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ep.6

このひとつ前の話、少し、てかかなり編集しました。

ぜひご確認ください。


それと、お気に入り登録ありがとうございますです!!!

めちゃめちゃうれしいもんですね♪


これからもどうぞおつきあいくださいませ。

「はい。それでは『Amount Test』始めましょうか。


内容は簡単。

ここにある、測定機に3秒間魔力を流すだけでいいわ。


評価は、


100でS

99~75でA

74~50でB

49~30でC

それ以下はDという判定になるわ。


まぁ、高校2年の平均がだいたい45くらいだから。

自信のある人は、B評価を目指しましょう!」



九条先生が説明している中、俺はマイのほうへ話を振る。


「なぁ、マイ。

魔力量100ってどれくらいの量なんだ?」


「S評価は、一流と呼ばれる人のなかでもほんのひとにぎりしかいないわ。


学生ならなおさらね。


だいたい、評価Sあれば、超級が2、3発はぎりぎり打てるくらいの量に匹敵するそうよ。」


「ふーん、そうなのか。

マイはだいたいどれくらいなのか?」


「私は、去年の1月に計ったら、だいたい60前後だったわね。

うちの家の方針でどうしても『技術』の方の鍛錬ばかりだし。

魔力量の鍛錬も、あんまりしてないから今年もあんまり変わってないと思うわ。」


「てことは、マイはB評価か。

すげぇな、マイは。」


「それほどでもないけどね・・・・って。

どうしたの?ユーマ?」


「・・・ほっといてくれ。」


「??ユーマはいったいどうしたんだ?」


「あぁ、たぶんユーマは得意の『MA』が終わってしまったから落ち込んでるのよ。

残ってるのは、苦手な試験だけだしね。」


「けっ!いんだよ、俺は。

『MA』を究めてやるから!!」


「はいはい、ふてくされないの!」


「ちょっと、思ったんだが、マイとユーマは知り合いなのか??」


「あぁ、こいつ、マイとは腐れ縁さ。

ちっさいころから何かと一緒にいるんで、仲は良いかな。」


「そうそう。まぁ、俗にいう色々あるってやつよ。」


「ふーん。」



まぁ、理由はそれだけじゃないだろうが・・・。

俺がとやかく掘り返すことでもないか。



「てことで、俺が先陣を切るぜ!」


「おう。行って来い。」


「ま、どーせ赤点だろうけどな!」




と、ユーマが測定機に手を置く。



『測定器』の形は、長さ30センチ、高さ10センチ、奥行き15センチくらいの

箱型をしている。


その上に手をのせ、反対側の側面のディスプレイに魔力量を数値化して表すらしい。



「吉柳くん。28だからDね。」


「くっそ、やっぱ伸びてねぇかー!!」


「仕方ないわよ。ま、次に期待ね!」


「ういっす・・・」





「おかえり、ユーマ。」


「はぁ、わかってても落ち込むぜ。

魔法学校に来たのに魔法が使えねぇなんてよ。」


「まぁ、あと2年もあるわけだし!


地道にがんばりましょ!」


「そうだな。って、マイは終わったのか?」


「うん、さっき。」


「え?早くないか?」


「実は、先生に免除して貰ったのよ。

たぶん伸びてないから、前回のを引き継いでくださいて。」


「そんなことができるのか?」


「まぁ、いんじゃない??」


「ふーん、あ、そろそろ俺の順番だ。


行ってくる。」


「おう、行ってこい!」




「んじゃ、柊くん。ここに手を置いてね。」


「はい。」



そっと、測定器に手をのせる。



・・・・・


・・・ん?これは、、、


よし、ちょっとやってみるか。


・・・・・



「はい。柊くん、魔力量29。惜しいわね、もうすこしでC評価だったのに。」


「あ、大丈夫です。ありがとうございました。」





「どうだった?」


「ん?29点だったが?」


「うわ、惜しいね??」


「ま、あんまり気にしてないし。

これからぼちぼち頑張っていくさ、な?ユーマ」


「おう!その通りだぜ!!」


「んじゃ、次に行きますか。」


「最後は、『Quality Test』だね!」








Side:九条 


「さて、最後は『QT』か。」


今日は、私が受け持っているクラスの『MAT』の監督をしている。


あとは残り一つの試験を残すのみ。


はぁ、早く終わらないかなぁ。



「あら?」


この測定器、ひびが入って・・・


「って、まさか!?」


私はいそいで測定機に手をのせる。



「・・・くっ!やっぱり・・・」



やはり、故障してるわ。


私の『魔力量』は、だいたい75。


その私が、魔力を込め続けても数値は、


『29』



これ以上は、上がらない。


もしかしたら、彼の結果は違っていたのかも・・・?


いや、でも彼の測定後に壊れたかもしれないし・・・。



ほかに、『29』の生徒いたかしら?





「いないわね。」


確認できるだけ生徒を調べたが、『29』を出していたのは

あの彼だけ。


・・・そういえば、彼、魔力を込める前に少し笑っていたわね。


まさか、この故障に気づいていた?


いや、そんなことはないわね。

こんなことに気づけるのは一流の魔法師だけ。



・・・ふぅ、考えすぎね。


あの子のランクはたしか3トリプル

過度な思い入れは駄目ね。


さて、さっさと終わらせましょう。







Side:???


やはり、九条の嬢ちゃんじゃ気づかぬか。

まぁ、あやつは魔力を『視認』できんからの。

仕方ないといえばそれまでなんじゃが。




しかし、あやつ。

何をふざけておるんだか。

いくら壊れていると気づいたからと言って「A評価相当」の魔力を注ぎ込むなんての。


ま、それでもアレによってあやつは全力は出せぬがな。


そういえば、あやつはちゃんと儂の指示を聞いとるのかの?


この試験が終わったら、教頭にでも結果を持ってこさせようかの。



さて、儂はそれまで茶でもすすっとくか。



あとは、ひとつですね。

今回、やっと主人公の力の片鱗がでました。

これから、主人公はどんどん力を発揮します!

それまで、気長におつきあいください・・・

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