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PM13:41

作者: ぺぺ

短いです。

バキッ!と指が高らかに音を立てた。

別に折れたわけじゃない。いつの間にか鳴るようになった指の音がめちゃくちゃ大きいだけだ。


今は三限の授業中。

映画を見て考えたそれぞれのキャラの人生の選択肢やテーマを事前にディスカッションして、まとめて発表する時間だ。

いくら実在しないキャラとはいえ、赤の他人がその人の人生を勝手に分析して勝手にテーマを定めるなんて随分と図々しいと思ってしまう。

まあ先生がやらせたいのはその後の自分の人生の分析なんだろうけど、それにしてもだ。

私だったら自分の死後にも自分の人生のテーマなんて定められたくないし、勝手に物語を作られたくもない。「それはあたしの物語じゃない」ってやつだ。

じゃあ自分でテーマを定めて自分で自分の物語を書けよと思うけど、それもなかなか難しい。

私はまだ19年しか生きてないけど、それでも50音の連なりではとても表せないような経験をしてきた。私の表現力がないだけかもだけど。

でも、いくら私の文章力が高くなっても、それこそ大きな賞をとるようなレベルになっても、文章で全てが表せるようになってしまってはつまらないと思うのだ。非言語の微睡みや夜明けの間は、心の裏面の額縁にそのまま収めてしまっておきたい。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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