ep.4
「舞衣」の表示を変えます。
登場人物は、初登場は漢字で。
そのご、主要キャラはカタカナで表記しますので、あしからず・・・。
「今年からMATの実施要項が変わるから、注意してきいてね。
まず、日程は2日間にわたって行われるわ。
今日は、筆記試験を行う予定。
そして明日が、実技試験。
この学校は生徒数の割に講師の数が少ないからね。」
九条先生が、MATについて説明している。
まぁ、とにかく今日の筆記試験、頑張りますか。
「それでは、始めてください。」
筆記試験がスタートした。
内容は、魔法の基礎知識だ。
たとえば、、、
『魔法の魔力の色、8色答えなさい。』
とか、
『魔法の種類について答えなさい。』
などなど・・・。
あ、ちなみに二つ目について回答すると・・・。
魔法には、いくつか段階、階級があって。
下級魔法、中級、上級、超級、聖級、神級。
そして、今はほとんど使われていないけど、
古代魔法、固有魔法、精霊魔法がある。
使われてない理由は、現代の魔法のほうがすぐれているからだ。
どう優れているかというと・・・まぁ、また語る機会があるだろう。
この世の魔法は、万能ではない。
簡単に言うと、
「自分の力にあった魔法しか使えない。」
ということだ。
魔法を発動する際に必要なのは、『魔力』である。
では、魔力があれば魔法は使えるのか?
答えは、NOだ。
魔力においても、必要な項目がある。
まずは、『量』。
さっき話した、魔法の階級。
わかると思うが、階級が上がればその分魔力の量も膨大になる。
この魔力の量は、才能に左右されない。
鍛えれば鍛えるほど、その量は多くなる。
しかし、現代の魔法師の平均魔法量は少ない。
せいぜい上級魔法3発分である。
これは、「鍛える方法」に問題がある。
魔法量の底上げには、文字通り死ぬ思いをしなければならない。
方法はただ一つ。
「魔力を使い切ること。」
魔力を使い切ると、倦怠感から始まり、体は全く動かず、
呼吸困難などに陥る。
その時の苦痛は半端ではない。
今の平均量以上の魔力量を獲得するには、それ相応の時間と体力が必要となる。
だからほとんどの魔法師がある程度の量を保有できるようになれば、あとは『技術』で勝負、となるわけだ。
もうひとつの要因は、『質』である。
質が高ければ高いほど、高威力、高密度の魔法が繰り出せる。
高い質の場合は、その魔力の色がはっきりとしている。
「濃い」場合や、「澄んだ」場合などがある。
この『質』は「才能」、また「血筋」に左右される。
魔法にあまり関わりのない家は『質』は低く。
昔から魔法に関わってきた家はその分『質』は高くなる。
「血筋」の話が出たが、この日本にもそれぞれの魔力の色に応じた「名家」が存在する。
赤・『桐生』(きりゅう)
青・『妃』(きさき)
黄・『龍仙』(りゅうぜん)
緑・『魅緑』(みろく)
紺・『観鏡』(みかがみ)
紫・『星条』(せいじょう)
白・『光宮』(ひかりのみや)
黒・『御影』(みかげ)
の『八名家』である。
お気づきかもしれないが、俺の隣のマイも「名家」のお嬢様だ。
そしておそらくあいつも・・・・
まぁ、そんなことで態度は変えたりしないがな。
と、話がそれたな。
まぁ、頑張るといいましたが。
俺にもいろいろ事情がありまして・・・。
さて、どうするか・・・・
「シュウー・・・、どうだったー・・?」
「お前はまるわかりだな、ユーマ。」
「うるせぇー・・・。ちぇっ!
どうせ俺は脳筋のばかですよー、だ!」
「いや、そこまで言ってないが・・・・。」
「んで、シュウくんは筆記どうだった??」
「俺は、魔法面はからっきしだからなぁ。
マイはどうだったんだ?」
「私は、いつも通りかな!」
「てことは、またお前が1位か・・・。」
「え?マイ、お前ランク1位なのか?」
「うん、ま、一応ね!」
「へぇ、そうなのか。
すげぇな。魔法学校のトップなんて!
よっぽど、勉強したんだろうな。」
「・・・え?そ、それだけ??」
「それだけって??十分すげぇじゃねぇか。
今度、俺にも教えてくれよ。」
「・・・うん!もちろん!!」
「なんだ??ずいぶん嬉しそうだな!
まさか・・??」
「ちょ、そんなんじゃないわよっ!」
???
ユーマとマイがなんか言い合ってるが、、、。
まぁ、ほっておいていいだろう。
はぁ、明日は実技か・・・・。
どう乗り切ろう・・・。
主人公は力を隠しています。
なぜかというと、まぁいろいろあるものです。(笑)
次は、実技試験です。
一応、主人公の力のいったんは見せる・・・はずです。