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母編<1>
母は、クール系イケメンな人です。
優秀な秘書で、現在父の秘書をしてます。
名前は、八神 涼香といいます。旧姓は、連城といいます。
ちなみに、父の秘書になったのがきっかけで、再婚する事になったらしいです。
後、父の会社の秘書課のエースとして有名らしいですね。
そんな、母が兄や父と同じく相談しに私の元へやって来ました。
今度こそ、普通の内容だったらいいんですけど…。
私が、身構えていると母は苦笑して私の頭を撫で始めました。
「実は、私は同性が好きなのよ。瑠璃の本当のお父さんとは、その事が原因で別れたの。元々、瑠璃が産まれてすぐに別れる気だったのに、お父さんが土下座したから離婚を延長してあげてたの。もう、男の人を夫にしたくないから、隼人の男性化を止めたいわ。でも、どうすれば止めてくれるかしら?」
…という内容でした。
母様…、同性が好きな人だったんですね…。
全く、気付きませんでした。
元父様とは、初めから私が産まれたら別れる気だったんですね。
元父様が、土下座したから延長してただけなんですか…。
土下座の話しは、知りたくなかったです…。