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趣味部  作者: tokachi
7/11

第2回

久しぶりに書きます

理由は期末テストです。

「今日から本格的に部活動を始めたいと思うわ。」

「今までは何だったんでしょうね?」

「今日は記念すべき第2回だわ。はりきってテンションアゲぱよでいきましょう。」

「なれない言葉使って失敗してるじゃねえか!」

俺は目の前の彩加先輩を凝視した。ストーカー的目線で。いやいや、実際にそんなことしたら、お縄でしばられタクシーが迎えにきてくださることぐらいは知ってるぞ。でもね、なんか安心するんだよね。

「今日はなにするん?」

「今日は第2回ということで、みんなで将棋をやりましょう。みんなしってた?ここはもともと将棋部だったのよ。びっくりでしょう。」

「その発言に俺がビックリ仰天だよ。」

「将棋ならわたしの得意分野。ここは勝たせてもらいます。」

可憐が名をあげた。確かに得意そうにしか見えない。

「一応約束覚えてくれっとったんか~」

「まあね、褒めてくれると嬉しいわ。」

「ここでほめてしまったら、先輩がかわいそうすぎる!」

楓が調子にのっている。一回ここらでコンビニにたむろしてるヤンキーのように締めなければならない気がする。

「では第1回、チキチキ将棋王決定戦を開催します。司会はこの私、紅葉した楓のように可憐な楓が努めます。」

「とてもうまい風な感じを装っている!」

「そんなに良かったでしょうか?これからはカリスマ司会者と呼んでもらってよろしいでしょうか?」

「よろしくはねえよ。」

「では自称してもよろしいでしょうか?」

「勝手にしろよ!」

楓はもともとあったホワイトボードにトーナメント表を書き始めた。なんとも適当な表である。

「公平で慎重なくじ引きのもと一回戦、幸助vs先輩。わたしこと、楓ひきいる飛車軍団vs可憐ひきいる歩兵軍団は第二回戦です。よろしくお願いしまーす。」

「くじをしている描写がなかったのはどういうことなのでしょうか?」

「では、第1回戦をスタートします。パフパフ!!」

どうやら、先輩とのガチ対決が始まったようだ。

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