先生編<2>
私は、涼風先生の家に到着しました。
チャイムを鳴らすと、涼風先生が満面の笑みで出て来ました。
中に入ると、部屋の隅に両手足を縛られて泣いている子がいました。
この子が、従妹さんでしょう。
「あの、あの子がいると話せないのであの子は、家に帰してあげてもらえませんか?」
「二人っきりになりたいんだな?分かった。解放してやる。その変わり…今日は帰さないがいいな?」
…このロリコン教師卑怯な人ですね。
「分かりました…」
悔しげに言うと、上機嫌に従妹さんを解放し家の外へ追い出しました。
玄関の鍵を閉めて、涼風先生は私のすぐ目の前に座りました。
「これで、あの子を助ける目的は果たしただろう?なら、覚悟はいいな?」
やはり、気付かれていたようですね…。
「何をする気ですか?」
「そうだな…。恋人にする事をするだけだ。痛くはないぞ?」
目が野獣のようです。
身の危険がします。
…でも、私にはちゃんと対抗出来る力があるので、回避出来るんですよね…。
「断っていいですか?」
「別に構わないが、嫌がってもするからな。その場合、優しくしてやらないが…。」
「どうして、クビにならないんですか?」
「それは、私が色々と理事長達のバラされたくない秘密を知っているからだ。」
脅して、いるみたいですね…。
厄介な教師です…。




