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第4話

作中に黒兎の仕事シーンがありますが、これは作者の想像です。

現実はこんなものじゃないと思います(苦笑)

『……ヴィストは本当にそれでいいと思っているの?』

(○○○○、本当にそれでいいの?)

『…………』

(…………)

『ヴィストは可愛がっている甥っ子を私利私欲の塊のあいつらの傀儡にしたいの?』

(可愛がっている甥っ子の未来を狭めるの?)

『…………』

(…………)

『私はこの国……ううん、世界の人じゃないから自由に発言させてもらうけど、ヴィスト達がしようとしているのはあいつらの横暴を黙認する事よ?あいつらはあの子を傀儡にして自分の都合の良い様に様々な事を推しすすめるでしょうね。数年後、この国は今よりもっとひどい貧富の差が広がり、平民は地を這う生活をし、貴族は平民を人として見ることはせず贅沢な暮らしを謳歌しているでしょうね』

(私の世界でも幼い子供が王位に立つことはあった。あったけど、長続きしなかった。いつも幼王の後ろに立つ強欲な人たちの操り人形で、少しでも反抗的な行動を取れば簡単に命を奪われてきたわ。○○○○はあの子にそんな未来を与えたいの?)

『…………』

(…………)

『せめてあの子が成人するまで……自分で物事の判断ができる年になるまでは王位に就かせるべきじゃないわ』

(あの子が成人するまでの間だけでも代理に立つべきよ。あなたが……)

『それは、俺に王になれと?いくら先王の血を引いているからと言って半獣の俺が王位につけるわけないだろうが』

(俺は上に立つべき者じゃない。今まで自由気ままにやっていた俺の言う事など誰も聞かない)

『それは貴方の行動次第じゃない?私はあの子には普通の子と同じように学校に通って友人を作って広い視野を持ってもらいたい。幼い頃から王宮の奥に閉じ込めるんじゃなくてね』

(本当にそうかな?貴方の周りには【大勢の仲間】がいるのに?)

『…………』

(…………)

『私もあまり力になれないかもしれないけど協力するわ』

(私も手伝うから!だからあの子には楽しい子供時代の思い出をあげよう。父親のいない寂しさが吹き飛ぶくらいの楽しい思い出を作ってあげよう)

『……本当に俺で務まるのだろうか』

(あくまでもあいつが成人するまで……それでいいか?)

『大丈夫よ!貴方には人を引き付ける力があるもの!それに、貴方は気づいているはずよ。今、この国が変わろうとしていることを……』

(うん、きっと貴方なら素晴らしい国を作れると思うよ)



「ハイ、カット」

ブースの向こう側からかけられた声に俺は我に返った。

なんだ、今のは……

セリフをしゃべりながらも脳内ではモニターに描かれていた内容と似たような見たことがあるような場面が再生されていた。

今日は『王のヒミツ』というそこそこ人気にあるアニメの収録現場にいる。

俺は端役の獣人・ヴィスト役。

出番は少ないが、重要な役だと監督と脚本家、構成作家達に言われていたが……今日収録の台本を読んでキャスト全員が驚いたのだった。

今まで、端役だと思っていた俺の役が物語の後半の主役に格上げされたことが発覚したのだ。

俺たちの驚きを見て監督と脚本家とプロデューサーと構成作家達がほくそ笑んでいたのが何となく悔しい。

きっと視聴者も驚くだろうな。

いや、評価が荒れそうで怖いな……


それよりも、先ほどの収録時に脳内に流れた映像はなんだったんだろうか。

女性の声は翼ちゃんに似ていたような気がする。

カットの声がかかった瞬間にきれいに消えたけど……

うーん、昔に見た作品かなにかかな?

だけど、どこか懐かしい感じがしないでもない……


台本を手にボーっとしていたら監督に呼ばれた。

「ヒナ君、途中からしゃべり方を変えたようだけどあれはわざとかな?」

「え?」

「ヴィストが王位を継ぐ決意をした瞬間から、声を少し低めに変えただろう?」

「……すみません。俺は低くしたつもりは……」

「そうなのか?後でさっきのシーンを見直しておいてくれ。今後はあれくらいの低さで演じてくれ」

「わかりました。後で確認しておきます」

監督からその後少し指導が入った後、俺はほかの共演者たちと先ほど収録したものを見直し、撮り直しをいくつかしてスタジオを後にした。



数日後。

先日撮ったシーンが放送されると、ネット上は賛否両論だった。

物語全体を通してみれば、ヴィストの生い立ちは所々にちりばめられていたがそれに気づいた視聴者は少なかった。俺自身気づいていなかったけどね(笑)

だが、話数を重ねる毎に反対(メインを王弟と異世界からの聖女に戻せという)意見は沈静化していった。

それよりも、聖女と一緒に異世界から巻き込まれた友人とヴィストのロマンスに注目が集まった。

しかし、脚本家の近藤先生が言うにはこの二人は結ばれないという。(もちろん関係者以外知らない情報である)

近藤先生は「視聴者の予想通り二人がくっついたら面白くないじゃない!ここはあえて、離れ離れにさせるのよ。そのほうが盛り上がるわよ~」と息巻いていた。


最終回放送後、誰にも知らせずに元の世界に返った聖女の友人とヴィストを再会させてほしいという嘆願書が多数届いたとか。

その後、DVDの最終巻にドラマCDを特典につけるということで再びスタッフ・キャストが集まることとなった。

「ねえねえ、聖女の友人とヴィストって新録(ドラマCD)でくっつくかな?」

「うーん、近藤先生は頑なに二人をくっつけたがらなかったよな」

「じゃあさ、賭けない?二人がくっつくかどうか。負けたほうが夕飯を奢るってことで」

台本が配られる前にキャストとスタッフ入り乱れでそんな賭けが始まったのだった。

今回台本が収録日までに仕上がらず、当日ぎりぎりになったためにこんなことが起きたのだろう。

新録の後、映像特典で座談会も収録するとかで主だったキャストはスケジュールを調整したのでかなりの人数がスタジオに集まっている。

「ヒナ君はどっち?」

「俺?」

「うん、ヒナ君は聖女の友人とヴィストが結ばれると思う?」

「うーん、俺は結ばれない方に賭ける」

「えええええええええええ!?」

驚きの声に全員の視線が集まったように思う。

「な、なんで!?あんなに甘ったるい雰囲気醸し出していた二人だよ?王弟と聖女よりもラブラブに見えた二人だよ?」

こぶしを作って力説するのは聖女役を演じた女性声優。

俺の事務所の先輩でもある。

「あの近藤先生だよ?本編放送中にも二人をくっつけてほしいというファンからの要望を無視して、最後までくっつけなかったのにそう簡単にくっつけると思う?くっつけるなら本編でくっつけていたと思う」

俺の意見に『結ばれない』に賭けているいる人たちはうんうんと頷いている。

「えー、でも今回の新録ではわからないじゃない」

ぶーぶー文句を言いつつも、賭けは賭けとしっかり配分を考えているあたりすごい人だよ。


結果から言うと新録でも聖女の友人とヴィストが結ばれることはなかった。

ヴィストも聖女の友人も互いに想いを寄せてはいるがそれぞれの事情により離れることを決断したのだ。

新録の内容は聖女の友人の回顧録という形で物語の裏側を描いていた。

そこには本編では語られなかった聖女の友人という微妙な立ち位置が描かれていた。


「先生、なぜ二人を頑なにくっつけなかったんですか?」

すべての収録後、仮打ち上げと称して近くの居酒屋(実は貸切で予約してあった)に移動。

酒が入り少々無礼講気味になった頃、スタッフの一人が近藤先生に質問でーすといって話しかけた。

「んー?二人ってイツキとヴィストのこと?」

「私も理由聞きたいです!あんなにいい雰囲気出していたのに何でですか?」

聖女の友人・イツキ役の子も興味津々に話に加わっている。

「んー、原案者からこれだけは守ってほしいという項目だったからね~」

「え?この作品って近藤先生のオリジナルじゃないの?」

「ちーがーうーよ。私の大学時代の友人!今は学校の保健室の主をしている~」

「養護教諭が原案者!?」

「そ、昔から彼のアイデアは面白いんだけど、彼自身には文も絵も才能がないからってネタをよく貰っていたの。で、今回の『王のヒミツ』も昔貰ったアイデアの一つでね。映像化していいかって聞いたら快く快諾してくれたんだけど、ヴィストとイツキの関係設定だけはいじるなって言われたのよね」

コップにビールを並々と注ぎ、一気の飲み干す近藤先生。

「私もね、二人をくっつけたかったんだけど、何度書いても上手くまとまらないのよね。イツキの立場を考えるとね……だから逆に離れ離れにさせたらスムーズに指が動いたのよ」

先生の言葉に今日収録した内容を思い出し、全員がなぜか納得した。

「でね、彼にどうやったら二人を幸せにできるの~って聞いたら『さあ、それは神次第ですね』ってすっげーキラキラ笑顔で言いやがったのよ!きっとね、彼の理想がイツキなのよ!だからくっつけたがらないのよ!」



そんな打ち上げから数日後。

俺はなぜか、その原案者と喫茶店でお茶をしている。

たまたま収録スタジオで近藤先生に会い、「この後暇か~」と言われ久龍さんが「20時に次の収録が……」と答えたら有無を言わさず近くの喫茶店に連れ込まれ(久龍さんは苦笑しながら後をついてきた)『王のヒミツ』の原案者だという人に引き合わされたのだった。

原案者である春江(はるえ)絵斗(えど)さんは笑顔の素敵なイケメンさんだ。

現に店内の女性客のみならず男性客からも熱い視線を感じる。

「実はずっと君に会ってみたかったんだ」

運ばれてきたコーヒーを一口飲んだ後、春江さんはにっこりと笑みを浮かべながらそう言った。

「近藤があれを映像化するって聞いた時はそれほど期待してなかったんだよね」

「なんだと!?」

「あれはある意味見る者の意見が真っ二つになる作品だからね」

春江さんの隣に座っている近藤先生がムスッとしながらもどこか納得しているような表情を浮かべている。

「まあね、私もプレゼン資料を作っている時にボツになると思っていたんだよね。ただ、最近は人気ゲームや漫画・小説の原作ありきの作品ばかりだったから博打的な意味で推し進めたんだよな~」

その時のことを思い出しているのか近藤先生は遠い目をしていた。

「だが、近藤はうまい具合に料理してくれたよ」

「そうか?」

「ああ、予想以上の出来だった。特に後半は俺の予想通りの展開が続いていて驚いたよ。これは日向君のお蔭でもあるね」

「俺?」

「ああ、昔夢に出てきた彼そのものだったよ」

「夢?」

首をかしげる俺に春江さんは小さく頷いた。

「近藤たちに渡しているネタはね、ほとんどが俺が小さい頃から繰り返し見る夢が元なんだよ。周りに言っても『想像力が豊かね~』で終わっていたけどね。そうそう、夢の中で見たイツキとそっくりな子をうちの学校で見つけちゃったんだよね~」

「え?マジ?」

近藤先生がコーヒーカップ片手に固まっている。

「ああ、まあ似ているといっても雰囲気がってだけだけどね。もしイツキが現実にいたらこんな子だろうなって思う程度だけどね」

ちらりと俺を見る春江さん。

なんで俺の方を見るんだ?

しかも、ちょっと意地の悪い笑みを浮かべて……

「ほら、これがその子」

スマフォを取り出し近藤さんに見せている春江さん。

久龍さんも身の乗り出して覗き込んでいる。

「うわ~!すっげー美少女!」

「あれ?翼ちゃん!?」

近藤さんと久龍さんがそれぞれ驚きの声を上げた。

「あれ?久龍さん、彼女のことご存じなのですか?」

近藤さんがスマフォを春江さんに返しながら興味津々の顔で尋ねてくる。

「ええ、黒兎がデビューした頃ですから……彼女が小学生の頃からの知り合いですね」

ちらりと俺の方を見る久龍さん。

「現在、うちの社長がスカウトしているのですがなかなか色よい返事が貰えずにいます」

「へ~君のとこの社長直々に?」

「ええ、先日、彼女の学校の文化祭の時の写真を見た社長がえらく気に入ってしまって……ですが、きっと社長の負けでしょうね。翼ちゃんは二次元の世界は好きですけど、自分は見ている方が好きってタイプですから。『王のヒミツ』も欠かさず見ていたそうですよ。DVDや関連CDも集めているとか」

それは初耳です、久龍さん。

久龍さんなんでそんなに翼ちゃんと仲いいんですかね~

嫉妬の意味を込めて久龍さんを睨むとにやりと口元が上がった。

「そうそう、翼ちゃんの兄(だいちくん)情報だとヴィストのグッズをかなり集めているそうだよ」

「ほ~、それは彼女が日向君のファンだからかな?」

にやにやした視線を送るのやめてください、近藤さん!春江さん!

俺は居たたまれなくなって俯いてしまう。

「いや、今まで翼ちゃんはグッズ関連はあまり買ってなかったですね。どちらかというと黒兎の双子の妹である七海ちゃんが買って押し付ける…って感じでしたからね。翼ちゃん自ら買ったのはヴィスト関連だけですね」

「へ~、もしかしたら堂元さんの理想の男性像なのかな?」

春江先生の何気ない言葉に俺はビクッとなってしまった。

「ヴィストのような男はそうそういないって!二次元だから許されるんだよ。あんなハイスペックキャラは」

きゃははと笑う近藤先生に春江さんは小さく頷きながらも

「一人の女性だけを思い続けるという一途さに憧れているのかもしれないよ」

となぜか優しい眼差しを俺の方に向けていた。

もし、この場に七海がいたらきっとあらぬ方向の妄想に思考を飛ばし、夜にサークル仲間と盛り上がるだろうと想像してしまう自分に思わずため息が出た。

「一途さで言ったら黒兎も一途だよね~」

久龍さん、頼むから他人の前でだけはやめて……

せめて、身内しかいない場所でその発言して……

「もう5年だっけ?」

「久龍さん……近藤さんにネタを提供するような発言は控えてください」

「ヒナ君の片思い話なら業界内ではかなり有名だけど?」

「は!?」

近藤先生の言葉に思わずコーヒーカップに伸ばした手を思わず止めてしまった。

「最初は君と同じ事務所の子からそれとなく話が流れてきていたんだよ。『日向黒兎はとある少女に絶賛片思い中だ』って」

優雅にコーヒーに口をつける近藤さんの隣で春江さんが口元を手で押さえ笑いをこらえている。

久龍さんは額に手を当てて『あちゃ~』とかつぶやいている。

「その子たちにそれとなく世間話程度で聞いた話だと、長年『兄』として接していたために異性として見られず、告白もできずにいるへたれ野郎……ということになっているよ」

誰だよ!

いったい誰がそんな話したんだよ~!!

「最初の1~2年は温かく見守ろう派と隙あらばヒナ君を狙おう派がいたけど、ここ最近ではいつになったら告白するんだろうね~って業界内で賭けが始まっているくらいだぞ?」

ひょうひょうと答える近藤さんに俺は言葉が出なかった。

「日向君は知らなかったみたいだね」

笑いを抑えた春江さんがコーヒーを飲みながら落ち着きを取り戻していた。

「私も知りませんでした。知っていたら参加していたのに」

「久龍さん!」

とんでもないことを言い出す久龍さん。

「ちなみに、私は彼女が成人するまでウジウジしているに入れたわよ」

「は?」

「『兄』ポジにいるってことは彼女はヒナ君よりかなり年下。でもって、七海ちゃんからの情報で彼女が現在高校生であることもすでにばれているわよ」

おーい、七海。いったいどんな情報流しているんだよ。

そういえば、七海と近藤先生は趣味が似ているらしく俺がデビューした時から親しくしていたような……

「ちなみに一番多いのが『彼女に近づく男の存在を知ってあわてて告白する』が4割くらいよ」

「なんですが、その具体的な例は……」

テーブルにうつ伏せになりそうなのを堪えて何とか姿勢を正した。

「あー、でも案外間違ってないかもしれませんよ。学校での彼女は今、人気急上昇中ですから」

面白そうに笑う春江さんに近藤さんが詳しく~とか言っている。

「ああ、そういえば俺も知る限り、クラスメートに部活仲間、あと生徒会の先輩とかもいたね。翼ちゃんの近くに」

「ええ、その輪は日に日に増えて、今ではだれが言い出したのか非公認のファンクラブまでありますよ」

「は!?」

「そういえば、保健室でサボっていた子たちがクリスマスまでに告白するって言ってましたね」

「な!?」

「もっとも、彼女は異性から向けられる恋愛感情には鈍感らしく素晴らしいスルースキルを発動していますけどね」

学校内での翼ちゃんの話を聞けるのはうれしいが……これはうかうかしていられないという焦燥感が俺を圧迫する。

「あ、そうそう。堂元さんね、君の話をする時、すっごい笑顔で話すんだよね。周りの男共が嫉妬するほどに」

「え?」

「俺は望み薄だとは思わないってこと」

パチンとウィンクする春江さんに思わず顔が赤くなっていないか頬に手を当ててしまった。

「君が躊躇している理由は分からないでもない。『兄』として接していたのにいきなり『異性』として見てくれなんて言いにくいと思う。今の関係が崩れるのが怖い、告白したことで今までのように接することができないと臆病になるのもわかる。だけどね、想いは言葉に乗せないと伝わらないものだよ」

春江さんの言葉は俺の胸に突き刺さった。

「へ~、春江にも身に覚えがあることなの?」

にやにやと笑っている近藤先生だが春江さんは内緒だとそれ以上は言わなかった。



別れ際、春江さんに言われた。

「『何事もやらずに後悔するよりも、何か行動を起こしてから後悔した方がいい』それが君のためにもなる」

「え?」

「もともとこの言葉は俺の知り合いが俺に教えてくれた言葉なんだ。何もせず後から悔いて嘆くよりも、何か行動を起こした後に悔いたほうが心の負担が減るって言われてね。もっともすべてがそれにあてはまるわけではないけどね……この言葉は俺の座右の銘なんだ」

「…………」

「どう行動するかは君次第だけど、何事も行動に起こさなければ始まらないってことだけは忘れないで」

「はい、ありがとうございます」

「頑張って!俺でよければいつでも相談に乗るから」

春江さんからケータイの番号とアドレスを交換した後、俺たちは別れた。




その後、たびたび春江さんに(いろんなことを)相談する俺に久龍さんが呆れたような表情を浮かべていた。

しかし、春江さんは嫌な顔一つせず親身に相談に乗ってくれた。

相談するうちに、なんだかとても懐かしい気持ちになるのはなんでだろう。



時系列がごちゃごちゃになっている<(゜ロ゜;)>


『王のヒミツ』は春江絵斗の前世の話(周りには夢で見たと言っている)を断片的に脚本家の近藤がアイデアとして貰い受け、構成作家や監督たちと協議しながら脚本を書き上げたということになっています。

ちなみに脚本家の近藤は女性です(`・ω・´)


『最後の召喚』のヴィートが『王のヒミツ』のヴィスト

『最後の召喚』のジュリが『王のヒミツ』のイツキ

に当たります。

本当は全く関係ないキャラにしたかったんだけど……話的に無理でしたorz


『最後の召喚』を読んでいない人にはわかりづらくてすみません……

もっとうまく表現できるようになりたい……


そして今回も絡みがない主役たち……

いい加減後ろから刺されそうだな……( ̄Д ̄;;



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