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趣味部  作者: tokachi
9/11

楓上

 今、俺は主人を待つ犬のようにお目当ての人物をまっている。天気晴れ。時刻は1時だ。今日の俺の服装はいつもと変わらない普通のものだ。というのも、正直何を着てきたらいいか全くわからなかったのだ。朝はおおあわてだった。あれがないこれがない・・・気持ちわかるだろ?それもこれも楓のあのひとことがきっかけである。


「明日わたしとデートしましょう。」

 

 真意はどうであるかわからない。でも、なにかあるのはたしかだ。確かに?ここ数日、入学してから、俺はほとんど楓と行動を共にしていた。部活同じだし、クラス同じだし。もちろん男子のともだちともそれなりにかかわってはいる。しかし、やはり楓が一番ちかくにいたとも思う。


「待った?」

楓が来た。俺はまず彼女の服装にびっくりした。なんとワンピース。それも、とてもにあっている。

「いや、そこまでまってねえよ。それに男のほうが早く来るのはあたりまえだろ。」

「それもそうね。気にしたわたしがおバカさんだったわ。」

「そこは、もっとしたでにでろよ!」

ふと下をみると、こぶしが顎に直撃しそうになっていた。

「下から殴れとはいってねえよ!」

「ちっ、おしい。」

「俺もそろそろツッコミスキルがレベルアップしたかな。」

「ツッコミスキルですってwww」

「わらうなよ!で、どこに行くんだ。今日は、何をするんだ。」

「今日は私についてきてもらうわ。一方的に。」

 そういうと楓は歩き始めた。俺もあとについて行く。

 着いたのはゲーセンだった。

「さて、思いっきり遊びまくるとするわ。」

「これ、もしかして、普通にデートしてませんか?」

「そうよ、当然じゃない。」

「いや、なんか裏があるのかなーって思って来て見たんだがそうではないんだな。」

「何変な妄想してるのよ。顔がピンク色になっているわ。」

「別になんもおもっちゃいねえよ。」

「じゃあ、緑かしら」

「それは、アバターだ!」

そのあとも、俺たちは普通にゲーセンを楽しんだ。

楓下につづきます。

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