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第4話「俺の彼女は恥ずかしがり屋さん」 第5話「俺の彼女の手は暖かい」


「モモさん、映画、面白かった?」


「映画館来たの久々だから面白かった」


「内容は?」


「んー、あ、トイレ行こう」


「つまり微妙だったと」


「いいから、一緒に行こう?」


「は?一緒には行けないだろ」


「大丈夫、私、恥ずかしいのも好きよ?」


「度し難いな」


「度し難いっ!?」



「遅い時間は冷えますな、ニコ君」


「そうだね」


「ん」


「なに?」


「手」


「はいはい」


「あったかいねぇ」


「うん、あったかい」


「もっとぎゅっとして」


「はいはい」


「もっと」


「?はいよ」


「痛い位に!」


「その手には乗らん、さっさと帰るぞ」


「ああっ、ニコ君冷たい!」

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