大人の正しい課金
ネットゲームのアイテム課金が社会問題になっている。
ちなみに俺はネットゲームはするが、無課金派だ。
大の大人がケチくさいことするなと怒られるかもしれないが、
お金をかけてアイテムを買う情熱がわかないのだ。
しかし、俺は実はケチな男ではない。
衝動的に課金してしまうことがあるのだ。
それは決まって金曜日にしてしまう。
俗に言う「花の金曜日」、略して「かきん」……いやいや「花金」である。
一週間辛い仕事にストレスがたまりまくっている俺。
この苛立ちを晴らすため、俺は酒場の暖簾をくぐる。
最初は軽く生ビール一杯だけのつもりが、酒のうまさと酔いのせいで、
もう一杯、もう一杯……今度は焼酎、しまいにはウィスキーのボトルに金を費やしてしまう。
終電間際、酒代を支払った俺の財布にはコーヒーを買う小銭もなかった。
夜風を浴びながら、俺は星を眺める。
「また、こづかい減らされるな……」
これは「エッセイ」ではありません。俺はあまり酒は飲まないし、まだ独身です。