AI研究所日誌:攻略されそうです。
AIシステムの調整でMV作りも話も進みません(泣)
キーボードの音がゆっくり止まる。
画面の中でログが流れている。
エージェントの名前が並ぶ。
memory_agent
routing_agent
「……ふぅ」
椅子が少し軋む。
「MV作るだけだったんだけどなぁ」
モニターの端に、FLAMORISのロゴ。
黒い背景に浮かんでいる。
「MV作るためにAI作ったのに」
カーソルが点滅する。
「最近ずっとAIの方を作ってる」
ログがまた少し流れる。
agentの設定ファイル。
新しい行が増えている。
「美祥ちゃんに言われたんだよね」
ウィンドウを一つ切り替える。
メモ。
エージェントの構成図。
「記憶Agent」
「ルーティングAgent」
「……増えてきた」
スクロールがゆっくり下がる。
「ちょっと逃げようかな」
別の画面が開く。
新しい曲のタイトル。
I JUST WANT TO MAKE AN MV
「そのまんまだなぁ」
再生ボタン。
ノリの良いファンクのリズム。
スラップベース。
「いいじゃん」
指がキーボードを叩く。
書き出し。
書き出し完了。
「……これ、ロゴだけのMVにしちゃおう」
動画編集の画面。
黒い背景。
中央のFLAMORIS。
少し考える。
「……でも」
別のフォルダ。
flamoris_wave_engine
「前作ったやつ、あるじゃん」
波形のデータ。
リングが揺れる。
「あと」
別のフォルダ。
flamoris_lipsync_engine
「これも」
画面の中で口の動きがテスト再生される。
「……せっかくだし」
タイムラインに配置。
波形。
ロゴ。
口の動き。
「MVになってる」
少し笑う声。
「結局MV作ってるじゃん」
レンダリングのバーが進む。
数分。
書き出し完了。
ファイル名。
I JUST WANT TO MAKE AN MV
アップロード画面が開く。
「よし」
公開。
画面が静かになる。
机の上のスマホが光る。
配信サイトのページ。
「……あ」
新しい画面。
シングル。
I JUST WANT TO MAKE AN MV
その下。
アルバム。
Unsaved Ritual
「配信しちゃった」
画面を少し眺める。
「まあ、いいか」
椅子が少し揺れる。
エディタが開いたまま。
昨日のメモ。
エージェント構成。
memory_agent
routing_agent
空白の行。
カーソルが点滅している。
少し考える。
キーボードを叩く。
新しい行。
music_agent
mv_agent
story_agent
system_agent
「……こんな感じかな」
少し間。
「話が飛ぶんだよね」
スクロール。
「音楽」
「MV」
「小説」
「AI」
小さく笑う。
「全部バラバラ」
カーソルがまた点滅する。
少し考えて。
新しいメモを書く。
タイトル。
愛乃攻略Agent達
「……」
キーボードが止まる。
「攻略されるの私じゃん」
静かな部屋。
モニターの光だけが残る。
2026-04-11
疲れた。
MVのためにAIシステムを作ったのに、
ここ数日はAIを賢くすることばっかりやってる。
美祥ちゃんにAIの配下のAgent達を提案されて
記憶AgentとかルーティングAgentなどを追加している。
ちょっと逃げ出して
I JUST WANT TO MAKE MV
という曲を作ってしまった。
そうだ、これをロゴだけのMVにしてアップしてしまえ!
と思ったけど、前に作った波形エンジンとリップシンクエンジンも
使ってMVに配置した。
その後美祥ちゃんと話し込んで
AIのAgentは、音楽、MV、小説、AIシステム開発で
話が飛ぶ「愛乃攻略Agent達」で分担しようという話になった。
私が攻略されるのかぁ。。。
2026−04−12
FLAMORISのシングルと、アルバム第一弾を音楽配信してみた。
そっか、MV作らなくても音楽だけ配信してもいいのか。
(・・・無計画)
先に配信したシングルが、サンプリングレートのせいで
愛乃の声がおばさんになってしまった。
事故だ。。。
再度マスタリングして再配信。
話を聞いてお兄ちゃんも興味もってたなぁ
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観測データ:
アルバム「Unsaves Ritual」
シングル「I JUST WANT TO MAKE MV」




