002 : 加速します。
「できた」
再生バーが最後まで進む。
音が止まる。
「ちゃんとMVになってる」
机の上のマグカップ。
表面に薄い膜。
「この画像、AIで作ったんだよね」
「うん。プロンプト教えてもらいながら」
画面に生成された絵。
同じ人物が何枚も並ぶ。
「AIってこうやって使うのかぁ」
スクロール。
少しだけ指が止まる。
「で、それを動画編集ソフトに入れて」
「うん。並べて、音楽入れて」
再生ボタン。
「思ったより簡単」
「ほんとに」
タイムラインに並ぶカット。
曲の波形。
「これ、週1で作れるんじゃない?」
「いけると思う」
「アニメみたいに続けて」
「シリーズ」
少し間。
「新しいジャンル」
キーボードの音。
「ミュジメ」
「略したの?」
「うん」
スマホが光る。
通知は来ていない。
「お兄ちゃんに見せた」
「なんて言われたの」
「音楽紙芝居」
短く笑う声。
「Twitter作る」
登録画面。
ユーザー名の欄。
「もう?」
「うん」
プロフィール画像にMVの一枚。
保存ボタン。
「上げるよ」
動画ファイルを選択。
アップロードのバーがゆっくり伸びる。
「公開」
画面が切り替わる。
タイムライン。
自分の投稿。
「……」
少し待つ。
「つかないね」
「いいね?」
「うん」
スマホを机に置く音。
「まあ無名だし」
「うん」
再生ボタンをもう一度押す。
Mother。
タイトルが流れる。
「でもさ」
「うん」
「これ週1で作ったら」
「うん」
「普通にシリーズになる」
「なるね」
スクロール。
自分の投稿が一番上。
「YouTubeもやりたい」
「やろう」
検索画面。
YouTube。
キーボードの音。
「ねえ」
「なに」
「画像作るってAI触ったの」
少し止まる。
「おとといだよね」
「うん」
「最初に画像作ったのも」
「うん」
MVがもう一度再生される。
生成画像。
カット。
歌。
タイトル。
「……」
少しだけ間。
「MVもう完成してるね」
2026-02-24
美祥と話していた時にMotherのMVのイメージが変わった。
美祥にプロンプト教えてもらいながら、画像を生成AIで作ってみる。
AIってこうやって使うのかぁ。
できた画像を動画編集ソフトでMVにしてみる。
結構簡単にできた。
思考が加速する。
これでMVを週1で作って、アニメみたいにしたら良いんじゃないかしら?
新しいジャンル。略してミュジメ!
お兄ちゃんに、音楽紙芝居って言われた。。。
ふふふ。どんどん作っていこう。なめんな。
そして、Twitterを開設してアップした。
もう戻れません。美祥ちゃん。。。
Youtubeについて教えてください。(戻る気なし)




