表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

暗殺

 ここから、話は発展していきます。

 暗殺者は何となく盛りあがりますね。暗殺者。傷だらけの蓮はどこに光をみいだすのか、お楽しみに。

3 


「天誅……」


 よごれた麻の着物の暗殺者に貴族は見くだしあざ笑う。


 


「くだらないゴミども! ここを禁裏とこころえていおるか、殺せ!」


 丸々焼けた豚、鳥の揚げ物、満漢全席など、ふつうに生きていれば食べることのない、みることのない全てがこの部屋にある。


 金銀でかざられた椅子と机、そして、貴族は金襴の漢服の華やかさに怒りがつのる。


 貴族はムダに遊びくらす、私たちからうばった物で……


 私の家族はこんなヤツに殺された。


 だから、殺してもいいよね……


 私は短刀をとりだす。


 いどむには心もとないが武器はこれしかない。


「ここは私におまかせを」


 護衛が相手。


 そんな弱々しい子供たちに容赦がない。


 私たち殺し合いに貴族はあさましい笑顔で見おろす。


 


 本当に性格が悪い。


 兵は大きな斧をふりあげる!


 まるで、虎にいどむアリ。 


 しかし、私はバカでかい斧をさけ、護衛の間合いを入りこむと。私の真横に敵がいる。


 そのまま膝裏をくずして、弱点の眉間をさく!


「なっ!」


 一体で十分だとおもっていたのだろう。


 恐怖にゆがむ2人目の護衛へとはしり、ふところに入りこみ首をつらぬいた。


「ひっ!」


 最後にか細い息がもれるが、短剣を抜くのがおそく、護衛がくずれ、短刀が曲がり抜けない!


「し、しまっ!」


 逃げられる!


 だが、ヤツはうれしそうに近づてきている。


 


「よ、よくやった! 褒美をとらせようぞ!」


 ぼんくら貴族が剣をふりおろす!!


 よけることもできない私は体をまるめ、少しでも距離をとり、さけようとした。


 功を奏し、一撃は肩をかする。


 ヤツが二撃目をふりかぶる前に、短刀を折り抜き、そのままなげつけ、ヤツの剣がおちた。


「ぎゃあ!」


 なんだ、こいつ、手首に当たっただけで悲鳴をあげた。


 情けない…… 


 そのまま私は剣をひろい、貴族の首を切断した。

 なんとなく、この世界のモデルは李氏朝鮮と中国の明代をイメージしています。朝鮮風中華といってもいいとおもいます。


 満漢全席とかおいしそうですね。いつか蓮も思いっきり食事をしてほしいところです。


 あと見てくれるだけでもとてもうれしいですので、琴線にふれたらナイスやコメント、ブックマークよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ