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死神現る(2)
そんなある日。
本日は日曜日。
ピンポーン
朝から家のチャイムが鳴った。
どうせ宗教勧誘かセールスだろと思い、悠斗はチャイムを無視してまた眠りにつこうとした。
ピンポンピンポンピンポーン
しかし、一向に鳴りやむことがない。
半分寝ぼけた頭のまま起き上がり玄関へと向かった。
「はいー…どちらさんですか?」
声をかけてみるが応答がない。
あれ?と思いながら恐る恐る玄関のドアをあけた。
するとそこには恐らく自分と同い年ぐらいであろう女の子が立っている。
そしてただの女の子ではなく、悠斗の理想を絵に描いたような美少女であった。
少し気になる点として、全身黒の服で黒いマントのようなものも身に付けていた。
あまりの可愛さにしばらく思考が停止してしまったが、正気を取り戻しとりあえず状況を把握してみることにした。