プロローグ
逢った時から、
運命を感じました。
引かないで下さい。
私を、どんなにキライでいても。
小学校、始業式。
私たちは、今年5年生になった。
私は、西原麻紀。(にしはらまき)
東小5年生。
好きな人不在。
この前まで好きだった人はいたけど、
実は、無理やり好き、と言ったのだ。
まぁ、友達にだけど。
好きな人を強制的に作れ!との事で…
もちろん、そんな好きとも思わないやつだったから、今なんか、ぜーんぜん。
今、先生から、軽い説明があった。
…あまり聞いてなかった。
そういえば、私は、
名簿にいた、“神山”(かみやま)ってやつ。
そんな人いたっけ?って思ったんだけど…
あ、あの席!
11番…かな?
って、えっ??
あれって!
“眞田”(さなだ)!?
うそ…!
あの、低学年の頃、言い合いしてた!?
あいつ、変わってなぁい!
天パもそのまんまだし!
いやぁ、あいつ、まじあの頃キライだったなぁ…
めっちゃムカつくんだよ!
優しさのかけらなんて、見当たらなかったし!
あれから全然関わってなかったから…
うーん、2、3年ぶり?
数字だけだと、あまり経ってないみたい。
でも、かなり久々なんだよなぁ…
って、なんで名前変わってんの!?w
『それじゃあ、今から早速委員決めます。
5年生から、高学年です。
なので、委員会にもみんな入ります。
じゃあ、学級委員から順番に決めていきます。』
学級委員かぁ…
どんな事するのかなぁ?
私は割とリーダー系好きだし…
どーしよかな?
…まぁいーや!
誰もいなかったら挙げよ!
『男女1人ずつね。
じゃあ、男子でやりたい人?』
すぐ、手が挙がった。
『じゃあ、決まりね。』
パチパチパチ…
『男子の学級委員は、神山さんに決まり。』
はじめまして!
新連載です!
バンバン書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
感想・意見お待ちしております!