ep,16
お久しぶりです。
最近忙しくてなかなか更新できなくて申し訳ないです!!
今回は、あまり話が動きません。
でも。暖かな目で見てくださると幸いです・・・。
「はーい、席についてー。
HR始めるわよー。」
九条先生が、HRの開始を告げる。
俺たちは、それぞれが席へと座る。
今日は、何するのかな・・・・
「今日のHRでは、チームを作ってもらいます。」
・・・チーム?
「来週から、GWが始まりますね?
GWが開けたら、授業内容として、『集団戦』を
履修してもらうことになります。」
なるほど、GWが始まるまでにチームを作成し。
あわよくば、そのチームでGWの間に交流を深めておけと。
「そして、1チームの人数は6人となっています。
『集団戦』なので、前衛と後衛のバランスも考えてくださいね。
あ、ちなみに。前衛と後衛の人数比に縛りはないです。」
ということは、「前衛6人のチーム」とかも作っていいわけか。
・・・まぁ、そんなことしたらチームとしては
あまり成り立たない気がするが・・・。
「では、これからは自由とします。
チームが出来たところから帰っても構いません。
あ、この時間内に作れなかったら、来週までには
作っておいてくださいね。
来週の初めに、登録用紙を記入してもらいますので・・・」
「シュウー、俺と組んでくれねえか?」
「ん。俺は構わないぞ。」
ユーマからのお誘い、断る理由もないし
他に頼る人もいないのでありがたく受けておこう。
「・・・シュウくん。私も・・・だめ、かな?」
と、マイも申し訳なさそうに聞いてくる。
「俺は構わないが・・。
ほんとに俺とでいいのか?
マイほどの実力だったら引く手数多だろう?」
マイは、前回の『MAT』では学年トップだ。
それほどの逸材を他の奴が放っておくとは思わないが・・・
「いいのいいの。やっぱりさチームは気心しれた
人たちとがいいじゃない?」
「・・・そうなのか?」
「そーなのっ!ね?・・・いいかな?」
「いいかな?」って言われても。
そりゃもちろん・・・・
「OK以外に選択肢はないだろう?」
これほど心強い仲間はいないだろう。
「ほんと!?やった!ありがとうっ!!」
と、マイは満面の笑みを向けてくる。
そんなにうれしいのか?
「だったら、ウチも大丈夫だよねー??」
後ろからの声に振り替えるとムイがいた。
「シュウくん!ウチもチームに入れてもらうからね!」
「構わないが・・・・。なぜ二人とも俺の許可だけ取るんだ?」
「「ユーマはどうでもいいし。」」
「おっふ・・・」
姉妹の息ピッタリの攻撃に思わずダウンするユーマだった。
「これで、4人か。」
「そうだねー。あと二人捕まえないと!」
「っていっても誰を入れるよ?」
「うーん・・・そうだねぇ・・・。」
俺は、このメンバー以外に知り合いっていえる人が
いないから黙って聞いておこう。
「このメンバーのタイプを考えると・・・。」
「私は、後衛かな?」
「ウチもどっちかといえば前衛・・・かな?」
「俺はマイといっしょだな。」
「てことは、なるべく前衛がほしいな・・・」
「シュウくんは前衛なの?」
「まぁ、俺は魔法がな・・・。
今回は前衛で体を張らせてもらうよ。」
「そっか。だったら前衛の人を当たってみようよ!」
「そうだな。」
「やっぱ、みんなきまっちゃってるね。」
「そうだな。もうHR終わってる時間だしな。」
時間もたって、あれから一人もメンバーが増えていない。
マイやムイの友達も、俺やユーマがいることから
こっちに近寄ってこない。
「なんか、すまんな。
足引っ張てしまって・・。」
俺は、この学校では『落ちこぼれ』だしな。
俺がいるチームではなるべく関わりたくないだろう。
だから俺は、みんなに申し訳なくなってきた。
いろんな意味で。
「な、なにいってんの!
シュウくんは関係ないでしょ!??」
「そうそう!まぁ、俺がバカだからな!
俺と一緒が嫌なんだろ!」
「そう、そーよ!!
ユーマが、バカでボケでどあほだからよ!」
「ちょ、お前!それは言いすぎだろ!!」
「あ、間違えた!
ユーマの顔がいかつくてみんな怖がってるだけだから!」
「おい!俺の悪口になってないか!!?」
「うるさいわねぇ!少し黙っときなさいよ!」
「な、なんだと!?」
と、マイとユーマが騒ぎ始めた。
二人とも俺をかばってくれてるのがわかる。
「そうよ。シュくんのせいじゃないのよ。」
と、となりからムイも声をかけてくる。
「嫌なら嫌でいいのよ。
ウチらと組みたいって人が居ればそれでいいじゃない?」
ムイが前向きなことを言う。
その通りだ。
うじうじしても始まらない。
「ありがとな、みんな。」
俺は、俺のことをちゃんと考えてくれてる人たちに
お礼の言葉を向ける。
やっぱ、こいつらは。
絶対、大切にしよう。
長くなりそうなので2分割します。
お分かりのとおりあと二人新キャラをだそうかと。
近いうちに更新するので、よろしくです。