表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/30

友人編<3>


婚約破棄の一件が、落ち着いてきた頃。



今度は、政略的な縁談話が私に来ました。



お相手は雫です。



別に、断れますがお互いに話合った結果。



婚約する事になりました。




後、四年後に結婚する予定になりました。




ただし、どちらかに好きな人が出来たら解消するという条件がつきますが…。




「♪♪」



雫は、私と婚約して以降ご機嫌です。



ご機嫌な事は、いいんです…。



でも、さすがに…距離が近すぎるというか…。



何故、婚約して以降やたらと私に引っ付いて来るんでしょうか?



別に、構わないんですけど…トイレの個室に一緒に入ろうとする事は、止めて欲しいです。




トイレの中ぐらい、一人にして欲しいです。



学校生活でも、一人の時間を下さい。



「何処?」


「…トイレです。」


「一緒に行く」


「一緒には、入りませんよ。」


「逃げない?」


「逃げません」


「分かった」



…という感じです。



毎回、こんなやり取りしています。



その理由を聞いてみました。



どうやら、かつて三人の婚約者が居たらしいです。



…その三人は、他の女性と駆け落ちしたそうです。



三人とは、仲が良かったみたいです。



なので、親しい人はいつか逃げると考えるようになったようです。



だから、今度こそ逃げられないように、なるべく一緒に居るようにしているらしいです。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ