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食人鬼は生きている  作者: 雪兄
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食人鬼は死んでいる4

次は願い事です。言って頂ければできるかどうかの検討をいたします。ちなみに呪いの削除と願い事を増やす等の願いは受け付けられません。


「ふむ…まず初めに質問だ。私が死んだ時の装備と言っていたがそれはどんな装備だ?どうもその辺りの記憶が曖昧で全く思い出せんのだ。何かすごく大切な事があったと思うのだが」

記憶の損傷ですか…死んでしまった時のショックで魂に傷がついてしまったのでしょう。申し訳有りませんが魂の復元は不可能です。あなたが亡くなった時の服装は下着、黒のツナギ、安全靴、グローブ、アイスホッケーマスク、ダガーナイフ、そして肉切り包丁です。


「…うん、一式そろってるな。それを壊れないようにできますか?」

壊れないように…はい可能です。


「それじゃあそれを。あと…向こうの世界に行ってから苦労しないように出来ますか?」

苦労しないように…限度や種類によって異なります。どのような事をお望みですか?


「えっと、きっとですが私がいた世界と今から行く世界とだと言語に始め歴史や文化、はたまたさっき言っていた呪いと言う新しい概念が存在するわけだ。そうなると俺の知識が全く使い物にならないわけで、そういった所の知識や力が最低限でもほしいわけだ」

なるほど。わかりましたそれでは少々お待ちください・・・・・・・・・・・・・・・・はい!できました!いいですか?まず向こうの世界に行きましたら「メニュー」と言って下さい。思ってもらうだけでも構いません。そうしましたら後は出てきた項目を見てもらえば大体は把握できます。さらに詳しい事が知りたいのであればツナギの前、お腹のポケットに本にして入れておきましたのでそちらをお読みください。


「メニューか、で、詳しくはポケットですね」

はい。では次が最後の願いです。


「…なあ、あなたは女神なんですよね?」

?はいそうですが?


「では私の質問に答えてください。それが最後の願いです」

そんな事でよろしいのです?


「はい」

そうですか…では質問をどうぞ。


「私は、生きてもいいのでしょうか」

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