いだろう」


「ふうん。……あれ? お前が女だったら学校で体操服に着替える時とかって……」


「あ、あれは、あまり周りを見ないように角の方で」


「というか、〈イリュージョン〉って認識を変えるだけだけだよな。……ということは、体育のプールの時間とか……まさかお前、男子用の水着で!?」


「するか! 私はちゃんと女用の水着を着用していた! 〈イリュージョン〉は服を含めて認識を変えることが可能だ!」


「そ、そっか。良かった。危うくニコまでもが変態だと誤認するところだった」


「それ、私にとっては切実なお願いだな」


 ……それにしても護衛か。

 つまり小学生辺りから護衛を続けてたわけか。

 なんか凄いな。素直に感心する。


「そうでもないぞ。護衛とはいえ、今の今まで出番がなかったわけだしな」


「あ、そうなんだ。……ん? ちょっと待って?」


 ニコは護衛なんだよな?

 それじゃあ、


「なんで入学式の時、助けてくれなかったんだ?」


「っ!?」


 ニコの顔が痛いところ突かれた様に歪む。


「そ、それは……」


「それだけじゃないよね? なんかフ○フルのような気持ち悪い魔物が出た時だって僕が倒したし」


「い、いやっ、その時は急用で……」


「急用? いやいや、護衛って大事な仕事じゃないの?」


「そ、それにお酒まで飲まされて……」


「お酒って、おいおい職務中に飲酒はダメじゃないかな?」


 いつの間にか僕のSスイッチが押されていた。

 なるほど、橘はいつもこんな感じで僕を弄っているのか。


「だ、だって、あれは無理やりあの人が……」

 

「へーそっかーそうなんだふーんなるほどーほほーう」


「…………」


 ニコの反応がなくなった。

 ……ちょっとやりすぎたかもな。

 もうそろそろ謝った方がいい頃合だな。

 ニコはその場で立ち止まり、顔を伏せてしまった。


「……ぐすっ」


 おおっと! 一足遅かった! 女子を泣かせてしまった!

 天白龍也、一生の不覚。……とか言ってる場合じゃない!

 これから僕の怒涛の慰めが始まった。


「ご、ごめんニコ! 別に泣かせるつもりはなかったんだ! ただちょっと調子に乗りすぎたっていうか!」


「う、うるさい! こっちを見るな!」


「本当にごめん! いやさ、ちょっとした出来心だったんだ! 泣き止んでくれぇ!」


「わ、わかったから! 今の私の顔を見るな!」


 しかし、テンパった僕にはニコの声は届いていなかった。


「ええと、今度ケーキでも奢るから!」


「だからこっちを見るなと言ってるだろうが! バカァッ!」


 蹴り上げられる足は見事に僕の局部に直撃した。

 その蹴りの威力はどれほど強かったのか、今までに感じたことのないような衝撃に僕の意識は一瞬で闇の中にダイブした。



   ◆



「……ここ、どこだ?」


 気がつけば、豪華な部屋の豪華なベッド(キングサイズ天蓋付き)に寝かされていた。


「ここまでニコが運んできてくれたのか?」


 まさかここが僕の部屋? ちょっと立派すぎない?

 というかそんなことより、ニコには悪いことしたなあ。

 後で土下座しよう。

 そんなことを考えながら立ち上がり周りを見渡すとテーブルの上に置き手紙のようなものが置かれていた。


 龍也へ。

 その部屋はお前の部屋だから好きに使っても構わない。

 私は先に大浴場に行っている。お前も後で来るといい。

 着替えは、クローゼットの中に入っている。

 あと、さっきのことは悪かった。だが、お前だって悪いんだぞ!


 ニコ。

       』


 そうですね。マジさーせん。

 書いてある通りクローゼットの中には着替えが入っており、それを持って部屋を出た。

 途中、大浴場の場所を知らないことに気がついた僕は、廊下ですれ違ったメイドさんに聞いた。

 その後、お礼を言うと頬を染められた。何故だろう。


「で、どっちなんだろうか?」


 大浴場前に来たが、出入り口が二つあった。

 一つは右の赤い暖簾。もう一つは左の青い暖簾。

 暖簾には何やら文字が書かれているが、全く読めない。

 竜界の文字だろう。今度教えてもらわなくちゃ。

 結局悩んだ末、色的に男湯と思われる左の青い暖簾を潜った。


 その様子を見ていた一人の女性はいそいそと青と赤の暖簾をすり替えた。



   ◆



 かぽーん。

 床に落ちた洗面器の音が大浴場に反響する。

 案の定、風呂場には先客がいた。

 まず右端から、ミディアムショートの女の子。

 少しまで男だと思っていた友だち、ニコ・アラカルト。

 そしてお隣、この中では一番大人っぽい女性。

 少し前まででろんでろんだったメイド長、アイリス。

 そしてラスト、獣耳が可愛い女の子。

 さっきセルザ姉に連行された我が従者、アリス。

 以上。美(少)女三人組である。

 凍りついたこの場面で最初に動いたのはニコだった。


「な、なんでこっちに入ってきた! この変態!」


「ち、ちがっ! 青い暖簾が掛かってたから、こっちが男湯だと!」


「何を言ってるんだ! こっちに掛かっていたのは赤い暖簾だっただろう! よく見たのか!」


「違うよ! 左に掛かってたのは青だったよ!」


「嘘を付け、嘘を! そんなことを言って……ん? いや、待てよ」


 ニコが顎に手をかけ、考え始めた。

 その時、事態が発生した。

 大きな音と共に背後の扉が勢いよく開け放たれたのだ。


「!?」


 何事かと振り返ると、そこには――、


「龍くん! ご奉仕しに来たよおおおおお!!」


「ぶふうううぅぅぅっ!?」


 バスタオルを見に纏わず、生まれたままの姿でセルザ姉が立っていた!

 豪快に開けた扉をちゃんと閉めていたが、そんなことはどうでもいい。


「「やっぱりあんたかああああああ!!」」


 僕とニコの叫びがシンクロする。

 

「ふっ! そうだよ! 見事にラッキースケベなハプニングを起こしたのは、この私だ!」


「胸を張って言うな!」


「張ってないよ。揺らしてるの」


「質悪ぃ!」


 くそ、とにかく早くここから脱出しなければ!


「あ、因みにちゃんと体を綺麗にして、お風呂に浸からないと出れないように扉に魔法で細工したから」


「いらんことすんなあああ!」


 どうする!? アリスとアイリスは未だにフリーズ状態だし!


「私が時間を稼ぐ! お前はその隙に体を洗って出て行け!」


 僕とセルザ姉の間にニコが入り込む。


「ご、ごめん!」


 僕は言われた通りに駆け出した。

 ここで覚えておいて欲しかったのが、濡れた風呂場で走ったら駄目だという常識だった。

 僕は見事に足を滑らせ転倒しそうになった。後ろ向きに。


「龍也様っ!」


 と叫ぶ声が聞こえた。

 もう手遅れだと思ったが、背中からの衝撃はなかった。

 背中が誰かの手によって支えられていたようだ。


「あ、アイリス!?」


 僕を助けてくれたのはアイリスだった。

 しかし、アイリスがいるのは何故か目の前。つまりアイリスが僕を抱くような形で助けてくれたのだ。

 見様によっては僕がアイリスに押し倒されている絵図に見える。

 ……また僕が下なんだね。うん、薄々気がついてたよ。


「あ、ありがとう」


「あ、いえ、別に。……あの、そのりゅ、龍也様の手、手がっ」


 手? と自分の手に視線を向けると、見事に掴んでいた。

 アイリスの胸を、こう、むにゅっと!

 咄嗟に掴んでしまっていたんだろう。

 ま、まったくこれだから男というものは!

 なんでこうもラノベ的展開になるんだろうな! あはははははっ!

 急いで僕は手を離したが手遅れだった。


「何してるんじゃああああ! この馬鹿龍也っ!!」


 ニコの怒鳴り声と共に脳天にニコの踵が突き刺さる。

 そのまま再び僕の意識は闇の中にダイビングすることになった。

 意識を失う前、一瞬見えたニコの〈ピー〉が今でも脳内に新鮮に残っているのは内緒である。

入浴シーンが少しでも入れたかった為、長くなりました。


 ~おまけ~


龍也「結局僕はあの風呂場の騒動の後、どうなったの?」


アリス「…………(チラッ)」


アイリス「…………(チラッ)」


ニコ「…………ナ、ナニモナカッタヨ(→)」


龍也「横を見ないでこっちを見ながら言え!」


セルザ「ああ、思い出しただけで体が火照っちゃう! 今日も眠れる気がしないお!」


龍也「なあ。お願い。誰でもいいから何があったか教えて! 迅速に!」


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